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Ariana Grande "Piano"

皆さんこんにちは。maii(まい)です。
今回は内容がガラッと変わりますが、私の好きな音楽のお話をさせて頂きます。




Ariana Grande "Piano"考察


私は洋楽を歌うのが好きで、特にジャンルや歌手限らずピンときた歌を歌うことがいつも多いです。
今回テーマにしようと思ったのが、Ariana Grandeの‟Piano“という曲。
 
 
アリアナさんと言えば、知らない人の方が少ないんじゃないでしょうか。なんといってもあのハイトーンボイスが魅力的なキュートな、世界の歌姫ですよね。
ゴシップも多くだいぶ世間を騒がせている印象もあって、私も彼女に対してはテンション高めのノリノリな曲や、かなりディープなラブソングを歌うイメージでした。
 
 
でもこのPianoという曲からは、
“私も色々あるけど、みんなに元気になってほしい!”
という、彼女の曲作りへの素直な想いを感じます。
私にとっては、この“Piano”という曲がアリアナの事が大好きになる一曲でした。
 
 
今回は、そんな彼女の一面も感じられるこの曲についての私なりの考察を書いていこうと思います。


Aメロ 自分自身(アリアナ)のつらい気持ち


この曲は、最初の伴奏、かっこいいピアノソロから始まるんですよね。

I could write a song by my new piano
I could sing about how love is a losing battle.

‟私ならこの新しいピアノで歌が書けるのに。
恋に破れることが、どんなに辛いか歌えるのに”って言ってるんですよね。

“could”を使うことで、~できるのにっていうようなニュアンスを感じます。

Not hard, it’s not hard, it’s not hard, it’s not hard.
ここで“not hard”が4回、ここのhardは難しいという意味に捉えます。
‟曲を作ることはそんなに難しくないの、難しいことじゃないのよ”って言ってますね。

And I could sing about cupid and a shooting arrow.
In the end, you’ll find out that my heart was battered.

キューピッドと矢のことを言ってますね。
ここは私たちも時々見るあの画、キューピッドがハートの矢を放ち、恋に落ちる場面をイメージします。

‟恋に落ちる歌だって歌えるはずなのに。”って言ってます。

‟失恋の曲も、恋に落ちる曲も作れる。
だけどわかったでしょう、私の心は今ボロボロなの。”と続きます。

Real hard, it’s so hard, Real hard, it’s not hard

さっきの最初のhardは難しいって意味かと思いますが、こちらのhardはつらいって意味に解釈できそうです。
つらい、つらい、つらい… ここではhard が3回にnot hardが1回、最後をnot hardに変えてるんですよね。‟つらいつらいつらい、つらくないって”感じ。

繰り返しになりますが、最初のフレーズはnot hardを4回入れてきています。曲を書くのはそんな難しくないのよ、難しくない、難しくない、難しくない。
でも今回はhard が3回にnot hardが1回。今の私は、しんどい、つらい、苦しい、、、、そう言った後で、‟なんてね”、‟not hard” 実はそうでもないんだけどって。

ここまででわかるのは、アリアナさんの個人的な感情です。失恋して辛いのか、曲を作りたいけど中々作れないのかもしれません。
でも2回目のhardのフレーズ、‟つらいつらいつらい、いやつらくない”っていう使い方が、ちょっと濁してる、誤魔化しているようにも感じますよね。大丈夫よって冗談めかして気丈に振舞っているようにも聞こえます。



Bメロ 曲を書きたい


この後ですが少し歌詞の雰囲気が変わります。

But I rather make a song they can play on the radio.
That makes you wanna dance, don’t it make you wanna dance.

“だけど本当のことを言うと、ラジオでかけられるような歌を作った方が良い気がするの。
思わずみんなが踊りだしたくなっちゃうようなね。て言っても、本当に踊り出さなくても良いんだけど。”

さっきの「つらい…」と言っていたアリアナさんの心情と視点が、変わったのわかりますか?

そして、
But I rather make a song they can play on the radio.
That makes you wanna grab your lover’s hand.

‟やっぱり、ラジオでかけられるような歌を作った方が良い気がする!
思わず愛する人の手を取りたくなっちゃうような、そんな歌をね!”って言ってます。

最初にアリアナさんの今の辛い状況を推測させておいて、でもみんなを明るくできるような音楽をやっぱり作った方が良い、作りたいって。
今まではどちらかというと、自分の方、内側に向いていた矢印が、エネルギーを周りに出していくような、外向きに変わっていくような印象がありますよね。



サビ 一緒に乗り越えよう!


サビにはいっていきます。

So hold up and take it through the night
And you should follow through to make it alright

‟今は辛いかもしれないけど、どうにかこの夜も乗り越えよう。
きっとなんとかなる、大丈夫だから!”

Now grab each other’s hands, get’em up
I wanna see you rock to the piano, the piano.

‟お互いに手を取り合って、その手を振りながら、
みんながピアノに合わせて踊ってくれる姿が見たいの!”

最初にアリアナさん自身も辛いことがあったことを匂わせておいて、聞いているあなたにもそんなことがあると思う、辛いこともあると思う、眠れない夜もあると思う、だけどそれを耐えて、乗り越えていこう!って。

辛い経験を、自分の内側に向かっていた気持ちを、外へ向かうエネルギー、パワーに変えていく、それを聴いている人と同じ目線に立って、同じ方向を向いていこう!って奮い立たせているように感じられます。

それでその後に、一番最初の歌い出し、私だったらピアノで曲が書ける!って歌っていたところへ繰り返しで繋げていきたいのでしょう。みんながピアノに合わせてロックしちゃってるところが見たい!って。

まとめてみると、本当は私だって曲が書ける、今ちょっとしんどいから難しいけど、やっぱり私曲書きたい!みんなを元気にしたい!
ついでに、それでその曲であなたが踊ってくれたら最高なの!(「本当に踊らなくてもいいのよ」っていう冗談も入れているところが、チャーミングですね。)



Cメロ あなたにも見ていて欲しい


そして、いわゆるCメロの部分、ここからまた少し雰囲気を変えていきます。
起承転結でいうと3番目の“転”にあたるところですね。

I’d rather tell you about how I’m feeling, boy.
And how I’m doin’ things my way.
If I got my piano, then I’m gon’ be okay.

‟どんな風に私が感じているのか、今あなたに伝えたい。
どんなふうに私なりに乗り越えようとしてるのか。
ピアノさえあれば、きっとわたしは大丈夫!“

まず注目してほしいのは、今までも曲の中で多用していた”you”。今までの”you”と、ここの”you”は雰囲気が少し違います。
今までアリアナさんは聴いてる人、私たちに”you”と呼び掛けてた。“みんな!”って。だけど、ここではとてもパーソナルな視点に還ってきているんです。
”you”と同時に、”boy”って呼びかけてる。

きっと彼女の想っていた人なのでしょうか。彼と何かがあって、今この辛い状況をどうやって私なりに乗り越えようとしているのか、私が愛していた“あなた”に伝えたい…。

一気にプライベートな視点になったのです。
ここが伝えたかったポイント”you”、呼びかける相手がガラっと変わったことがこの曲の1つ目のポイントです。

そして2つ目のポイントです。
ではアリアナさんは、その辛い状況をどんな風に乗り越えようとしているのかというと…

‟ピアノさえあれば大丈夫!”

アリアナさんは、辛い状況があっても私には音楽がある、音楽を作ることで自分を奮い立たせている、ここに立てている、あなたへ私のその姿を見てもらいたいって言ってるように感じられます。



終わりに


そしてまたサビに戻る曲の流れになり、
最後は、一番最初に始まったフレーズで終わります。

I could write a song by my new piano
I could sing about how love is a losing battle.
‟私ならこの新しいピアノで歌が書けるのに。
恋に破れることが、どんなに辛いか歌えるのに”って。

音の使い方を見ても、最初ピアノソロから始まって、曲中色々な音が足されていくのですが、最後もピアノだけで締めるところが、かっこいい終わり方です。

とても元気が湧く曲、勇気をくれる曲。
スキャンダルの多い彼女の、まっすぐな部分を感じられる、等身大の気持ちが伝わってくる私の大切な一曲なんです。
気になった方は、ぜひアリアナさんの歌“Piano”を聴いてみてください。

それから、私もこの‟Piano“を耳コピした弾き語りの動画をインスタグラムにあげています。よろしければこちらのリンクをご覧ください。



今回も最後まで読んで頂きありがとうございました。
Breathing :) 呼吸して^^


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