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横浜の大学生が「鳥取県智頭(ちづ)町」で民泊を体験しました!

ここでは、私たち横浜市立大学の学生3人が実際に体験させていただいた智頭ちづ民泊の様子をお届けします!

この訪問は、民泊に興味を持ち、智頭町民泊推進プロジェクトを立ち上げるきっかけとなりました。


訪問したのは6月半ば、木々の緑が美しく夏の訪れも感じる過ごしやすい季節。智頭の中でも北東に位置する山形地区へ行ってきました。


農業体験


柿の葉の収穫

民泊に到着した午後、農業体験としてご自宅の野菜畑に案内していただき、栽培されている野菜の収穫のお手伝いをさせていただきました。

熟れたイチゴを取ってそのまま食べたり、夕食のためにさやえんどうを摘み取ったりと、普段の生活ではあまり体験できない自然とのふれあいを楽しみました。


また、ここで柿の葉寿司作りで使う柿の葉も収穫しました。手のひらほどの大きさで、丸くてとても鮮やかな緑色でした。はさみで茎の部分を切り、両手いっぱいの葉を集めました!


柿の葉寿司作り・夕食


夕食では、智頭町で親しまれている郷土料理「柿の葉寿司」作りに挑戦しました!

先ほどの農業体験で取ってきた柿の葉を使い、民泊家庭の奥さんに丁寧に教えてもらいながら作っていきました。


手順としては、まずお酢と塩、砂糖を混ぜ合わせた合わせ酢を使ったすし飯を丸めていきます。次に、上に乗せる塩ますを薄くそぎ切りします。

そして洗った柿の葉の上に丸めた酢飯を置き、ますを乗せていきます。最後に山椒の実を添え、重しをすれば完成です。


実際に食べてみると、柿の葉の香りが口に広がり、程よく塩気が効いた爽やかな味わいでとても美味しかったです!

山椒のピリッとしたアクセントも寿司の味を引き立てて、大満足の仕上がりでした。


柿の葉寿司以外にも、肉じゃがや天ぷら、ズッキーニのチーズ焼きなどとても豪華なメニューでおもてなししていただきました。

智頭で農業を営んでいる方が育てたズッキーニや、近くのお豆腐屋さん(楽粹らくすい)の柔らかなお豆腐など、智頭で作られた新鮮な食材が使われており、智頭の自然も味わうことができました。


夕食をいただきながら、ご主人から智頭町芦津の杉林に暮らすモモンガの話を伺い、知らなかった智頭の魅力を知ることもできました。

智頭で暮らす方々と直に話せることも、民泊の魅力の一つだと思います。


星空観察

夕食の後は、ご主人に案内していただき、星空を観察しにいきました!

日中は曇りでしたが夜になると雲がなくなり、星がよく見えそうとのことでした。
私は生まれも育ちも神奈川なので、星空を観察するのは初めてに近く、期待が高まりました。

ご自宅から街灯がない場所まで5分ほど歩いて空を見上げてみると、目の前に満点の星空が広がっていて感動しました。

また、昼とは違ったひんやりして重たい空気感があり、鹿の鳴声やパキパキと枝を踏む音まで聞こえてきました。

何時間でも眺めていられそうな星空に心身ともに癒された夜となりました!


森林セラピーロード散歩


翌朝は早起きをして、芦津渓谷の森林セラピーロードを散策しました!

智頭町では、森の中を歩いて健康効果を得る「森林セラピー」が体験でき、「セラピー食」や「森のガイド」など充実した準備が整っています。


自然歩道の案内図


森に入ってみると、壮大な天然杉が左右に立ち並んでいました。そこからキラキラと朝の木漏れ日が差し込んできます。

朝の澄んでいて新鮮な空気を胸いっぱいに吸い込みました。全身で森を感じることができ、とても気持ちよかったです!


少し歩くと「三滝みたき」に到着しました。
通常は2筋の滝が渇水すると3筋に分かれることから命名されたそうです。
渓谷に滝の落ちる音が響き渡っていました。

こうした豊かな自然は智頭の人々によって長年守られてきたのだと実感しました。


おわりに 

今回は智頭町での民泊体験についてご紹介してきました!
UターンやIターンを経験した方から話を聞けたり、柿の葉寿司作りなどの体験ができたりするのは、なんといっても智頭町の民泊の魅力だと思います。
みなさんもこの機会にぜひ智頭町で民泊をされてみてはいかがでしょうか。


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