う○ちと友達になりました
久々にがんサバイバー、オストメイト(人工肛門所有者)としての記事を書きます。
直腸がんの末、ストーマ、人工肛門が身体に備わって早いもので1年と4ヶ月経ちます。
こんな感じでお腹に肛門があります。
そんな人工肛門と長く付き合うと、ある変化がでてくるものですね。人の根源的な思考といいますか、逃れようのない人間の業から解き放たれました。
そうです。
う○ちが手についても冷静でいられるようになったのです。
なぜそうなったのか。
それは
う○ちがお腹から出ることが関係しています。
人工肛門持ちのわたしはすっかり
おしりから出していた頃と比べると、う○ちを意識する時間が長くなりました。
そして
袋に溜まったう○ちを手動で排出する必要があります、
そんなときに、う○ちが手につくなんてことは日常茶飯事なんですね。
最初はう○ちが手につくと
「ひゃー!」と悲鳴をあげるくらい嫌悪感がありましたが
今では、
「あ、ついたわ」
と冷静に手についたう○ちを眺め、琵琶湖の水面のごとく落ち着いた気持ちで手を洗います。
心理学でいう「何度も出会う人には親近感を覚えるという」親近効果というやつですね。
う○ちにも当てはまるようです。
さすがに愛しさとせつなさと心強さまでは感じませんが、そんなに嫌悪感は感じなくなりました。
う○ちの状態も一目でわかります。袋越しに感触も伝わってきます。
うんちを袋越しとはいえ、毎日さわる人生になるとは夢にも思いませんでした。
そんな人工肛門になったおかげもあり『がん』の再発・転移もなく暮らせております。
あと、3年8ヶ月乗り切れば!がん寛解です!
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