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ネコの素晴らしい能力
ネコは可愛らしいルックスとミステリアスな一面を持つ動物として約1万年以上前から人類とともに共存しています。
彼らは私たちが普段気付かないようなところで、意外な力を発揮しているかもしれません。
今回は、そんなネコに秘められた素晴らしい能力を5つ紹介していきます。
①驚異的なジャンプ力
個体差はありますが、猫は最大で約1〜2メートルの高さまで跳ぶことができます。
人間で例えると15〜20メートルの高さをジャンプすることになります。
猫は元々、森に住む生き物でした。
そのため、生きていくためには木から木へと跳び移りながら狩りをする必要があったのです。
その過程を経て、猫のジャンプ力は発達していきました。
②飼い主を健康にする
猫を飼っていると心疾患や脳卒中のリスクが減少します。
ミネソタ大学で行われた調査によると、猫を飼うことで飼い主のストレスや不安が軽減され、心臓麻痺を起こすリスクが約40%減少するという結果が明らかになっています。
ちなみに、インディアナ大学の調査によれば、飼っていない人でも猫の画像や映像を見るだけでストレス軽減の効果が得られるようです。
③ヒゲの役割
猫のヒゲ(触毛)はレーダーの役割を持っています。
このヒゲのおかげで、物にぶつかるのを防ぎ、狭い隙間を上手にすり抜けられるようになっているのです。
④猫は物理学の天才だった
最近の研究によると、猫は物理法則を理解しているということが明らかになっています。
京都大学の研究者が行った実験で、飼い猫30匹を対象に特殊な実験用の箱を見せるというもの。
猫たちを2つのグループに分け、以下の場合で猫の反応を調べました。
・箱を振って中から音がする時、その箱から物が落ちてくる。または、音がしない時、その箱から物が落ちてこない場合。
・箱を振って中から音がする時、その箱から物が落ちてこない。または、音がしない時、その箱から物が落ちてくる場合。
その結果、猫は「振ると音がする箱」を長時間見ていることが分かりました。
つまり、物理法則に従った条件の箱に対して、猫は「箱から物が落ちてくる」と認識していたのです。
また、「条件が物理法則と一致しない箱を見ていた猫は、自分の推測と矛盾していて戸惑っている様子だった」と研究者たちは述べています。
ちなみに、アメリカのミシガン州立大学で発表された物理学の論文で、共同著者としてネコの名前が掲載されたことがあります。
論文の内容は「低温環境における原子の動き」について書かれたもの。
ネコの名前は「F.D.C.ウィラード」。
論文の著者であるジャック・ヘザリントン教授の飼い猫です。
⑤地震予知
猫は人間より10分早く地震の揺れを感知することができるといわれています。
兵庫県内の聞き取り調査によると、阪神淡路大震災の時、犬は26.2%、猫は39.5%が騒いだり、暴れたり、突然家から逃げ出すなどの異常行動を示したという結果が出ています。
現在、様々な大学や研究機関で動物の異常行動と地震発生の関連性について研究されています。
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