【スペシャル旅日記】宗教都市じゃない天理の夜
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盛りだくさんの内容になっているので、ぜひみなさまに見ていただきたいです!
それではどうぞ〜
奈良県天理市。
言うまでもなく、日本最大の教派神道「天理教」のおひざ元です。
その教団の「詰所」や「本部」「よろづ病院」が立ち並ぶさまは、Youtubeなんかでも珍しい光景として頻繁に取り上げられています。
地理的には奈良盆地の東の端に位置し、背後の笠置山地を越えると伊賀、伊勢方面へとつながっています。
近畿の最東端と言えるかもしれません。
が、私にとってはまるで別の意味を持っています。
まる五年間ここで仕事をし、今の家族にも出会いました。
第二の故郷のような場所が、ここ天理市なのです。
この辺りは、山手の石上神宮を中心として、もと「布留郷」と呼ばれていました。
興福寺に反抗して討伐軍を差し向けられたさまは、尋尊の『大乗院寺社雑事記』にも詳しいです。
現在、「天理」という宗教名を冠した自治体の名前は極めて異例です。
しかしながら、住んでいる人みんなが天理教徒というわけではないし、市域も広いので、全く宗教色のない場所の方が多いです。
天理大学や医療大学があるため若者もかなり多く、外国人の方もたくさんいて、けっこうグローバル。
奈良盆地の東の端に、いきなり国際都市がある。そんな印象です。
かつての駅前広場
今cofufunという洒落た施設になっている駅前は、かつてこんな姿でした。
冬にはライトアップが催され、大きな樅の木がクリスマスツリーみたいになっていました。
まだコロナが流行する前のことです。
JRと近鉄の両方の駅が、徒歩10秒で隣り合っている天理は、万葉まほろば線と近鉄天理線を結ぶターミナルでもあります。
駅前はなかなかにぎやかで、乗降者も多い。
ひなびた印象は全然なく、心地良い郊外といった感じです。
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