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【英語】LIT流英語マスター講座 part5


 みなさまこんにちは!LITサポーターのショーンです。LIT初の超長編企画「LIT流英語マスター講座」part5と題しまして、英語が苦手なあなたに現在紹介できる最高の方法をご紹介します。
 まだ、前回の記事を読んでいない方は、こちらからお読みください!


 このシリーズ読んで、ショーンと一緒に楽しく確実な発音記号の発音方法を習得していきましょう!
良かったら最後までお読みください。

※なお、これから出てくる発音記号は国際基準であるIPA(international Phonetical Alphabet)に従って説明ています。


発音記号クイズ!

 今回も、実力試しでクイズに挑戦してみましょう!以下の4つの英単語の発音の中で仲間外れのものを一つ選んでみましょう!
1. cloud
2. soup
3. influence
4. tooth
どうでしょうか?正解は、記事の中で紹介していきたいと思います!

「ウ」に近い発音記号 /ʊ/

 「ア」「イ」とここまできたので、次は日本語の「ウ」に近い発音記号を紹介していきますね。これも「イ」と同様2つしかないので、区別するポイントを押さえて、完全攻略していきましょう!
 まず、/ʊ/という発音記号です。これは、下の動画のように、口を少しすぼめて、喉の奥から音を出すことを意識して発音します。よーく聞くと、日本語の「オ」にも聞こえるような、そんな発音です。

 この発音記号はbook、put、slow、roundなどで使われています。スペルを見ると、ooやu、wといったスペルに多く使われるのが分かります。また、日本語だと「ブック」や「プット」のように、ちっちゃい「つ」を含んでいる発音、つまり短母音で用いられやすいことも分かりますね!さらに、この発音記号は日本語の「アウ」に近い/aʊ/という発音や、「オウ」に近い/oʊ/や/əʊ/という発音で出てくることも押さえておきましょう!(/o//ə/については後ほどの記事で紹介します!)ちなみに、このような母音が連続して続いているもののことを二重母音と呼んだりします。
 ただ、どのような形で出てきても、大事なことは喉の奥から暗めの音で短く発音することです!
 では、ここまでの内容を踏まえて、/ʊ/だけ3回読んだあと、book、put、slow、roundを発音してみましょう!
That's great! Next!

「ウ」に近い発音記号/u/

 次は、 /u/という発音記号を練習しましょう。これは、先ほどの/ʊ/の発音と異なり、日本語の「ウ」という音にかなり寄せた発音になります。発音のポイントとして、アクセントがおかれることが多く、下の動画のように口をかなりすぼめて強く発音することを意識しましょう。日本語の「ウ」より口をすぼめて長く発音するイメージです。

 この発音記号はgoose、rule、true、fluで使われています。スペルを見ると、ooやuなど/ʊ/とほぼ同じスペルで出現しているので、スペルを見ただけで判別するのは難しいですね。ただ、違いとしては、日本語だと「グース」や「ルール」のように、伸ばし棒を含んだ長母音の発音として多く出てくる発音記号だと分かります!ここが決定的に違います。
 では、/u/だけ3回読んだあと、goose、rule、true、fluを発音してみましょう!
Nice! 

まとめ

クイズの答え合わせ

 では、ここまでの発音記号の学習を踏まえて、クイズに戻っていきましょう。
1. cloud
2. soup
3. influence
4. tooth
 どうだったでしょうか。今回の答えは1になります!
 解説すると、まず今回の場合はスペルだけでの判別はできません。なので、ある程度すべての単語が読めている必要があります。そうすると、まず2と4は「スープ」と「テュース」と伸ばした発音なので、/u/の発音だと分かります。次に、1を見て発音してみると、「クラウド」と「アウ」の発音が含まれていることに気付いたでしょうか!よって、「アウ」のときに出てくる「ウ」の発音は/ʊ/なので、これが仲間外れかなと分かります。最後に4ですが、これは特にスペルやなんとなく発音するだけではわからないので、しっかり/u/を意識して発音するんだということを意識して、今後発音していきましょう。

なぜ日本語はアイウと続くのか

 ここまで、「ア」「イ」「ウ」と日本語の順番で発音記号をやってきましたが、英語だとa,e,i,u,oと読まれることが多いのを知っていますか?
 ではなんで日本語は「ア」「イ」「ウ」の順番なのでしょうか。そんなのたまたまだろー!!(笑)と思うかもしれませんが、実はちゃんと理由があるとされているんです!その理由とはなんなのか、それは音を区別しやすくするためです。
 それを感じるために、まずは「アイウエオ」と発音してみてください。次に、「アエイウオ」と発音してみてください。そしたら、それを今度は早口言葉のように早く発音してみましょう。
 発音してみましたか?どうでしょうか、どっちのほうが5つの音全てがきれいに聞こえますか?きっと「アイウエオ」のはずです。
 

http://roundsquaretriangle.web.fc2.com/text/002_3.html

 それもそのはず、「アイウエオ」の順番で発音すると音を出す場所が全く違うようになっているからなんです。それを分かりやすく図で示したのが上の図になります。上の図は、左向きで口を見たときの図で、母音の音がどこから発せられているのかを一目で理解できます。これを見ながらもう一度「アイウエオ」と発音してみましょう。確かに、上の図のあたりから音を出している感覚がありませんか?
 音を出す場所のことを専門用語で調音点と呼びます。そうすると、上の図をみればわかる通り、「ア」と「イ」、「イ」と「ウ」、「ウ」と「エ」、「エ」と「オ」は調音点がきれいにずれていますよね。これが、日本語が「アイウエオ」の並びで発音するようになった所以とされているんです。たしかに、「アエイウオ」だと調音点が近いために音がつながってしまって一つ一つの音を区別するのが難しいですよね。なので、幼児に日本語を教えるときにも、ちゃんと「アイウエオ」で教えることで、しっかり5つの音を区別して覚えられるようになるんですね。
 すいません、余談がちょっと長くなってしまいました。(笑)でも、少しでもなるほどとか、面白いなあなんて思ってくれたら幸いです。
 では今日はこのあたりで。次は「エ」についての記事でお会いしましょう。See you soon!

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