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介護で思ったこと、思うこと

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#在宅介護

幸せな老後とは

幸せな老後とは

『「幸せな老後」を迎えるための準備
なぜ日本の高齢者は「不幸」なのか。』

医師の諸岡真道氏の提言をもとにした
特集記事を読みました。

⭐︎ アドバンス・ケア・プランニング

東京都医師会が挙げているACP
アドバンス・ケア・プランニング

次の7点にフォーカスして
自分が願う最期のあり方を家族と話し合い記録し
主治医に伝えておく。それの繰り返すことで
「幸せな老後」に備えましょうと提言されてい

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介護で思ったこと⑥ 辿りつく

介護で思ったこと⑥ 辿りつく

在宅緩和診療をお願いする医師、診療所を
自分達で決める。

とても難しく辛い課題。

その医療サービスを受けることになる
当事者である父は入院中。
この決定には彼の希望は反映されない。

それまでの人生、他人任せには決してせず、
大切なことは自分自身で決めてきた父。
多分人生最後になるかもしれない選択を
家族とはいえ私たちがするのです。

責任重大で荷が重かった。

△ 訪問診療医を見つけてと言わ

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介護で思ったこと⑤ 家族は迷い子

介護で思ったこと⑤ 家族は迷い子

△ 心の準備もないままに

要支援1の
「年齢の割には元気」な老人だった父。

それがまさかの緊急入院、
そして入院中の認定見直しで要介護3となり、
退院、自宅療養が始まることとなりました。

退院が決まった時、もちろん家族全員喜びました。
同時に入院中かなり早い段階から
病院から難しい課題を与えられて、
正直途方に暮れていました。

▼ 家族がしなくて誰がする、なのですが、

在宅で安心して医療

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介護で思ったこと① 未だに言葉を探している 

介護で思ったこと① 未だに言葉を探している 

少し前に父を見送りました。
もう少し頑張ったら90歳のお誕生日を迎えることができたのですが、
本人にはもうその気力もこの世への未練もなかったようでした。

去年お誕生日を家族でお祝いした時には、診断が確定していて、
「もう来年は無理かな」と本人は言っていました。

それでも家族は、
「そんなこといいわずに頑張って来年もお祝いしましょうよ」
と、声をかけしました。

「頑張って」という声掛け、励まし

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