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がん再発日記

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直腸がん、手術で取り除いたと思いきや1年10ヶ月で再発しました。同じ境遇の人の道しるべやエンタメとして読んでいただければ幸いです
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2024年2月の記事一覧

がん再発3ヶ月目③ これが治療の流れです

がん再発3ヶ月目③ これが治療の流れです

がん再発してから早3ヶ月目でございます。今回は再発してからの病院とのお付き合いをお話しますね。

まずは造影CT検査で『再発ですな』と主治医に言われ、他病院に行きPET検査で『がん再発確定』し、わたしは枕を濡らします。その後、すぐに抗がん剤治療開始。2〜3週間おきですね。なぜ2〜3週間おきなのかは、『副作用で白血球が減少』したり、体調などによるからです。薬の効果が最大になるのは2週間毎だそうですが

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がん再発3ヶ月目② 抗がん剤VS生活の質

がん再発3ヶ月目② 抗がん剤VS生活の質

【あらすじ】
2年2ヶ月前に直腸がん、手術してストーマ造設。個人事業をはじめて軌道に乗りかけたとこで3ヶ月前に『局所再発』手術なしだと3年が限界だろうか。抗がん剤を死ぬまで行う予定。

【本題】
今回で抗がん剤は4回目。副作用、毎回違いますが最近は『味覚障害』と『手足症候群』が出てきました。
『味覚障害』は言わずもがな、味がわからなくなります。完全にわからなくなるというよりは『舌』に霧がかかったよ

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がん再発3ヶ月目①  『死ぬ』ことを常に意識しております

がん再発3ヶ月目① 『死ぬ』ことを常に意識しております

昔は『有名になりたい』とか『お金もちになりたい』とか、人並みに思ってましたが最近はめっきりそんな想いがしぼんでおりまして。

今はただ、こうやって書いた文章や講義がチラッとでも『面白いな』とその場でのエンタメになったり『明日からちょっとやってみようかな』と『背中を押す』アクセルになれたらそれで良いと思うようになりました。

不思議なもので死ぬ時期をリアルに感じだすと、肩の力が抜けて『やりたいこと』

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がん再発2ヶ月目⑥ 化学療法4クール目の副作用

がん再発2ヶ月目⑥ 化学療法4クール目の副作用

【あらすじ】
神や仏はおられるのか?2年2ヶ月前に直腸がん、手術してストーマ造設。個人事業をはじめて軌道に乗りかけたとこで『局所再発』手術なしだと3年が限界だろうか。

一体全体、なんなんだ!もう一層一生寝たろかな〜。

【本題】
いつもどおり化学療法の副作用レポート。今回4クール目です。腫瘍マーカーは減ってるので抗がん剤に変更はなし。今回は吐き気止めが変わったそうな。

副作用度
★ベッドから離

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がん再発2ヶ月目⑤ やりたいことはお早めに

がん再発2ヶ月目⑤ やりたいことはお早めに

化学療法4クール目!

効いてるかな、腫瘍マーカーは化学療法前は35だったのが現在は20、5未満を目指します。

いつも通り『血液検査』→『診察』→『化学療法室』で7時間コースです。しかし、わたしは編み出しました。『血液検査』を前日に行うと2時間短縮できることを。そのため、本日は14:30から自由の身。と思いきや、特殊ポンプで46時間抗がん剤ぶち込まれます。

しかし、副作用も様々でして『倦怠感』

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がん再発2ヶ月目④ やっぱり死にたくない

がん再発2ヶ月目④ やっぱり死にたくない

あらすじ

約2年前に直腸がん→ストーマ(人工肛門)造設→3ヶ月前に局所再発(転移なし)、手術不可の死ぬまで化学療法を告げられました。『死ぬまで?なんじゃそりゃ。』

本編

個人事業で高齢者介護・リハのフリー講師で『生活リハビリ』について資格を創り広めています。2年前からボソボソとそんな活動をしてますが、最近!ありがたいことに、おかげさまで少しずつ『こちらでお話してみませんか?』とお声掛けをいた

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がん再発2ヶ月目③ 丸山ワクチンの是非

がん再発2ヶ月目③ 丸山ワクチンの是非

丸山ワクチン、癌が縮小するワクチンだそうで副作用もなく安価で受けられるそうです。1944年に皮膚結核の治療薬として誕生し1964年から『癌』にも使われてきたそうですが…治験薬なんだそうで。治験扱いのため、治療を引き受けてくれる病院を探さないといけないらしいです。すでに何件か問い合わせましたが結果はあきませんでした。
丸山ワクチンは標準治療にくわえて接種すると1000人中152人に延命効果があると。

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本【車椅子に乗った人工呼吸器のセラピスト(押富俊恵の5177日)】の感想

本【車椅子に乗った人工呼吸器のセラピスト(押富俊恵の5177日)】の感想

とにかく、スッと読めました。2023年9月に発売されました本です。25歳で重症筋無力症と診断されました作業療法士、押富俊恵さんの生き方が綴られています。

いやー、たくさん考えさせられたり、共感できる部分がありました。ハッと考えさせられた箇所は押富氏が一時的な状態悪化の際に意思表示ができなくなったときのこと、御本人はしっかり聞くこと、考えること、判断することなどができているにも関わらず、周囲の者が

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