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zephyrの日記

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#自由詩

symbol

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喫茶店が好き

あの時間が止まった様な別空間

星屑の色をした髪の店主

うっすらと香ってくる珈琲の香り

小説を読み耽る常連客

月毎に入れ替える生花とその花瓶

植物が好き

あの季節を知らせる鮮やかな色彩

少女の頬の色をした蕾

うっすらと香ってくる朝露の香り

生命を見守る大木

アンサンブルを奏でる光とその葉の重なり

不変と変化、流動と固定

いつまでもそこにあるもの

だれかが、

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共生の色

共生の色

きょうは仕事終わり
やわらかな苔色の風景をみました

散歩してたらぐうぜんみつけられたんです

それは実際には水面だったけど
私には大地に見えた

見渡せば共生のいろは散りばめられていると
私はどうして忘れてしまうのか

迷子になるのはいつもとつぜんで
色も出口もないどこかに
一人取り残されたみたいで
息をするのも
心が今うごいているのも
それが不自然であるように思えて
空虚感でいっぱいになります

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生まれゆく色彩に心奪われたまま

生まれゆく色彩に心奪われたまま

十月の金木犀の香り

奥ゆかしくふんわりとした漂いに反して
はっきりとした橙の実の色は
そうー
貴婦人の様な品格と
堂々たる佇まいさえ感じるほどです

短い命なのは初めからの運命であるから
終わりまでの日々を
愛おしく
そして大切に過ごさなければと

彼等のお陰で
私はいつも秋の訪れを
穏やかに迎えることができるのだから

そうして見守られ
日々体温に触れられることが
どんなに恵まれていることか

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いつのまにか

いつのまにか

いつのまにか
風は優しくて
火照った私の頬を
冷ますようにして
横切る

ばたばたとして
落ち着きのない我が子を
おちつかせる自然の母に
今宵もまた
見守られている様で

忙しなく訪れる日々には
ひとつ星を
ひとつ花を
心に添える

その心くばりが
大切で
そして
重ねられた小さな歓びは
やがて
黄金の朝を迎える

2.22

2.22

桃色 と 薄紫 

その淡さに惹かれ

あの日 スイートピーは 

私の手の 中へ

冬眠の先の

心躍る 

春の訪れを願って

頬にあたる 柔らかい 風

香った 新調したばかりの 甘い香水

体を包み込む 優しい 日差し

大丈夫

冬から春へ

ちゃんと すすんでる