鳥取県智頭(ちづ)町ってどんなところ?
鳥取県の東南に位置し、面積の9割以上が森林、人口約6,400人の小さな町、「智頭町」。
春は町花のドウダンツツジ、夏は新緑、秋は紅葉、そして冬は雪化粧と、四季折々に楽しむことができます。
この記事では、そんな智頭町についてたっぷりご紹介していきます!
1.交通アクセス
電車
大阪ー智頭急行ー智頭駅 約2時間
京都ー智頭急行ー智頭駅 約2時間30分
岡山ー智頭急行ー智頭駅 約1時間20分
鳥取ー因美線ー智頭駅 約45分
広島ー山陽本線(新幹線)ー姫路駅ー智頭急行ー智頭駅 約2時間
自動車
大阪ー中央自動車道 佐用JCT~智頭IC~R53ー智頭 約2時間
岡山ーR53ー智頭 約2時間
鳥取ーR53ー智頭 約30分
広島ー中央自動車道 津山IC~R53ー智頭 約3時間30分
バス
日本交通特急バス 大阪ー智頭 約2時間20分
飛行機
東京ー鳥取空港 約1時間10分
鳥取空港ー自動車ー智頭 約40分
2. 観光名所
智頭エリア
智頭町総合案内所(暮らし屋)
木工製品や各種手作り品など、智頭町ならではの商品を販売しています。
電動レンタサイクルは、町内の周遊にぴったりです!
各種観光パンフレットも置いてあります。
智頭町に着いたら初めに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
智頭宿
江戸時代には、参勤交代の主要道「智頭往来」の宿場町として栄えました。
この通りには、「石谷家住宅」、「塩屋出店」、「西河克己映画記念館」、「諏訪神社」など、多くの観光スポットが集まっています!
民家の軒先には、智頭町のシンボル「杉玉」が吊るされているのを見かけます。
元々は「杉の枝葉の色が、緑から茶色に変わる頃には、おいしいお酒ができている」と言われ、酒蔵に飾られたそうです。
石谷家住宅(国指定重要文化財)
石谷家は、江戸時代から300年以上続く商家です。地主・山林経営で財を成してきました。
そんな石谷家が建築した石谷家住宅は、3000坪の敷地に約40の部屋数を持つ、大規模な近代和風建築です。
住宅内には、日本庭園の見える素敵な喫茶室もあります。
諏訪神社
信州諏訪大社を総本社とし、軍神や鎮火の神を祀っている神社。
紅葉の名所として有名です!
6年ごとに「柱祭り」が開催されます!
白装束に身を包んだ数百人の担ぎ手が、4本の杉を担いで町内を練り歩いたのち、神社に奉納するというお祭りです。
次回は、2028年4月上旬頃に開催予定。
いつかこの目で見てみたいです!
板井原集落
昭和30年代にタイムスリップしたような気分が味わえる、全国的にも希少な山村集落。
周囲の山々にすっぽりと沈み込んでいるのが特徴です。
集落内にある向山神社。
秋になると紅葉が色づき、常緑の針葉樹とのコントラストが美しくなります!
私たちが訪れたのは12月。
屋根に降りた霜が朝日で溶けて水蒸気となっていました。
現在は2戸ほど暮らしていますが、冬になると積雪が多いため町の中心部まで下りてくるそうです。
ちえの森ちづ図書館
2020年に開館。
「智恵と和の広がる図書館~であい、つながり、まなびあう~」がコンセプトになっています。
広さ1100㎡の平屋で、智頭杉で作られた内装から温かみを感じるデザインとなっています!
智頭町ならではの森林コーナーや智頭急行コーナー、飲食しながらゆっくりできる「つどいの部屋」、将棋や囲碁が楽しめる「たたみコーナー」などがありますよ!
山形エリア
恋山形駅
日本に4つある”恋のつく駅”の1つ。恋愛成就のパワースポットとなっています。
ピンク色に染まった駅舎は、写真映え間違い無しですよ!
恋ポストやハート形の絵馬が名物です!
旧山形小学校
1942年に設立。奥行き81mもの一直線の廊下が特徴的な木造校舎です。
2006年には、国の登録有形文化財に登録されました。
2011年に閉校となりましたが、現在でも、貸しオフィスや会議室など、様々な用途で使用されています。
小学生の頃を思い出して、懐かしい雰囲気が楽しめます!
山郷エリア
みちくさの駅
鳥取道智頭福原PAの近くにある「プチ道の駅」。
智頭杉などの木材を使った山小屋風の店内は、柔らかい木の香りで包まれています。
店内に入ってすぐにある特産品コーナー。
智頭町内や周辺で生産されたお米や果物、手作りのジャムや木工品が購入できます。
さらに、店内の奥にあるカフェでは、地元の食材を使った手作りのおそばやスイーツが楽しめます!
なかでもお勧めは「半殺しもち」!
智頭町産のお米を半分潰して智頭杉の串にさし、自家製エゴマ味噌ダレを塗って、焼いてあります。
甘じょっぱくて、ぺろりと食べられる美味しさです!
R373やまさと(旧山郷小学校)
2012年3月、智頭町内にある6つの小学校が統廃合されました。
山郷小学校は、このときに閉校した小学校のひとつです。
しかし、地元住民が交流する場として校舎を活用していこうと2014年3月にリニューアルオープン。
現在は、テナントとして洋菓子店やコールセンターが入っています。
さらに、1階の奥には宿泊施設「セミナールーム若杉」も入っています!
食事の提供はなく、持参した食材をキッチンで自炊するスタイルです。
Wi-Fi、テレビ、各種家電まで完備されていて、長期滞在にぴったりです!
3. 食べ物
柿の葉寿司
智頭に伝わる郷土食、柿の葉寿司。
柿の葉を器にした塩ますの押し寿司で、海から遠い智頭町で魚を腐らせずにおいしく食べる方法として考え出されました。
塩ますの旨みを味わえる、風味豊かで見た目も鮮やかなごちそうです!
民泊家庭の中には柿の葉寿司づくり体験をさせていただける家庭もあるので、気になる方はぜひ私たちの体験記事を読んでみてください!
(体験記事のリンク貼りたい)
ジビエ
智頭町では、鹿肉などのジビエも販売されています。
土師地区にある「山のブラン」では、ジビエを使ったピザが提供されています。お洒落な内装で、焼き菓子も楽しむことができますよ!
また、「ちづDeer‘s」というジビエ解体処理施設でジビエを買うこともできます。
ジビエを食べたことがない方も、智頭町に来て体験してみてはいかがでしょうか。
タルマーリー
タルマーリーは、自家製酵母パンやクラフトビールが人気のお店です。
本店である那岐店と、智頭駅から徒歩10分の智頭店の2店舗があります。
良い酵母のための環境づくりにこだわった焼きたてのパンが販売されていて、併設のカフェでもピザやサンドイッチ、スイーツが楽しめます。
私たちはあんパンやくるみとレーズンのパンなどを食べましたが、優しい甘みと香ばしさがとても美味しかったです。
パン好きの方にはぜひともお勧めしたいお店です!
山里料理 みたき園
開放的な森の中で山菜料理をいただく「みたき園」。
3種類のコース料理があり、地元の旬の食材をめいっぱい堪能できます。
自然の音や空気に包まれ、時間の流れを忘れてゆったりと食事ができるお食事処です。
4. 体験
森林セラピー
森林セラピーとは、森を散策し、運動、リラクゼーション、ライフスタイル指導などを受ける、“一歩すすんだ森林浴”です。
智頭町の9割以上を占める山林。
そんな豊かな自然の中にガイドの方と一緒に飛び込み、その空気を味わったり、木々に触れたりすることで、ストレスを和らげ、リフレッシュできます!
森林セラピーの一環として、地元で採れた山菜や野菜などを使ったセラピー弁当も提供されています。
ぜひ五感で自然を体感してみてください!
おわりに
たくさん紹介してきましたが、気になる場所やものはありましたか?
ここで紹介したもの以外にも、智頭町にはまだまだ紹介しきれない魅力があります。ぜひ実際に訪れて、智頭で素敵なひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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