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新潟の脳卒中(脳梗塞・脳出血)片麻痺のリハビリ
LIFE CREATE 大和隆紀です。

今日はリハビリテーション専門職が使う「ゴール」という言葉について、考えてみたいと思います。

私たちリハビリテーション専門職は、大学、専門学校にいる時から「ゴール」という言葉を使っています。
ここでいうゴールとは、例えば、「(自宅に退院するために)ひとりで歩けるようになる」とか、「トイレで用を足せるようになる」といったものがあります。

ケアマネの認識は違う

私が関わったことのあるケアマネは、リハビリテーション専門職が使う「ゴール」について、「もうこれ以上良くならない」=到達点、限界として認識していました。

「病院のリハビリの人が言ったから、もうこれ以上良くなることはない」
「だから、介護サービスとしては、維持に努める」と。

まだまだ良くなることを目指している方に対して、それを叶えるためのサービスを提供できていない要因が、ここにあります。

「ゴール」という言葉を使い続けて良いのか?

病院を退院し、ご自宅で過ごし始めた方と関わることが多くなり、今、私が思うことは、この「ゴール」という言葉は不適切であるということ。

なぜならば、病院を退院してからも良くなる人は大勢いるから。

病院のリハビリテーション専門職の中には、そこまで見たことがない人、想像をはたらかせることができない人もいて、
なんの疑問も違和感も感じることなく「ゴール」という言葉を使う。

ケアマネが「ゴール」=到達点、これ以上良くならないと認識していることすら知らない。
「ゴール」と伝えてしまうことの弊害を理解していない。

リハビリテーション専門職は「ゴール」という言葉に関して、認識を改める必要がある。
もしくは、ケアマネに対して、自分たちが使っているその言葉の意味を伝える必要がある。

誰の「ゴール」なのか?

リハビリテーション専門職が目指す目標として「ゴール」と言っているだけで、決して到達点、限界ではない。
そして、リハビリテーション専門職が使う「ゴール」は患者様が目指しているものではない(こともある)。

あくまでも通過点であり、その先にも患者様の人生が続いていくことをリハビリテーション専門職は理解しなければならない。

退院後のリハビリを担う、回復を望む方たちと向き合う者として、
同じもの、目指すべき場所を見て進んでいきたいと、私は思う。

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