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親愛なる君へ

せっかく掃除機に生まれたのなら、
髪の毛、一本くらい一発で吸いたいよ…
じゃないと、「おまえ、何の為の掃除機?」って言われてしまうから。

その気持ち、分かるよ。

なんだか似た者同士…だね。

君はヘッドが付いてる時、苦手なのは「髪の毛」なのかもしれない。
ヘッドを取ると、髪の毛だって何だってちゃんと吸い込めるんだよ。

何でも、使い方なんだ。
苦手な分野はすべてのものに存在するのだから。

君は立派な掃除機だよ。
似た者同士、仲良く壊れるまでやってこう。

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