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介護で思ったこと、思うこと

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#日記

介護で思ったこと 11 ホスピス相談見学3

介護で思ったこと 11 ホスピス相談見学3

つづき

△ 短期入院できると知り一安心

「ご家族が介護で疲れた時など、
短期間お父さんを預かることもできます」

ホスピス見学時、緩和ケア外来の看護師さんが
教えてくれた短期入院制度。

とても心強いサポートがあると知ると、
在宅介護もますます前向きになれる。

そして自宅では
訪問診療のドクターはじめ医療スタッフさん、
訪問看護師さん、そしてケアマネさんが
連携を密に、力を合わせ
「自宅で過

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介護で思ったこと ⑩ ホスピス相談見学2

介護で思ったこと ⑩ ホスピス相談見学2

つづき

△ 緩和ケア外来で医師と面談の日

それまで一度も受診したことがない、
実家から車で20分ほどの総合病院。
そこにホスピス(緩和ケア病棟)がある。

面談予約の当日、初診受付を済ませ、
緩和ケア外来の医師と面談。
事前に渡していた父の医療情報提供書と
画像に目を通して待っていてくれたのは
初老の優しい目をした男性医師だった。
ゆっくりじっくり話した後、
看護師さんにホスピス病棟を
案内し

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介護で思ったこと ⑨ ホスピス相談見学1

介護で思ったこと ⑨ ホスピス相談見学1

親の面倒は看取る「覚悟」を持て、
信頼できる訪問診療医に巡り会えた。

万全の対策を講じ、
自宅で看取る心の準備はできた。

◎はずだったのに、、、

やはり心のどこかに
これから起きること、
未知なることへの
拭い切れない不安が
あったのだと思う。

◎最後の砦としてのホスピス入院

適切な言い方ではないとわかっている。
ただ日々追い詰められていたその頃の私。
緊急避難場所としてのホスピスを

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介護で思ったこと ⑧ 自宅に病室がやって来る

介護で思ったこと ⑧ 自宅に病室がやって来る

在宅診療を実際に手配し始めるよりずっと前、
つまり当事者意識が希薄だった頃。

自宅で過ごすより
ゆったりとした居住空間の
医療・介護・生活が融合した施設に入居した方が
安心、快適に過ごせるのではと
私はぼんやり考えていたのだ。

△ 施設もいいのではと思っていた時期もあった

お母様がとある民間老人施設で生活している、
友人から、

『施設に入居した経緯、
お母様が快適に暮らしている(多分?)

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介護で思ったこと ⑦ 繋がった

介護で思ったこと ⑦ 繋がった

訪問診療医探しで途方に暮れ、
区の在宅医療相談窓口でアドバイスを求めた私

ぱぁ〜っと視界がひらけてきた

数日して医療福祉コーディネーターの担当者さんが
電話をくれた。

「早速いくつか心当たりのある診療所に
問い合わせました。

年齢、病歴、介護度、
いづれは緩和ケアへの移行があること
大まかな居住エリアなど
お父様の情報を渡した上で
引き受け可能と回答してくれた
2診療所名AとBをお伝えしま

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介護で思ったこと⑥ 辿りつく

介護で思ったこと⑥ 辿りつく

在宅緩和診療をお願いする医師、診療所を
自分達で決める。

とても難しく辛い課題。

その医療サービスを受けることになる
当事者である父は入院中。
この決定には彼の希望は反映されない。

それまでの人生、他人任せには決してせず、
大切なことは自分自身で決めてきた父。
多分人生最後になるかもしれない選択を
家族とはいえ私たちがするのです。

責任重大で荷が重かった。

△ 訪問診療医を見つけてと言わ

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介護で思ったこと⑤ 家族は迷い子

介護で思ったこと⑤ 家族は迷い子

△ 心の準備もないままに

要支援1の
「年齢の割には元気」な老人だった父。

それがまさかの緊急入院、
そして入院中の認定見直しで要介護3となり、
退院、自宅療養が始まることとなりました。

退院が決まった時、もちろん家族全員喜びました。
同時に入院中かなり早い段階から
病院から難しい課題を与えられて、
正直途方に暮れていました。

▼ 家族がしなくて誰がする、なのですが、

在宅で安心して医療

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