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自分の世界の狭さ

 先日、新穂高温泉の登山口から鏡平山荘へ紅葉を見に出かけた時のこと。
 冷たい雨の降る標高2000mほどの地点で、不意にキアゲハの幼虫を見つけました。

ハナウドとキアゲハの幼虫

最初は「なんでこんな所にキアゲハが?」という疑問が浮かんできました。なぜなら私は40年生きてきて、キアゲハの幼虫をパセリかニンジンの葉でしか見た事が無かったから・・・
 知識としてキアゲハの幼虫はセリ科の植物(ハナウドもセリ科)を食草とすることを知っていたものの、私の生活圏で一般的に目にするのは人の手で植えられたパセリやニンジンに産卵され繁殖しているキアゲハばかりで、冷静に考えるとそれ以外の場所でキアゲハの幼虫を見たことがない事に気付き、改めて「自分の世界」の狭さを知った瞬間でした。
 

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