突然キレる人々に怯えていませんか?
以前も中野信子さんの本を読んで面白かったので
Amazonkindle unlimitedのおすすめに上がってきたので
読んでみました。
内容
子供の反抗だったり、
上司の理不尽な怒りだったり
年寄りの頑固さだったり
最近話題になった煽り運転だったり
正義感が強すぎる正義マンなんて言うのもありましたね。
そんな突然にキレる人々に怯えていませんか?
それとは逆に、
家族や周りにキレてしまう自分自身に
大丈夫かな?と不安になったりしませんか?
そんな人間の「キレる」とは…を
脳のメカニズムから解説している本です。
そして、
そんな人たちから身を守るにはどうしたらいいのかを
説明してくれています。
世の中には、我慢するという人の善意を利用して、相手を支配しようとする人がいます。そういう人は、相手が我慢すればするほど、その人からいろいろなものを搾取しようとするのです。
やり方は人それぞれだとしても、相手の身勝手な怒りや不条理な言動には、上手にキレて、抵抗する必要があるのです
感想
「キレる!」と聞くと、小学生の時に
温和な男の子が急に怒り出し、
椅子を持ち上げ、時に彫刻刀を振り回す男の子を思い出すのです。
あれは、明らかに、ちょっかいを出した男の子の方が悪く
キレ方を間違ったために、さらにちょっかいを出されてしまったパターン。
今、思えば、彼は彼なりに精一杯
「これ以上かかわるな!」と上手にキレたつもりだったんだと思う。
もしかしたら、もっと前に一線を引いていたら…と、
あの時の状況は変わっていたかもしれないんだな…と
この本を読んで考えさせられました。
日本人は、空気を読むのが上手い分、
人の気持ちを荒立てるようなことはなかなか言いづらいですものね。
その分、上手にキレるのが下手なのかもしれません。
海外では、いじめはよくないものと教えるだけではなく、いじめられたときにどう言い返すのかといった学習をロールプレイなどで取り入れている例もあります。日本においても、言葉をうまく使いこなして、敵をつくらず、自分を守る方法を学ぶ機会はもっと増やすべきでしょう。
おすすめ度
キレるメカニズムを知ると、キレている人をなだめる事よりも
自分を守ることの方が大事だな…と感じました。
そういう意味でも、一読をお勧めします。
脳の状態から見ても
「話せばわかる」レベルではないとのことなら
逃げるが勝ちですね。
他にも、ジャンルを問わず、読んだ本の紹介をしています。
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