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私にとっての発達障害

重度ADHDを診断された私ですが発覚したのは成人してから。
いわゆる大人の発達障害です。

お薬は最初アトモキセチンのみでしたが、看護の実習が始まるまでに両方のお薬を知りたく試した結果、アトモキセチンを毎日+活動する日のみコンサータを飲むのが私には合っていました。

元々ナルコプレシーのような症状があった私はアトモキセチンによって睡眠障害の改善がありました。1日10時間は必須の過眠レベルだった睡眠時間も適切な長さになり、2日に1回はあった金縛りも1ヶ月に2,3回程に減りました。

赤ちゃんの頃はほとんど寝る子だったため母いわく夜泣きなどの面では兄弟の中で1番子育てが楽だったそうです。

コンサータについて最近実感することは、明らかに普段の生活の段取りが上手くなること。
正直、大学生活を続けるにおいてコンサータは私にとって必須とも言えます。

最近「私も発達障害かも」「診断してないけど多分発達障害だと思う」という声をよく見かけます。
色々身近で悩んでいる人もいたりして、発達障害を公表している私の元に相談して頂くこともあります。

そのときに必ずお応えしているのは

「発達障害の症状のリストの中で自身が困っていることがあれば発達障害を扱うお医者さんに相談すべき」

ということです。

正直困っていなければ発達障害はなんら問題がないものと私は考えています。
周りが個性と理解し、本人の自己肯定感もしっかりあって自身で問題なく生活出来ている発達障害の方もきっといます。そのような人は無理にお薬を飲まなくてもよいのです。

発達障害の診断の必要性というものは、症状に悩んでいる時点で発生するもの。
・時間配分が出来ない
・ミスが多い
・落ち着きがない…etc
これらから普段の生活に支障が出ている、自身を責めてしまい2次障害が発生しているのであれば専門家に相談すべきです。

なぜこのようにshouldで私はお伝えするのか。
私自身の経験からです。

私は小学校のときから遅刻や忘れ物が多く、
「なぜ急げないのか」
「なぜ予め確認が出来ないのか」

と言われる場面が多かったです。
特に中学校では部活での遅刻が多く、教師からの叱責が絶えず「自分は人に嫌われる性格なのだ」と自分を責めることが多かったです。

高校でも変わらず、悩んだ末色んな病院で相談に行きましたがたらい回しにされる日々。
ある時の看護師さんには
「なんで学校に間に合わせられないの、みんな出来ているでしょう」と言われ
地元の精神科では
「それはただの甘えです。あなたは怠けているだけだ」と言われ。

今の自分が嫌だから治したくて相談に来ているのに、結局は怠けている自分のせいだと言われ続け、自己肯定感はなくなり体調不良も続き、授業中に急に泣き出したり過呼吸を起こすようになりました。

高校ではみんなが優しくて大丈夫だったのですが、それでも「心の中ではどう思われているのだろう」といつも不安でした。
特に、一緒にいつもいてくれ慰めてくれた友達のみんなが変な目で見られていないか不安がありました。

初めて発達障害というものを知ったのは大学に入ってから。しかし最初は知った上でも「私より大変な人がいるんだな、私は怠けているんだろうな」と思っていました。

そんな私が発達障害の相談をしに動いたきっかけはお恥ずかしながら大学の留年が決定したときです。出席日数や提出物諸々、単位が足りず留年通告。

このままではダメだ

地元には発達障害を扱っている病院がなかったので自分で病院を調べ、予定を合わせて病院に向かいました。自分なりに今までの人生や困っていることをまとめたメモを用意し、メモを見ながら話しました。
お医者さんは全て頷きながら聞いてくれ、「一旦メモ確認していい?」と私のメモを読んで第一声。

すごく悩んでるじゃん。よく頑張ったね。

既に涙を流しながらメモを読みながら相談していたのですが、そのお医者さんの言葉についに号泣してました。その時の私の気持ちは今思えばやっと肩の荷が降りたような安心感。

その後お医者さんが変わり、本格的に発達障害について今後どうしていくかお話してくださいました。
私としては発達障害と診断してもらいお薬を試してみたい。その日はお医者さんには「片足突っ込んでるレベルのADHDかな」と予想を言われていました。

そして次の受診にてチェックシートのADHDの診断と自閉症スペクトラムの診断を受けた結果、重度ADHDと軽度アスペと発覚。
「うーん、蓋を開けてみれば真っ黒なADHDだったね。大変だったね。」

長くなりましたがここまでが私のADHDのお薬を飲むようになった経緯です。
私にとっての発達障害は、頑張りたいのに頑張れないもどかしいものと思っています。

自分と向き合って前に進めている今が楽しくて仕方なくて、私と似たように悩んでいる人には知ってもらいたくて今回ここに記させて頂きました。
誰かのお役に立てたら幸いです。
今後は自分と向き合った上で、ADHDや他の症状について色々記していけたらいいなと思っております。

最後までご覧頂きありがとうございました。

Mette.

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