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日記

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240715

240715

子どもの頃から誰かの何気ない一言を重く受け止めて、一人で激しく落ち込んでしばらく引きずってしまうことが何度もあった。

新卒で入った会社がハラスメントの巣窟みたいなところで、世間知らずだった私は当時打ちのめされていた。意を決して母に相談したときの反応がとにかく辛くて、心をえぐられたような深い悲しみと孤独感を覚えた。当時はなかなか立ち直れなかったし、それ以来自分の辛さや悩みを母に話すことはなくなった

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240623

240623

私は親より稼げない仕事に就いた。成人してから割と長い期間親の脛をかじって生きながらえてきたので、今も借金を返せていない状態だと思っている。金額を見定めて完済したら事が片付く、という類のものとは思えず、それに大した経済力もないから、結局親が生きている間に少しずつ返していくしかないのかなと思う。

親は返済しろとは言わないし、何なら今でも何かと理由をつけて金品を与えようとしてくる。年金生活者だけど過去

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240424

240424

最近気持ちの整理のために言語化は大事だと言われて改めてそうだなと納得しつつ、そのくせあまり実践できていないので、感心しているだけでは意味がないと反省した。

職場の人(Aさん)に怒りを覚えてしまうので、原因を書き出してみようと思った。

頭の中がぐるぐるしている時期だから
とりとめのない、その場限りの感情を必要以上に深堀りしてドツボにはまっている気がする。それでも頭の中で追いかけ続けてしまうから、

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240204 楽しさの種類

240204 楽しさの種類

先日久しぶりに本屋さんで特に目的もなく店内を眺め歩いていたら、100分de名著でローティが取り上げられているのが目に入って思わず感激してしまった。テキストの著者、ガイド役の朱喜哲さんのことは初めて知ったけれど、『偶然性・アイロニー・連帯』は専門家の目を通じて一般向けにどのように要約、紹介されるのかに興味が湧いた。迷わず手にとり併設カフェで一気読みした。読み進めるうちに忘れていた記憶が蘇り、これまで

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230923

230923

社内戦争?のせいで私も一瞬ものすごく感情的になり、しばらく混乱していた。いがみ合う人々の姿は醜く、コミュニケーションの決定的な断絶は痛ましくも思える。自分はどうすればいいのか、何が正解なのだろうかと、ひとしきり悩んだ末に、上記の言葉を思い出した。

私が何かの下僕となって人生を捧げるとしたら、それは「真実」以外にはあり得ない。ときに迷い苦しんだとしても、最後に拠り所とするのは「真実」でありたい。そ

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230818 期待せずに一緒にいる

230818 期待せずに一緒にいる

昔から人付き合いが好きになれなくて、ある程度の年齢になってからは、その原因が自分の大きすぎる期待にあることに気づくようになった。他者への期待にも色々あるだろうけれど、私のそれは他者の行動をコントロールしたいというよりも、どちらかというと恐らく他者との関係性に対する期待に近かった。

例えば、誰かと会う約束をしていたとして、相手が約束の時間に来なかったとしても、私はそれほど失望しない。遅れずに来てく

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230805

230805

暑さのせいか、イライラ?している。はっきりと怒りを感じるわけではないけれど、ウンザリ、呆れる気持ちを抱いてしまうことが多い。

以前は他人の仕事上の欠点は特に気にならなかった。自分のできていないところをできるようにするにはどうすればいいか、それを考えたりやってみたりすることで精一杯だったからではないかと思う。私がやっていることに専門性は必要ない。家事みたいなもので、個々のことはやろうと思えば大体誰

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230531

230531

5歳位のときに習い事の先生に些細なことで叱られて、「やる気がないなら出ていけ」みたいなお決まりの文句を吐かれた。そのとき私は「今までお世話になりました」とはっきり自分で口にして教室から出ていったらしい。細かいところは自分でもよく覚えていない。その後すぐに慌てて母が私を説得して連れ戻し、結局その習い事は続けることになったんだけど、事をうやむやにされたこと、丸め込まれて「本当は辞めたくなんてないよね、

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230513

230513

何となくモヤモヤしてて、今までに繰り返した失敗のパターンをまた繰り返しそうな気がしてきて嫌だなと思ったところで、やっと一つ方向が見えてきた。

ここ1、2年の間は【新しい世界】と【馴染みのある世界】を横に並べたとき、必ずといっていい程【新しい世界】の方を優先してきた。安心できる見慣れた世界に居座っていては生きていけないと感じていたし、狭い世界から抜け出す必要性を痛感していたからだ。だけど、ようやく

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230505

230505

削れていく感じがし始めたから、潮時だと思った。バイタリティが乏しくて疲れを感じやすい質なのは前から自覚していた。ほとんど常に疲れていて、必要な休息を確保することだけに休日が費やされる。それが正しいことなのかなんて考える余裕もなかったけれど、今はだましだましでも目の前のことを何とかこなしていくことが大事だと、最近まではそう思うようにしていた。

今していることには意義を見出だせるし、尊い瞬間に触れ、

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221222 怒りの処理

221222 怒りの処理

自分のことを棚に上げて他人を口汚く罵る人間に対して、私はどうしても寛容になれない。私は基本的に人の弱さを受け入れられない人にはなりたくないと思っている。実際にそうあることができているかは別として、とにかく不用意に他人のできないこと、苦手なことを責めたりしたくないし、そうしないように気をつけているつもりだ。

「自分のことを棚に上げて他人を口汚く罵る」のも、それをする人のある種の弱さなのだろうけれど

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220517

美しくなければ、可愛げもない。賢くもなければ、バカになりきれるわけでもない。何事かを成すのでもなく、何者にもなれずに嘆くのでもない。子どもの頃、一番なりたくなかった大人の姿に似ている。

くだらない愚痴をこぼし、人の些細なミスに不満をつのらせ、自分の都合が通らなければ機嫌を損ねる。そんな「小さな」人間には決してなるまいと固く誓っていたはずなのに、鏡を見ればそこに映るのは紛うことなき小さな人間だ。

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220128 料理

220128 料理

濃厚接触者と判断されて自宅待機、今日が最終日。PCR検査を受けた結果、陰性だった。保健所の指導に従い、明日からは通常の生活に戻ることになる。

仕事の性質上覚悟はしていたけれど、第6波の拡大スピードを前に成すすべもなく今に至った。私が検査を受けられたのは、恐らくクラスター防止等の観点から優先対象とみなされたからだ。今回はたまたま感染を免れた(もしくは、偶然検査の結果は陰性で済んだ)ものの、いつまた

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220114

220114

最近ほとんど考え事をせず、日記も書いていない。年末は忙しすぎたという理由もあるけれど、少し余裕ができてからも、それほど書くことに気持ちが向かわない。

忙しさには慣れた。仕事量に見合う対価を受け取っているかと問われると素直に頷くことはできないけれど、正直それほど気にしていない。屋根の下で眠ってご飯が食べられたら、十分満足だ。一般論として、労働には適切な対価が支払われるのが望ましいのだろうとは思う。

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