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「全国劇場・音楽堂等職員アートマネジメント研修会2021」講義動画の視聴メモ

2021年は劇場スタッフ等でなくても参加できるオンライン講義の形式で開催。本当は実際に集まれた方がよいと思うが、専門家や従事者でなくても「参加」できるのは利点だ。

ごく一部のみのメモ。

「公立劇場と民間劇場等との連携を通したダンス公演の可能性を考える」

約1時間35分の講義動画。

<講師>
唐津 絵理(愛知県芸術劇場 シニアプロデューサー・Dance Base Yokohama アーティスティックディレクター)
林 慶一( d-倉庫プロデューサー)
<モデレーター>
木全 義男((公社)全国公立文化施設協会 アドバイザー)
<講義概要>
コンテンポラリーダンスは劇場公演が減少し、コロナ禍の中で危機的な状況にあります。劇場側も、予算削減の中で観客が入らないダンス公演を避け、演劇や音楽公演が中心となっています。
ダンスの灯を消さないためにも、公立劇場の役割は重要です。講座では、公立劇場および⺠間でダンス公演の制作やアーティスト支援、新人ダンサーの発掘などに力を発揮している専門家をお招きして、公立劇場と⺠間施設との連携の可能性を考えます。
<収録日>
2021年2月5日

■愛知県芸術劇場
・計画、目的がちゃんとしている。
・サステナビリティ―にもコンテンポラリーダンスが適している。舞台セットなども最小限。
・再演は初期投資の回収ができる。最初から、どんな場所でもできるように作った。2人のみ出演。元フォーサイス・カンパニーのダンサーと、ラッパー。ダンスに興味がなくても、音楽やラップに興味があれば見に来てもらえるかも。舞台美術も簡素でどんな場所でも可能。
・ミニ・セレ「ダンス・セレクション」:ほかの場所で初演された作品を再演。

■Dance Base Yokohama
・若手の20代スタッフが主。
・ダンスのアクセシビリティを考えるラボ:ダンスは、そこにいる人が対等な関係で共に考えることができるもの。

木全さん:
若手ダンサーは、マネジメントをする人がおらず、つながりが狭く、舞踊史などへの視野も狭く、身近なテーマを身うち・仲間内で踊っている傾向が強い。

唐津さん:
自分が感動した作品を呼ぶ。最初に観客が出合う作品が面白いことが重要だから。


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