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がん日記

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2021年10月直腸がんになりました。そんながんを患った中年の日記です。
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#がんサバイバー

鎮静剤あり、の胃カメラ

鎮静剤あり、の胃カメラ

あらすじ

直腸がん(Ⅲb、1年8ヶ月経過観察中)ここ2ヶ月腫瘍マーカー上昇中。メンタル低下中。

 腫瘍マーカーがなぜ上がったのか?ということで原因追及第一弾、胃カメラです。わたしは胃カメラと聞くだけで吐き気がするくらいの胃カメラ嫌いです、そのため今回は鎮静剤で夢見心地の隙の検査を希望しました。
 さあ、本番がやってきました。まず、胃の気泡をとる薬をのみます。そして、看護師さんが点滴を注入。生理

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がん再発可能性高まる

気がつけば『がん日記』も90以上の記事を書いてました。

あらすじ
1年と10ヶ月前に直腸がん診断、手術により人工肛門造設。1年の抗がん剤術後治療を経て経過観察中です。

腫瘍マーカー(CEA)は…前月の倍になってました。おかげで胃カメラや造影CT検査が早まります。

また「あ、もうだめかな、子どもの成長をいつまでみられるかな。」とよくない未来を想像します。これは滅入ります。

がん再発の可能性は

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『がん再発かも』の不安

『がん再発かも』の不安

あらすじ
直腸がん(Ⅲb:術後1年8ヶ月)先月の血液検査で腫瘍マーカーが上がり、10月にまた腫瘍マーカー検査を控えてます。

なんともいえない不安がずっとまとわりついてます。腫瘍マーカーについても調べましたが、『早期発見の指針にはなりません』か、ふむふむ『再発、転移の目安にはなります』か…。

術前に感じてたお尻の違和感も感じ、『再発か?』と戦々恐々。こんな感じやったかなぁ、お尻…、メンタル不安定

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がん再発は怖いけどちょっと気持ちが楽になる歌

がん再発は怖いけどちょっと気持ちが楽になる歌

がんの再発・転移があるかもと考えると不安になることもありますよー。

周りにも同じ境遇の方がおられますが、この歌のように『来世でまた会おう』と気楽にいえる感じが救われますな。

それでは聞いてください、インナージャーニーで『グッバイ来世でまた会おう』

直腸がん診断から1年7ヶ月 元気に生きてるもんだ

直腸がん診断から1年7ヶ月 元気に生きてるもんだ

2021年10月の直腸がん診断から1年7ヶ月経ちます。確定診断はstage Ⅲb。2021年12月がんの除去により直腸と肛門を切除、ストマ(人工肛門)所有です。

【心理的変化】
診断直後は「人生おわった!」でした、肛門をとった後、半年くらいまでは再発・転移・抗がん剤副作用に脅え、抗がん剤終了した術後一年目あたりから「わたしは多分死なない。だって今こんなに元気だから」に変わりました。
ただ、「多分

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う○ちと友達になりました

う○ちと友達になりました

久々にがんサバイバー、オストメイト(人工肛門所有者)としての記事を書きます。

直腸がんの末、ストーマ、人工肛門が身体に備わって早いもので1年と4ヶ月経ちます。

こんな感じでお腹に肛門があります。

そんな人工肛門と長く付き合うと、ある変化がでてくるものですね。人の根源的な思考といいますか、逃れようのない人間の業から解き放たれました。

そうです。

う○ちが手についても冷静でいられるようになっ

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ストーマから大腸内視鏡検査

ストーマから大腸内視鏡検査

わたしはストーマ保有者(人工肛門)

直腸がんで肛門を切除したためです。

そのままだと便が垂れ流しなので

袋を貼り付けております、これが

パウチといいます。

今回はストーマから大腸内視鏡検査

いわゆる大腸カメラの検査をします。

術後1年で腸内にがんが再発していないか

確認するためです。

はっきり言って

こわい!

しかし

再発がないかを調べなければいけません。

ではストーマか

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がんの再発・転移率を主治医に聞いてみました

がんの再発・転移率を主治医に聞いてみました

今回から化学療法13クール目です。

もう流石に副作用とも仲良くなってきました。

主治医に質問をいたしました。

Q.再発・転移率が下がるのは術後何年目から?

A.3年目からですね。3年目までは再発・転移率はあまり変わらないです。

Q.では抗がん剤の期間は術後1年間ですが、その後は生活習慣を整えることで再発・転移を抑えるということでしょうか?

A.そうです。

Q.抗がん剤はどの程度、再発

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がんになって11ヶ月

がんになって11ヶ月

時間が経つのは早いですね。

もうすぐ1年、直腸がんが発覚してから。手術後でいうと9ヶ月。

「がんです。」と告げられてフリーズし『あと何年生きられるんだろう?』と夫婦で泣いたのが懐かしいような昨日のことのような。

化学療法、放射線治療、手術、入院、人工肛門、病理検査でⅢb確定、術後抗がん剤治療、生活再建、復職、パート勤務+講師業のダブルワーク、がん再発の全身検索。

怒涛の11ヶ月でしたねー。

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がんサバイバーの心理(正常性バイアス)

がんサバイバーの心理(正常性バイアス)

災害や事故、病気なんか色々と自分を脅かすかもしれない事象があるが…

正常性バイアスとは

『自分は大丈夫』という認知的特性、心理傾向ですね。

わたしはがんになってもろくも、その『自分は大丈夫』が崩れ去りました。

が、がんが発覚しまたまた『わたしは再発・転移はしないだろう、わたしは大丈夫!』という想いが出てきました。

大丈夫って思わないとずっと心配、不安にさいなまれますしね。ある意味、落ち着

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がんサバイバーはこんなこと考えます4(潜んでいるかもがん細胞)

がんサバイバーはこんなこと考えます4(潜んでいるかもがん細胞)

がんになり、手術で切除した後に考えること、それは、、、どうすれば再発・転移しないか!につきます。

あ、手術はがんの取残しがないことを前提にのみ行われるそうですね。少しでも取残しが予測される場合は手術という選択肢は消えるようです。

しかし手術をしても、検査ではわからないレベルのがん細胞がお育ちになり、再発・転移をするそうです。

がん、恐るべし。

そもそもがんは遺伝子・細胞のコピーエラー。健常

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がんサバイバーはこんなこと考えます3(ロシアンルーレット)

がんサバイバーはこんなこと考えます3(ロシアンルーレット)

ということで、全身検索のCT検査(造影剤あり)が終わり、あとは結果待ちということでした。

さて、今回のロシアンルーレットは…。

不意に病院から連絡が。

『なんて、遅い時間にかかってくるんだ?まさか…』

電話の向こうは事務職員さんらしき人。

「○○先生に替わりますね。」

『え?こんなに早く結果が?こわっ』

主治医「結果が出ました。今回は再発・転移は認められませんでした。このまま抗がん剤

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がんサバイバーはこんなこと考えます2(5年間の精神的苦痛)

がんサバイバーはこんなこと考えます2(5年間の精神的苦痛)

がんになりますと、手術でがんを取り除いた後も経過観察があります。

再発・転移の可能性が残るからです。

術後1年は原発巣の再発の可能性が高いそうです。わたしの場合、直腸も肛門もないところに、再発する可能性があるとのことですが、イメージがしにくいですね。

で、経過観察は5年間。その期間に再発・転移がないと寛解(経過観察終了)となります。

経過観察中は術後から1年間は3〜6ヶ月に一度、CT検査(

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直腸がん(Ⅲb)術後4ヶ月経過の生活

直腸がん(Ⅲb)術後4ヶ月経過の生活

2021年10月に直腸がん発覚してから

術前化学療法、放射線治療、手術、

療養2ヶ月間で社会復帰でした。

休職期間は5ヶ月。

今はストーマありの身体障害4級です。

わたしは作業療法士なので生活パターンを

ずっと追ってきました。

車椅子のときもあれば、寝たきりにもなりました。

で、現在は

生活パターン(平日)

起床

朝食準備

朝食

整容

洗い物

夕食の仕上げ→冷蔵庫へ

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