観戦するのが好きなスポーツ、男子中高生は「野球」、女子中高生は「バレーボール」が1位
今回は中学生と高校生を対象に、観戦するのが好きなスポーツについてリサーチ。また、会場での観戦、テレビ、インターネット中継など、観戦方法についても聞いてみました。
1.中高生が観戦するのが好きなスポーツは?男女で傾向に違いがみられる
中高生に、プロ・アマチュア問わず、また、会場での観戦だけでなく、テレビ放送やインターネット中継、配信も含め、観戦するのが好きなスポーツを聞きました。
中学生の傾向として、男子中学生では「野球」が最も高く、約4割で1位となりました。続く2位の「サッカー/フットサル」も3割超の高い割合です。
女子中学生では「バレーボール」が3割超で1位に。「ダンス」も人気があり、1割台半ばで5位に入っています。
高校生の傾向をみると、男子高校生の1~5位は男子中学生と同じ結果になっています。
女子高校生の1位は3割台後半で「バレーボール」でした。「ダンス」「フィギュアスケート」も1割台後半で10位以内にランクインしています。
そのほかにも、「バレーボール」「バスケットボール」「ダンス」「フィギュアスケート」は男子中高生と比べて女子中高生で高い割合となりました。今年開催されたパリ五輪で、「バレーボール」や「バスケットボール」の日本代表が活躍し、盛り上がっていたことも影響しているかもしれません。
一方、「野球」「サッカー/フットサル」は、男子中高生のほうが高く、特に男子中学生で最も高い割合となりました。また、「野球」や「バレーボール」は中高生の男女すべてのランキングでTOP3に入っています。
2.テレビ観戦が圧倒的!YouTubeでの観戦も4割超
観戦するのが好きなスポーツがある中高生に、ふだんどのような方法でスポーツ観戦をしているか聞きました。
中学生、高校生ともに「テレビ」が8割台後半と圧倒的に高い割合です。次に「YouTube」が4割台、「【実際に】会場に見に行く」が2割台で続いています。
「YouTube」は、男子中高生で5割前後となっており、女子中高生と比べて高くなっていました。
また、「【実際に】会場に見に行く」割合は、中学生が高校生よりもやや高いことがわかりました。
3.憧れのスポーツは?男子中高生は「野球」が1位、女子中高生では「ダンス」が1位
中高生に「憧れのスポーツ」を聞きました。「特にない」という回答は、全体で2割弱でした。
男子中学生の憧れのスポーツ1位は「野球」で2割超です。
女子中学生では「ダンス」「弓道/アーチェリー」がTOP2に入りました。4位には「バドミントン」が入り、ランキング外となりましたが「アイススケート」も高めの割合でした。
男子高校生の1位も2割弱で「野球」となりました。
女子高校生では「ダンス」が3割超で1位となり、2位以降は「弓道/アーチェリー」「バスケットボール」が2割台でランクインしています。ランキング外ですが、「アイススケート」「チアリーディング/チアダンス」も高めの割合でした。高校ではチアダンス部がある学校も多く、高校生ならではの結果かもしれません。
「ダンス」は観戦するのが好きなスポーツでも女子中学生で5位、女子高校生で7位となっており、女子中高生で人気のスポーツといえそうです。
「野球」は観戦するのが好きなスポーツでも男子中高生で1位でしたが、憧れのスポーツでも高い割合になっています。
4.「憧れのスポーツ」TOP5を選んだ理由
中高生に「憧れのスポーツ」として、そのスポーツを選んだ理由を聞きました。中高生を合わせた全体上位のスポーツを中心に、回答を紹介します。
全体1位 弓道/アーチェリー
全体2位 バレーボール
全体3位 ダンス
全体4位 バスケットボール
全体5位 野球
その他
全体1位の「弓道/アーチェリー」は、弓を引く姿がかっこいいと憧れる中高生が多いようです。
2位の「バレーボール」は、五輪での日本代表の活躍や、バレーボール漫画でアニメも人気の「ハイキュー!!」からも影響をうけている様子。
3位の「ダンス」は、キレのある動きや表現などが魅力的で、推しのダンスに憧れるという意見がみられます。
4位の「バスケットボール」は女子高校生で3位にランクインしていましたが、五輪で日本代表が活躍する姿を見て憧れたという声がありました。
5位の「野球」は、大谷翔平選手をはじめ、メジャーリーグやプロ野球での選手の活躍や、身近なスポーツであることも理由となっているようです。
そのほかに、「バドミントン」は女子中学生で人気でしたが、五輪のバドミントン混合ダブルスで注目された「わたがしペア」の活躍も影響があるのかもしれません。
観戦するのが好きなスポーツ、憧れのスポーツともに、男女で異なる傾向がみられました。それぞれの好みに合ったスポーツを観戦したり、実際に体験したりして、スポーツの秋を満喫できるといいですね。
【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の中学生、高校生の男女
実施時期:2024年9月17日~2024年9月19日
有効回収数:1018サンプル
※性別年齢構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合があります
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