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zephyrの詩

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#スキしてみて

うたたねして私、

うたたねして私、

うたたねして私、

目が覚めたら夢の中

ゆらゆらと時折

差し込む光が一筋

白は時間を掛けて

白銀へと変わって

ゆっくりと弧を描く様に

夜の手前、夕暮れの先の色の下で

泡となって、

それから消えました

そのまま体を預けて

浮かんでいれたらいいのに、

と願ってしまう程に。

溶けた蝋が

溶けた蝋が

溶けた蝋がゆっくりと流れていくのが好き
ぼんやりと照らされた追憶の光は
睫毛の影をなぞっている、安堵と空虚
相反する心の鼓動を知っているように
ゆらゆらと灯った

レモンイエローに染まればいい
指をパチンと鳴らせば
取り囲む私の世界すべてが
レモンイエローに変わればいい
懐かしく香る彼等は
軽快で柔和で
爽やかな風と共に存在を知らせる
あのいろ一色に 浸っていたい
#詩のようなもの #詩 #私の作品紹介 #スキしてみて #自由詩

窓の額縁 滲んだ水彩画

窓の額縁 滲んだ水彩画

窓の額縁
水彩画の滲んだ夕焼けの先は

無垢な少女の
亜麻色の眼 紅く染まった頬

とても美しかった

色はあらゆるものを彷彿とさせる

そんな奥行きのあるものだと思う

どうしようもない空白を感じたら

想像をはたらかせ色を操る

私はそういう感覚で繋いできた

夏は終わった

秋の訪れを囁いた風が
色づいた木の枝の上で踊っていたあの日

あの日の夕暮れは涙がでるほどに美しかった

無垢な少

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tada yo i shira se te

tada yo i shira se te

心からの救いを、願いを、

許しを乞うことができる私は

恵まれている

どこを探しても

見つけることはできないだろう

私のオアシス

近い存在は

つまり最も遠い存在であって

すべてのはじまりとおわりを

漂わせる

どこまでも 澄んだ空は

静そのもの

貴方は私のオアシス