マガジンのカバー画像

読書のこと

9
運営しているクリエイター

#読書記録

白い巨塔 読了

白い巨塔 読了

マイペースに読み進めてきた
文庫版『白い巨塔』。
(全五巻)

先日
半年近くかかってようやく読了しました。
(マイペースすぎ)

↑一巻ごとに所感を記事にしていたんですが
四巻の記事を下書きに眠らせたまま
五巻まで読み終えてしまいまして。

もう四・五巻まとめて書いちゃう。笑

白い巨塔は
あとからまとめて記事にしようと思っていて
読みながらこんな風にメモをとっていたんです。

今日はこれに沿っ

もっとみる
『白い巨塔』と海坊主

『白い巨塔』と海坊主

『白い巨塔』第二巻を読了しました。

教授選のドロドロ工作の話が最終巻まで続くのかと思っていましたが、二巻にして決着がついてしまいました。

教授になったあとの財前五郎のおごりっぷりには、胸焼けすら感じます。
周囲も、自分の利益のためにこれでもかと財前にゴマをする、持ち上げる。

また、里見助教授と東佐枝子のただならぬ雰囲気も気になります。アバンチュールな展開になっていくのかしら、、、。

ところ

もっとみる
森見登美彦氏 『太陽の塔』

森見登美彦氏 『太陽の塔』

森見登美彦氏の小説が好きです。
ファンタジーかつコメディでありながら、京都らしい風情、風流な言葉遣い、、、森見ワールドにどっぷりとハマっております。

森見登美彦氏を初めて知ったのは大学生のとき。
友達みんなで宅飲みをしているときに、ある男の子が、面白いアニメがあるんだと言って観せてくれたのが、『四畳半神話体系』でした。
バラバラだったストーリーが繋がっていく感じとか、硬いのに無駄がなくリズムの良

もっとみる
『天然知能』読了

『天然知能』読了

郡司ペギオ幸夫さんの『天然知能』を読了しました。

大変難解な内容でした。
難しすぎて、すべてを理解することは出来なかったのですが、特に面白いと思った部分について、書いてみたいと思います。

「現実とVR(仮想現実)は違うのか」という一節です。
前提として、「天然知能」というのは、「知覚できないが存在する外部」を受け入れる、新しい概念だといいます。
「現実とVR(仮想現実)は違うのか」の節では、「

もっとみる