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効率化できない家族との大切な時間

 こんにちは、ちいパパです。

 毎日、仕事に子育て、家事に追われていると、どうやったらもっと効率よくこなせるかって、つい考えてしまいますよね。少しでも早く仕事を終わらせて、空いた時間を家族と過ごしたい───僕も同じ気持ちです。だから、仕事ではタスク管理アプリや効率化ツールを使い、少しでも時間を節約しようと奮闘してきました。

 でも、最近ふと思ったんです。「効率化、やりすぎてないか?」って。

 ある朝、登校時間ギリギリなのに子どもがなかなか着替えないので、イライラして「早くして!」って声を荒げてしまったんです。その後、ハッと気づきました。僕の頭の中では、朝の準備も「効率化」の対象になっていて、子どもの気持ちやペースをまったく考えず、ただ自分の予定通りに進めたいだけになっていたんです。

 それ以来、「効率化」が家庭や子育てにどう影響しているのかを真剣に考えるようになりました。仕事を効率よく進めることは大事だけれど、それを子どもや家族にも押し付けてしまっていないか? 仕事のスタイルが人それぞれ違うように、家族でも一人ひとりのペースがあるはずなのに、自分の効率化を家族にも同じように求めてしまっていないだろうか?

 効率化って、ある意味中毒性があります。成功すればするほど、「もっと速く、もっと簡単に」と求めるようになり、気がつけば全てが「どうやったら効率的に進められるか」という判断基準で考えるようになってしまう。だけど、それが自分が本当に手に入れたかった人生なのか?

 今、世の中はデジタル化の波(DX化)が急速に進み、日々の仕事や生活はテクノロジーによって劇的に効率化されています。仕事でもプライベートでも、常に「スピード」と「結果」が求められるようになってきました。この流れに遅れを取ると、何か大事なものを失うような気がして焦ってしまいます。

 でも、こうした「効率化の波」があまりに速すぎると、私たちは本当に守りたいものを置き去りにしてしまうかもしれません。特に、子どもと過ごす時間は、その瞬間にしか味わえないかけがえのないものです。子どもは毎日少しずつ成長していて、その成長を見守る時間こそが、親としての最高の喜びだと思います。

 朝の支度に時間がかかること、遊びの途中で脱線してしまうこと、話しかけても集中力が途切れてしまうこと──どれも子どもが「今」を生きている証拠です。それを「無駄」とか「非効率」とは考えずに、丁寧に向き合うことが子育てでは何よりも大切なはず。

 もちろん、仕事も家庭も効率よく進めたいという思いは大切ですし、そうすることで生まれる余裕もあります。でも、子どもとの時間は、一度過ぎてしまえば二度と戻らない。その瞬間をもっと意識的に大事にしていきたいと思います。

 効率化の波に乗るのは良いことですが、家族との時間や子どもとの触れ合いだけは、決して効率化の対象にしてはいけない。効率化はあくまでツール。それ以上でも、それ以下でもありません。これからも「効率化」と「大切な時間」のバランスを考えながら、家族とのかけがえのない瞬間をしっかりと噛みしめていきたいです。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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