Uターン経験者が語る町の魅力とは【智頭町民泊インタビュー Vol. 7】
こんにちは!
これまで、鳥取県智頭町の民泊家庭にお話を伺う「智頭町民泊インタビュー」シリーズをお届けしてきました。
第七回となる今回が最終回となります。
「ちづの宿 本綾木」の綾木さんです!
綾木さんのご家庭では、2022年6月に民泊をさせていただきました。
そのときの体験談については、こちらの記事をご覧ください!
※横浜の大学生が「鳥取県智頭(ちづ)町」で民泊を体験しました!|智頭町民泊推進プロジェクト|note
私たちが12月に智頭町を訪問したとき、綾木さんのご家庭とは都合が合わず、直接インタビューすることができませんでした。
しかし、奥さんにお時間を割いていただき、メンバーのそらがオンラインでインタビューしてきました!
今回は、その様子をお届けしていきます。
インタビュー
Q. どういった経緯で民泊を始めたのですか?
奥さん:家を建て替えた頃、智頭町の方で民泊をしませんかという話が持ち上がったんです。夏休みや冬休みに大勢の孫たちが来るので、少し広めのお部屋を沢山こしらえてありました。けど、普段は使うことがないから、活用できたらいいなっていうのがひとつです。
奥さん:もうひとつは、私はUターンで30年ぶりに智頭町に帰ってきて、智頭町には宝が溢れていると再認識しました。
これを少しでも多くの人に知ってもらえたら嬉しいなという想いから、民泊を始めてみました。
Q. 智頭町の魅力とはどのような点だと思いますか?
奥さん:豊かな自然環境に囲まれていることですね。
ずっと住んでいる人は当たり前に思っているけど、一度離れると自然に恵まれていることに気づきます。ひと時でも智頭町でゆっくり過ごして、癒されて、元気になってもらえたら嬉しいです。
そら:智頭町で民泊するのにおすすめの季節はいつでしょうか?
奥さん:暑くもなく寒くもない新緑と紅葉の時期はおすすめです。
奥さん:けど、四季折々の良さがありますよ。
夏は暑いけど、朝晩は涼しいし、夏野菜の収穫が楽しめます。冬は寒いし、交通機関が止まることもあるけど、雪景色が綺麗ですね。あとはコタツで温まっている時間もいいですよね。
そら:そうなんですね。私たちが6月に綾木さんのお宅を訪問させていただいたときは、緑が綺麗でした!
奥さん:少し暑くなりかけてましたよね。
そら:はい、けど夏の景色がとても素敵でした。12月に智頭町を訪問したときも冬の景色が綺麗で、それぞれ魅力があると実感しました。
Q. 「ちづの宿 本綾木」ではどのような体験ができますか?
奥さん:柿の葉寿司・豆腐・蒟蒻づくり、農業体験です。冬にはお味噌の仕込みと餅つきもできますよ!
お味噌の仕込みを体験された方が、成熟したお味噌を受け取るためにまた来られたときに、お豆腐づくりを体験されたことがありました。
そら:多くの体験ができますね!
奥さん:あと、一緒に季節のお野菜を使った食事を作ることもできると思います。
そら:これらの体験メニューは、民泊を始めた頃から続けているのですか?
奥さん:希望に応じて、少しずつメニューを増やしてきました。こんなこともできたらいいなということで、開拓したこともあります。
Q. これまで民泊を受け入れてきたなかで、印象的だったエピソードはありますか?
奥さん:民泊をきっかけに移住してくださった方がいたことですね。
人口が減っている智頭町に新しい風を吹き込んでくれるようで嬉しかったです。
そら:民泊では智頭町で暮らす方々と話したり体験したりできるので、移住したくなる方も多いと思います。
奥さん:あと、多くの海外の方が民泊に来ます。日本語が上手で、日本について詳しい方ばかりで、驚きました。
そら:どこの国の方が来られるのですか?
奥さん:今までは、韓国、モンゴル、ベトナム、ドイツ、ロシア、フランス、アメリカ、台湾、中国ですかね。
そら:すごいですね!
奥さん:鳥取県の協力のもと、韓国のテレビ局が来たことがありました。
それで、たまたま韓国人スタッフの方の誕生日だったから、県の方がケーキを用意してくださっていました。私がにわか仕込みの韓国語を喋りながら、ケーキを部屋に持って入ったら、とても喜んでくださって。
帰り際に「今まで生きてきたなかで一番嬉しい日でした。絶対にまた来ます」と言ってくださいました。
奥さん:それから、日本に留学しているベトナムの女子学生がお味噌づくりとお豆腐づくりを体験したことがありました。
帰る直前に「お礼にベトナムの踊りを踊ります」と言って、アオザイを着て、スマホで音楽を流して、踊ってくださったんです。それは感動しましたね。
奥さん:日本人のおばあちゃんとドイツ人のおじいちゃんが来たこともありました。来年はドイツにいる孫たちを連れて来たいから下見をしにって。
その一年後には家族6人を連れて来られたので、折角だからと良菜会(※)で歓迎会を開きました。さらに一年後に来たときはちょうど七夕だったので、竹を切って、短冊を吊るして、七夕飾りをつけてもらいました。夕食では料理を持ち寄って紹介してもらったんですけど、とても盛り上がりました。
ドイツに帰られた後も、お菓子の詰め合わせや野菜の種が届いてね。今でも心に残っています。
奥さん:こんな山奥の田舎まで来ていただいて、本当にありがたいかぎりです。色々な人から色々な世界を見せてもらえることが楽しくて、民泊を受け入れ続ける理由になっています。
そら:民泊させていただく側としては、智頭町の方々とお話できて楽しいし、新しく知れることも沢山あると思っています。
そら:ちなみに、もう一度泊まりに来るリピーターはいらっしゃいますか?
奥さん:いますよ。
毎月来られていた大阪のご家族がいて。「疲れたら智頭町に来て、元気になって帰る」って言っていました。もう家族のようになっちゃって。お茶の場所を覚えてるから、逆にお茶を出してもらったり(笑)
そら:新しい親戚ができたみたいですね。
奥さん:本当にそんな感じです。泊まってくださったことが心に残っていて、どうされてるかなとふと思うことがあります。
Q. 民泊や智頭町に関心がある人にメッセージをください!
奥さん:話だけ聞いても伝わらない部分もあると思うので、関心がある方はまずは智頭町に来てみてください!
インタビュー後記
今回はそらが1人でインタビューしましたが、6月に民泊させていただいたときから約半年ぶりにお話できて嬉しかったです。Uターンを経験した目線からお話しいただき、智頭町や民泊の魅力を改めて実感しました。
お時間をいただき、本当にありがとうございました!
さて、全7回にわたってお届けしてきた「智頭町民泊インタビュー」シリーズはいかがでしたか?
自然あふれる智頭町で、温かなご家庭の方と過ごせば、心も体もリフレッシュできると思います。
読んでいるみなさまが、智頭町で民泊をする雰囲気を知り、少しでも興味を持ってもらえれば嬉しいです!
他にも色々な記事を投稿しているので、ぜひご覧ください。
智頭町に行ってみたい人はこちら↓
鳥取県智頭(ちづ)町ってどんなところ?|智頭町民泊推進プロジェクト|note
智頭町で民泊をしてみたい人はこちら↓
智頭(ちづ)町民泊の手引き|智頭町民泊推進プロジェクト|note
※記事の掲載にあたってはご家庭から許可をいただいております。
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