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“山”の魅力

「忙しない日常生活から距離をとり“心の洗濯”をするため登山を始めた。」と言いましたが、私が感じている魅力について少し考えてみました。

 ただ、こうして文章にして皆様に読んでいただく限り、すでに登山が好きな私の一方的な「好き」を語る前に登山のマイナスな面と言うか、苦労する点なども紹介しないといけませんね。

○  私が考える登山の苦労・マイナスポイント
 ・ しんどい(心拍数爆上げ↗︎、荷物が重たい、何kmも歩く・・・)
 ・ 何かと不便、出費がかさむ
   (トイレが少ない、缶ビール¥800、缶ジュース¥500・・・)
 ・ 下山後に公共交通機関を使うのに気を使う。
 ・ 虫刺され、毒草との接触、猿・猪・鹿などとの遭遇
 ・ 山小屋の宿泊料金が意外に高い。
   (風呂なし素泊まり¥9000、2食付¥14000程度) 

・・・・ネガティブな要素を挙げ出すと切りがありません💦
私は皆さんに“山の魅力”を伝えたいので、これくらいにしておきましょう。

 次に、私が考える山の魅力は以下の通りです。

快晴の西穂高の稜線

○  私が考える山(単独山行)の魅力
 ・ 自分と向き合うことができる。
 ・ 普段みられない風景に出会える。
 ・ 普段見られない鳥、動物、昆虫たちに出会える
 ・ よくわからない謎の達成感を感じられる。

 生き物好きな私だから魅力的に感じている要素も多分にありますが、特筆したいのは「自分と向き合えること」です。
 登山をしているとき(標高を稼ぐために登っている時は特に)に浮かんでくる感情の多くは「しんどい、キツイ、疲れた💦」「休憩したい、これくらいでやめておこうか・・・」と言ったネガティブなものです。
 数少ないポジティブな感情といえば、雄大な景色を目にし上手く説明できない感情ながら「すげ〜」と思ったりすることでしょうか。

 ただ、ネガティブにしろポジティブにしろ“純粋な自分自身の感情”であることは間違いありません。これこそが「自分自身の心の声を聞く」=「自分と向き合う」という体験に他ならないと思います。

 私たちが普段過ごす人間社会における感情変化の多くは、優越感や劣等感のような“他者との比較”によって生じるものばかりですが、そういった“他者との比較”からの解放こそが登山の魅力であり醍醐味だと私は思うのです。

マジックアワーの駒ヶ根の夜空(この日は満月でした)

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