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仕事と私生活のリバランスのために転職、愛知県民になりました。 大人になっても昆虫観察か…

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仕事と私生活のリバランスのために転職、愛知県民になりました。 大人になっても昆虫観察から抜け出せず、仕事の傍ら自然観察と登山にほぼ全てのエネルギーを注いで生きています。 昆虫観察や登山、仕事を通じて考えたこと感じた事を書き留めていきます。 兵庫県神戸市出身、学園都市LOVE❤️

マガジン

  • 自由研究のはなし

    夏休みの宿題の定番「自由研究」 ネットワークの発達の弊害か、最近は自由研究のテーマ選びに苦労している人が多いとか・・・ ここでは、登山や自然観察の中で目にした生き物について、自由研究のヒントになるような切り口で記事を書いていこうと思います。 正しいか正しくないかなんてどうでもいいんです。だって「自由」なんですから。 自分の目で見て、感じて、考えたことをまとめて、余力があれば仮説を立ててさらに観察するもよし、実験するもよしです。 興味のあることに正面から向き合ってみましょう!

  • 仕事のはなし

    私の仕事(ヘリコプターの操縦士)に関する色々

  • 登山のはなし

    登山を通じて感じたこと、考えたこと

  • 生き物のはなし

    昆虫以外の色々な生き物のはなし

  • 昆虫のはなし

    昆虫観察を通じて感じたこと、考えたこと

最近の記事

自由研究のはなし

私が小学生だった1990年代は、夏休みの宿題といえば「自由研究」と「読書感想文」 今や宿題の多くもタブレットに配信される時代なので、最近の夏休みの宿題事情はどうなっているのでしょうか? ただ、夏休みの時期になると夕方のニュースで「自由研究のテーマ選びを学芸員さんや各分野の専門家がお手伝い・・・」なんていう特集があったりするので、少なくとも自由研究は夏休みの宿題として続いているのでしょう。 今回は私の人生初の自由研究、小学校1年生の当時のはなしです。 すでにトップの写真でお分

    • 陸上自衛隊で受けた操縦教育③

      2011年、新年を迎えた私たちの操縦教育はいよいよ加速していきます。 私が教育入校した当時の「幹部航空操縦課程」のカリキュラムはざっくりと以下の通りでした。 ○ 学科教育  (約2ヶ月) 霞ヶ浦駐屯地 ○ 基本操縦訓練(約6ヶ月)   ↓ ○ 計器飛行訓練(約3ヶ月) 明野駐屯地 ○ 仕上げ訓練 (約2ヶ月)   ↓ ○ 技能審査など(約1ヶ月)   ↓ 霞ヶ浦では、飛行場の場周経路を使用して通常離着陸、最大出力離陸、高角低速着陸、滑走離着陸、オートローテーション着陸など

      • 登山を初めた理由

        昆虫と登山をテーマに・・・と言っておきながら、登山の投稿は今回が初めてです💦 私が登山を始めたのは2012年ごろで、まだ前職の陸上自衛隊で九州に勤務してた頃のはなしになります。 ちょうどパイロットとして駆け出しであったのと同時に、初級幹部として毎日を手探りで過ごしているような時期でした。 当然、担当事務の根拠規則(自衛隊は「公務員」なので何をするにも法律、規則、規定がついてまわります。)も頭に入っておらずその都度、規則体系から調べる有様で・・・その傍ら、操縦士として操縦技術

        • オコジョのはなし

          今日はオコジョのはなしです。 オコジョは体長15cm〜30cmくらい、中部地方から北海道にかけて分布しているイタチの仲間です。 登山をする方でしたら、もしかしたら見かけたことのある方がいるかも知れませんね。 オコジョは非常にすばしっこくて、見かけてもなかなかシャッターチャンスをくれないのですが、昨秋、鏡平山荘で出会った時に上手く撮影できたので、すばやさの秘訣を身体の動かし方から見てみたいと思います。 胴体に比して四肢が短く低重心な体型です。「胴長短足」と表現するとなんだ

        自由研究のはなし

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        • 自由研究のはなし
          1本
        • 仕事のはなし
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          1本
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          1本
        • 昆虫のはなし
          7本

        記事

          陸上自衛隊で受けた操縦教育②

          2010年12月16日 私は12名の同期生とともに初フライトの日を迎えました。 霞ヶ浦飛行場を西向きに離陸した時、突如として当時完成間近だったスカイツリーと富士山が目に飛び込んできました・・・ この時の心境がドキドキだったのか、不安感が勝っていたのか・・・、正直なところよく覚えていませんが、この光景だけは鮮明に覚えています。 さて、操縦教育の中身のはなしに戻します。 初フライトと言っても、座学で機体構造や空力を学びエンジン始動手順を覚えただけでヘリコプターの操縦ができれば

          陸上自衛隊で受けた操縦教育②

          クマバチのはなし

          春になると花を咲かせたサクラやフジの木のそばでクマバチを見かけることがありますよね? ハチにしては比較的大きな見た目と、ブーンというハチらしい羽音も手伝って「こわい」と感じる方も多いと思います。 一箇所にとどまりホバリングをしている“彼ら”は何をしているのでしょうか? 答えは出会いを求めて、パートナーを探しているのです。 そのため、自分の視界に入る飛翔物(ハチやその他の昆虫)があるとすぐさま接近して、威嚇・排除しにかかります。 この様子だけ見ると気性が荒いようにもとれます

          クマバチのはなし

          陸上自衛隊で受けた操縦教育①

          さて、今回は私が受けたヘリコプターの操縦教育のはなしです。 「幹部航空操縦課程」とは、その名の通り防衛大学校や一般大学を卒業し入隊した幹部候補生のうち適性検査を経て選抜され、航空科職種に配属された者が受講(陸自では「入校」といいます。)する課程教育です。 この課程では、国家資格である「事業用操縦士(回転翼)」の資格取得が最大の目的で、併せて陸上自衛隊の操縦士として身につけるべき知識と技能をわずか1年2ヶ月という短期間で文字通り“叩き込まれ”ます。 12名の同期生と寝食を共

          陸上自衛隊で受けた操縦教育①

          パイロットになるまでの話

          パイロットになるまでの話とはいったものの・・・何から話せばいいのか というのも、私は元々とパイロットを志していたわけではありません。 大学生のときこれと言って就きたい職が決まっていなかった私は、阪神大震災を被災していたこともあり漠然と「自衛官」を志しました。 そして、今は廃止となった採用区分「一般陸曹候補学生」として陸上自衛隊に入隊し、初めに配属されたのは普通科職種、いわゆる“歩兵”でパイロットとは無縁の世界です。 体力的にも精神的にも厳しい思いをしましたが、陸上自衛隊の

          パイロットになるまでの話

          転職から1年半

          転職して2回目の春を迎えました。 春は私の1番好きな季節。 冬に葉を落としていた落葉広葉樹がいっせいに芽吹き、山々が彩りと立体感をもって迫ってくる感じがなんとも表現し難い活力を与えてくれます。 先日、41歳を迎え職場の若い後輩たちと接する度に「自分も歳をとったな・・・」と感じることが増えてきたのと同時に、「若い子達には自分がしてきた苦労や回り道はできるだけさせたくない。」と思うようになってきました。 noteでもこれまで「仕事の話しはあまり書かないでおこう」と考えていたので

          転職から1年半

          自分の世界の狭さ

           先日、新穂高温泉の登山口から鏡平山荘へ紅葉を見に出かけた時のこと。  冷たい雨の降る標高2000mほどの地点で、不意にキアゲハの幼虫を見つけました。 最初は「なんでこんな所にキアゲハが?」という疑問が浮かんできました。なぜなら私は40年生きてきて、キアゲハの幼虫をパセリかニンジンの葉でしか見た事が無かったから・・・  知識としてキアゲハの幼虫はセリ科の植物(ハナウドもセリ科)を食草とすることを知っていたものの、私の生活圏で一般的に目にするのは人の手で植えられたパセリやニン

          自分の世界の狭さ

          "春の女神"ギフチョウを求めて④

           すみません、また期間が空いてしまいました。  前回まではギフチョウを一目見るための奮闘記のような内容でしたが「生態観察」と言うからには繁殖の様子を観察しないわけには行かないでしょう。40歳にもなって「無事にギフチョウ見れました!」ではちょっとね・・・  と言うことで、ギフチョウの性態の要点をもう一度おさらいです。 ① 年に一度しか世代交代しない。(チョウの仲間では珍しいのです。) ②幼虫の食草「カンアオイ」の仲間の生育環境が限定的 ③成虫の姿を見られるのが3月下旬〜4月上旬

          "春の女神"ギフチョウを求めて④

          命のリレー

          今朝は、転職して初めて臓器搬送の任務🚁 病院ヘリポートを離陸するヘリに向かって最後のお別れをするご家族の姿を見て、身が引き締まる思いだった。 尊い命のリレーの一翼を担えたこと忘れません。

          命のリレー

          “春の女神”ギフチョウを求めて③

           ギフチョウ第3回です。  先回の投稿で紹介させていただいた2か所の観察スポットは2月末から4月上旬にかけて、7~8回ほど通いました。  結論からいうと、ギフチョウの新成虫をみられたのは6回目の4月1日と2日になってからでした。3月中旬までは「あわよくば、越冬蛹を見つけられないか・・・」と思い、観察スポット周辺の植生や環境の観察に合わせ、カンアオイの生息密度が比較的濃い場所を選んで、蛹を探してみたりもしましたが結局見つけられず・・・  さて、成虫を観察するにあたり図鑑やネット

          “春の女神”ギフチョウを求めて③

          “春の女神”ギフチョウを求めて②

           前回の投稿から少し間が空いてしまいました。  私の人生初のギフチョウ観察はようやく春の気配を感じるようになり始めた2月中旬でした。  まずは自宅から1時間程度で行ける範囲でギフチョウの目撃情報のある地域を探してみました。最近はスマホ一つで様々な情報が得られるので本当に便利になりましたね。 〇 食草のカンアオイが育つ環境があること 〇 200m~300m程度のなだらかな丘陵地形であること 〇 人間による開発が進んでいないこと  条件に合う数か所のうち、私なりによさそうだなと感

          “春の女神”ギフチョウを求めて②

          "春の女神"ギフチョウを求めて①

           みなさんは「ギフチョウ」って知ってますか?  他の昆虫が姿を現すよりも少し早い3月下旬〜4月上旬、この僅かな期間にだけ姿を見せる"春の女神"とも呼ばれるアゲハチョウの仲間です。  このチョウは昆虫好きの間ではちょっとした有名人なのですが、その理由は他のチョウとは違った生態だからです。その主な特徴は以下の通りです。 ① 1年に一度しか世代交代しない。 ② サナギの期間が10ヶ月以上にもなる。 ③ 全国的に分布しているのにあまり見かけることがない。  昆虫にあまり興味のない

          "春の女神"ギフチョウを求めて①

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          ベニシジミの羽のはなし

          ベニシジミの羽のはなし

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