キレる老人、笑う老人。な話し。
閲覧ありがとうございます。
今日は、早朝、まだ薄暗い自分に、止せばいいのに、ウォーキングした時のコレアレを書いておこうと思います。
お休みの日の朝、神の啓示か、ぱっちりと目が覚めてしまい、また寝ようとしても、寝れないって時がありませんか?
わたしは、先々週の休日の朝がそうでして、いつも、運動するなら夕方とかに公園に歩きに行くのですが、その日は、明け方の夜が明けきらないうちに、外を歩いてみたくなりました。
家を出て、まだまだ薄暗いので、人気の無い場所は怖くて、大通りを歩こうと、住宅街を抜けるべく歩いていきました。
「チュンチュン♪」と、鳥のさえずりがするだろうと、耳を澄ませながら、歩いていると、
ガラカラガラガラガラ!!
鳥の鳴き声じゃなくて、缶がかさばるような音がします。見ると、どこかのアパートのごみ置き場所の中に、毛布みたいな物体が動いているのが見えました。
びっくりして、見てしまっていると、
「見るな!!」
怒鳴られてしまいました。おばあさんのようでした。空き缶が転がってきたので、下を見ると
「見るな!!」
また、ダメ出しをされたので、慌てて、その場所を離れました。
(テレビで見て知ってる。空き缶集めの人だ。)
空き缶集めにも、縄張りみたいなのがあり、他人が来たら警戒するって、聞いたことがありました。
みんなが起き出す夜明け前が、作業時間なんだ。。
通るのは、酔っ払いとかなんで、からかわれたりもしていて、過敏になっているのかなと思いました。
あと、自販機の釣り銭口に、傘の先っぽを突っ込み、釣り銭の取り忘れがないか、チェックしまわっている年配女性も、見ました。
(出てこなきゃ良かった。。)
ジャン・バルジャンの気持ちになりながら、さっさと、大通りに出ようと、交差点に到達。
交通量は、ほんとに少なく、信号無視で渡れるほどでした。休日だったせいもあると思います。
わたしみたいな、早朝運動組が、ちらほらと歩いているのがわかりました。
(隣町のローソンの前まで行ったら帰ろう)
スタートは、ああ無情な気持ちになりましたが、やはり、新品の朝の空気は、気持ちよく、人もいなくて、「たまには、こういう時間もいいな」と、
思いかけていた時でした。
遠くからウネウネと、車道を自転車が走ってきます。おじいさんみたいでした。しかし、そのまた遠くから、車が走ってくるのも見えました。
(あぶない!!)
ファンファーン!!と、クラクションを鳴らされました。おじいさんは、すぐ避けて、脇に入りましたが、車が横を通るとき、
「✕✕✕✕!💢この!△△△が!💢」
と、怒鳴って悪態をついてました。
(なぜ、キレる。。)
車がキレるのは解りますが、なぜに、チャリンコじいさんがキレるのか。。。ちょっとイミフでした。
またまた早朝ドッキリしたわたしでしたが、ローソンから折り返し、帰るとき、
こんどは、後ろから、パトカーのマイクで
「横断歩道を渡ってください!」
と、叫んでいるのが聞こえ、うしろを振り返ってみると、
スポーツウェアを着た二人のご婦人が、横断歩道じゃない場所を渡り、こっちに着いていました。
「あぶないから、横断歩道を渡って!」
再度、マイクで警察官から注意されたご婦人方は、
「あらー!やだっ!ケタケタケタ!」
「やーねぇ!ケタケタケタ!」
と、お互いにゴミが上着に付いているのか、バンバンと叩き合って、笑っていました。
(なぜ、笑う。。)
警察官から、「北川景子さんに似てますね」と
マイクで言われたのではなく、注意されたのに、
恥ずかしいと思わなくて、照れ笑いの爆笑って、どうしてそうなったのか、池上彰先生に聞いてみたいと思ったほどです。
やはり、環境が「人を作る」のでしょうか。
周りに守られ、危機らしい事件も、ストレスもあまり、無く、ある程度の年齢に達すると、たいしたことあることが、「たいしたことない」事項に、入ってしまうのかなと思いました。
そして、反対に、厳しい生活環境で育ったり、はたまた、ある程度年齢が行って、諸事情により、「生活」という生業が、つらい状況になってしまった方々は、当然、気持ちに余裕が無くなり、厳しい言動になってしまうかもしれませんね。
しかし子供の時には、許されていた失敗は、大人になったら、「失敗」じゃなくて「罪」に分類されてしまいます。
政治が悪い、会社が悪い、と、わたしも思いがちなのですが、政治や会社が変わらないなら、自分が変わるしか無いんだろな。
多分、賢い国民は、各々がサバイバルに向かって準備しているんだろうなと思います。
ウォーキングから帰り道、選挙カーとすれ違ったとき、ふと、そんなことを考えた朝になりました。
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