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【コラム】個性と権利とブラック校則

どうも、ライフストラテジストのそねです。
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校則の意義

国で言えば法律、会社で言えば就業規則にあたるもので、統治するための規則です。

具体的にはトラブルの防止や、基準の明確化をすることで、組織の安全な運用と効率的な運営を目的とするものです。

権利と義務

ブラック校則の悪い点は、生徒の選択する権利を奪っていることにあります。ぼくも下着の色まで指定されると知ったときには驚きました。

教師も規則に従わせることが目的となってしまって、その意義を置き去りにしている人が多かったように思います。(舐められたくないから高圧的になる人)

しかし、規則が組織を統治するものである以上、所属する人には規則を守る必要があります。これが義務です。

それぞれが自分の規則を作ってしまうと、必ず衝突が起こり、議論の方法や伝える手段が未熟な場合はケンカに発展してしまいます。

学校は人間形成を行う場ではありますが、カリキュラムがある以上はそちらを優先しなければなりません。

組織の運営上、個人間のトラブルについて関わっている余裕があまり取れないので、予防策としての規則という意味合いもあります。

それが「時代に沿っているのか」というのが、近年のブラック校則の論点となっているようです。

個性と表現

ヘアスタイル、ファッションなど、普段ぼくたちは見た目で個性を表現することが多いように思います。

見た目以外の個性は、価値観でしょうか。どんな音楽が好きか、どんなスポーツが好きか、どんな生き方が好きか。

人格形成が未熟な間は、他人の評価を自分の価値観で判断してしまうことが多いです。それは多様性を理解できないからです。

個性とは、その人らしさであり、誰にも否定されないものです。それが例え反社会的であってもです。

規則に反して自己表現をしてしまう人は、深層心理的に注目を浴びたい場合があり、否定や批判に敏感です。

自己主張を暴力ではなく、相手への攻撃的な言動にならないように伝える力が必要です。これはアサーティブと呼ばれ、社会性(コミュニケーション力)を上げるのに、とても有効な方法です。

おわり

個人的には、規則そのものは良いも悪いもないと思っています。しかし民主主義の社会では、組織の在り方として従わせるためだけの手段であってはならないと思っています。

なので、生徒主導での校則改編はとても素晴らしい運動であり、自分たちで決めたルールを守ることは、人格形成的にも大変意義のあることです。

大人ですら難しい「自分との約束を守ること」の訓練を、校則を通して実践することは将来必ず役に立ちます。

クラスごとに、学級会で行動指針を作らせたり、学級規則などあると面白いかもしれません。その場合のファシリテーターは学級担任か学級委員長になるでしょう。

校則を通して、内面を育める取り組みがあれば、学校の在り方も変わっていくような気がします。

この記事があなたの助けになれば幸いです。

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