中島真也

元スーパー精肉部主任。その後食肉営業に転職。現在は田舎の出版社勤務。 ネット上では過去…

中島真也

元スーパー精肉部主任。その後食肉営業に転職。現在は田舎の出版社勤務。 ネット上では過去ゲーム実況、生配信で活動。CoCシナリオ「忘れられない夏よ」等を書いたりしてました。 現在は同人サークル「不法投棄」に所属しています。 今までの人生でのエッセイもどきを書きます。

マガジン

  • 雑箱

    何処にも属さない雑記

  • 漫画「ハクトウマン」

    青春漫画です。

  • 遊泳編

    中島真也がまだ配信者だったころのお話

  • 肉屋編

    中島真也スーパー精肉部時代、肉営業時代のお話

  • 青春編

    中島真也の学生時代のお話

最近の記事

アンパンマンの世界で俺はイザナギになった

妄想力。どんな人間も妄想も想像もするだろう。かくいう俺も妄想の成れの果てとしてこの腐敗した世界に堕ちて生く29年。中学生の頃からちっとも変わらない妄想少年は妄想中年になってしまったのだ。 もちろん今でも寝る時に世界を救う妄想もするし、限りなく様々世界を渡り歩いて来た俺。 ただ俺は自分をあんまり主人公にした妄想をしないのだ。 その世界の脇役として、更に限りなく俺として存在するのが楽しいのだ。1クールに1回あるかないかでメインになったらいいなくらい。キャラクターのすり替えは行わず

    • レターマン

      毎月一回はエッセイを書こうと思って始めたnoteもシナリオ書くのに集中していたのか、すっかり9月以降書いてなかった。なのでまた書こうかと思ったり思わなかったり。 年賀状。最早死を迎えているようなあの紙。30も手前になりもう年始挨拶も会社くらいだけになったわけだが、小中学からの15ないし20年くらいの付き合いの友人からは年賀状が届くようになった。どうやら大人なのでこういうのもしなければいけないのではとかなんとか。なるほど。それもそうかもしれん。 そういえば今の子供って手紙を書

      • 赤色のワークス

        アルトワークス。スズキの車でとにかくバチクソパワーのあったエンジンで軽自動車にしては気合の入った車。 これの赤色が中島家での愛車だった。ライトのお目目がまんまるのやつ。 俺が生まれる前から存在したその赤色のワークスはハンドルは木目のやつに取っ替えられて走ればターボついてるからお前大丈夫か身体ってくらいの加速で走っていた。そうだアレは二代目のワークスだったと思う。新古車で買ったされるその車はおかんの車で車屋に騙されたのかおとんが乗るとこれ事故車やんけとすぐにわかったらしい。あと

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          ハクトウマン 第1話

        アンパンマンの世界で俺はイザナギになった

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        記事

          俺たち華のなろう系

          実家の自分の部屋を掃除しているともう使わねえだろと思う本だったり小物だったりが出てくる。学生の時の学生証だったりなんだり。学生の時謎にコンドームを交換する文化がありそのコンドームとか。 そんな中、昔のゲームの説明書やら攻略本が出てきた。掃除中に出てくるというのがイヤらしいもんで彼らの登場により、いや掃除をしなければいかん!という気持ちもガバガバ水際対策により呆気なく崩壊するんだが。 昔の攻略本とかは、ここからは君の目で確かめてくれ!というシステムが多かった気がする。今本屋に

          俺たち華のなろう系

          2009年9月23日の生配信チャットログ

          中島真也テキストアーカイブ。生配信のチャットのログだけ残っていました。当時中島16歳。当時と全く違う雰囲気でも。今で言うコメントってとこですかね。 当時実況して1年経っての1周年配信とかしてたやつです。 ------------------------------------------------------------------- 20:48 (shinya126) 9時からはじめます 20:50 *shinya126 topic : 9時より実況1周年記念配信時

          2009年9月23日の生配信チャットログ

          渾名棚

          こ...渾名。いや、未だに見間違えるわ。よく使う言葉なのに漢字にされると誰だお前ってなる。いつも学校で地味だった委員長がいて、ちょっとクラスのみんなで学園祭の打ち上げでファミレス行こうかってなってなかなか見ないみんなの私服でゲラゲラしてたらすごい可愛い子が来て、え、誰?委員長?みたいなそんなドキがムネムネ 今は小学校でも渾名をつけることは少ないらしい。いじめの温床になるとかで。でも絶対学校外、クラス外では渾名で呼び合ってるしきっと小学校の授業中も絶倫納涼ポコチン陰毛大魔王..

          万引いて千利休

          スーパーで働いていた頃によく見ていた画面は勿論発注画面なんだがもう一つよく見ていたのは監視カメラの画面だったりする。精肉の前のカメラを見て商品の売れ具合を見たり人の流れを見たりしていたが、結局の所これは悪い人を監視するのに使われているわけである。 スーパーに来る悪い人っていうのは万引きである。勿論刑法で罰せられるアレ。中学生の時に悪ガキが登竜門として使ってたA本屋。あそこはベリーイージーだと言われてて、出入り口がレジの真ん前だから無理だろと思っていて、なんとなく漫画を買いに

          万引いて千利休

          強がったところでただのぬのきれにも勝てないんだと

          ドラクエに出てくる防具。ただのぬのきれ。くさった死体から良くドロップされる。アレ。そうアレである。 なぜだか俺はあのアイテムの愛おしく感じるというか。ドラクエの世界で好きな防具はって聞かれたら確実に答えるし次点はお鍋の蓋だ。ファンタジーの世界で使える武器や防具としてむしろ一番ファンタジーなんかも知れない。俺はよく現実のものを武器とか防具に使うのが好きで、RPGツクールとかでゲームを作ると必ずと行っていいほど現実のものを使ってしまう。まぁ自分の脳みそのおつむが足りなだけかも知

          強がったところでただのぬのきれにも勝てないんだと

          あの日見た空き地の名前を僕達はまだ知らない

          どちらかと言うと俺はあまり裕福な方ではなく、そんな中でも両親は不自由なく育ててくれたことにとても感謝している。でも友達の家は一軒家で自分の部屋があり、大量のムシキングのカードを持っていたり、遊戯王カードもゲームも沢山持っていた。俺は全然持ってなかったので友達の家に言っては横でゲームしているのを見ているというのをよくやっていた。風呂が追い焚きされるなんてのもびっくりした記憶がある。こちとら黒いビニールテープでぐるぐる巻きにした1.5リットルのペットに水を入れて温めて、それを風呂

          あの日見た空き地の名前を僕達はまだ知らない

          モルカーを見ると泣きそうになる男

          モルカーってのがある。 詳細は調べれば山のように出るし、洪水のようにあるから調べてくれたら良い。 フェルトで作ってるアニメだけどすごいよくできてて、車なんだけど歩いているっていう表現がわかって良い。多分手書きのアニメじゃ表現がしにくい所なんだろうな。ニョッキとかポルタとかああいうストップモーションのアニメは感情表現がすごいしやすいんだと思う。動きの表現で感情を作るのはとても難しくて、実際に生活していても人の心はなかなかわからないから言葉で聞こうとするし、言葉で伝えようとする。

          モルカーを見ると泣きそうになる男

          定型の挨拶が苦手な男

          仕事始めである。去年中頃から心身から体調を壊し、健康診断の結果も初めてほぼ全数値が悪化するという事態に見舞われ早めの緊急事態宣言という事で仕事を休みがちになり、体調等と相談しながらやっているのだが、時折大きく崩れる事もある中で少しずつ仕事に行けるようになったのが去年。 それで年度明けて仕事始め。社内で会う人に対してのあけましておめでとうございます。という挨拶。 これがどうも苦手で。この挨拶をする時にどうしても他人行儀になる感じの雰囲気が流れるのがどうもむず痒くて仕方がないと

          定型の挨拶が苦手な男

          ガム3

          ガム1、2の続き。 配信チェックサイトに掲載された俺は意気揚々と配信を始めた。が、視聴者は伸びなかった。8年間。基本1〜10人の視聴者とだった。 実績は無いし、高校一年生のガキが面白いわけが無いのだ。周りには視聴者100人以上の化け物ばかり。早くいなくなれとよく言われていた。それでも数多くいる配信者の中で100人の一人だという事をプライドに持ってしまい、配信続けた。成人もした。大学を卒業もした。少ないながらも配信者として頑張っていたと思う。上の配信者がいるから視聴者がこねぇ

          ガム2

          ガム1の続き 時代はゲーム実況動画からustreamの生配信に移行している頃。俺が見ていた配信チェックサイトは俺よりもゲーム実況が伸びてない人も有名どころと同等の場所にいて、俺でもここに載れるんじゃねぇか?と考えていた。 ということで今度の目標はここに載ろうという事になった。ともかくまずは配信ページを作ろうと作り、当時あげていたゲーム実況の概要欄やブログに告知をしたりした。 ここで結構誤算だったのが、ゲーム実況を見ている人は思ったよりも本人がやってる配信には辿りつかないと

          新入社員研修

          今の会社に入社して1年が経ち、契約社員から正社員になった。 社会に出て3度目の正社員。働き始めてからまだ5年ほどだと言うのに気づいたら会社を3回も変えていた。扁桃炎で仕事始めを2日遅らせるという荒々しい出社をし、年初めおめでとうございますという言葉のタイミングも見失い、机でぼーっとしていると知らない若いやつが後ろからおはようございますと言って入ってきた。どうやら俺がいない間に入社した社員らしい。見た感じ俺より若い。20代前半だろう。 ふとその格好を見て、思い出したのは新入社員

          新入社員研修

          ガム1

          2008年の9月に俺はゲーム実況を始めた。ゲーム実況との出会いは丁度その半年前くらいだったと思う。 当時、高校受験に失敗し私立のクソバカ高校に入学して木を隠すなら森の中と不良グループになんとか入り込み、最終的に追い出された俺は行き場を失った。高校を卒業した後は実は大阪へ出てNSC、お笑い芸人の養成所へ行くつもりだった。そのお金を貯める為にバイトをして当時のクラス委員長をヨイショして食い物や飲み物を奢ってもらっていた。度を越した彼は自分をロシアのハーフで実はスパイという設定を自