見出し画像

私が走る理由〜ランニング10年目を迎えて〜

今朝、ふとテレビをつけたら、名古屋ウィメンズマラソンの中継。
私が初めてマラソンにチャレンジした想い出の大会。

もともと運動神経は良いほうではないし、走ることも苦手でした。
小学校のマラソン大会は2キロ、その後は中学も高校もマラソン大会はなく、長距離走という名の800m走。なので、『人生で走った最長距離2キロ』から私のマラソンチャレンジはスタートしました。

30歳を迎えた10年前、可愛いランニングウエアなんかも出始めて、ちょっとしたマラソンブームの頃。
ちょっと景色の良い公園の近くには仕事終わりにランニングをしているっぽう人も見かけるようになっていたものの、走ること自体が苦手な私は「なんで仕事が終わってから、またさらにしんどいことやるんだろう?理解不能・・・」って思っていました。

そう思いながらも、いつもジムのマシンでウォーキングしていた私が、

「走ったらもっと汗かいて痩せられるかも?」

ふとそんなことを思って少し走ってみることに。


すると、びっくりするくらい汗をかいて、なんだか爽快!本当に心身ともにすっきりリフレッシュできる実感を感じられて、そんな小さなきっかけで走ってみることにしました。

何度かジムのランニングマシンで走るようになった頃、休日にお友達とお茶しながら話していると、「今度、名古屋でフルマラソンにチャレンジするんだ〜完走したら、ティファニーのペンダントがもらえるよ!」そんなことを話してくれました。

テイファニーのペンダントに惹かれた私は、まだジムで5キロを走るのがやっと!だったのにも関わらず、フルマラソンにエントリーしたのです。

大会まで5ヶ月弱・・・今思えば、よくエントリーしたな〜と思うのですが、そこからコツコツ練習し、少しずつ走れる距離が伸びていったり、少し早く走れるようになったり。大人になってからは、自分で自分の成長を感じられる機会が少なかったけれど、できるようになることが増えていくのがとても嬉しかったことを覚えています。

そして、初めての名古屋ウィメンズマラソン完走!勝手もわからないし、走り始めると自分との戦いだし、体も気持ちもいっぱいいっぱいだったけど、何とか走りきった!それだけでとっても嬉しかったです。

それからというもの、どんどんランニングの魅力にハマって、神戸マラソン、大阪マラソン、北海道マラソン、全国多数のハーフマラソンやランニング合宿などにも参加するようになって、走ることが当たり前の生活になりました。そして、自分自身の自信につながったのは、どんな時も諦めずに走り続け、今までチャレンジしたすべての大会で怪我なく、制限時間内に完走できたこと。「私にもやればできるんだ!」そんな大きな自信につながりました。

画像1

そして、日本各地でいろんな大会を経験してきたからこそ、留学中にトロントハーフマラソンやディズニーマラソンにもチャレンジすることができました。

画像2



日本での経験がなかったら、不安で海外のマラソン大会にはチャレンジできなかっただろうし、「フロリダでディズニーマラソンを走ってみたい」という夢を持ち、そしてそれを叶えることもできなかったと思います。

日本全国の、そして世界の素晴らしい景色を見せてくれたランニングは今では私にとっては、なくてはならないもの。

電車や車で通り過ぎるだけでは気づけない、小さなお店や季節のお花、空気感を楽しみながら、自分のペースでゆっくり走るのが何より大好き。

よく「走ってるときって何考えてるの?」と聞かれるのですが、私は特に何も考えていなくて、むしろ「無」になる時間。そんな「無」になれる時間だからこそ、いろんなインスピレーションやアイデアが湧いてきて、なんだか瞑想しているような気分。

毎日違う朝日や夕日を見ながら走っていると、綺麗な景色を満喫している感覚を味わえてとっても幸せです。


ランニング歴10年目を迎えて、これからはタイムにとらわれず、季節感や景色を楽しみながら、ランニング中に浮かんでくる感覚やアイデアを楽しみに走っていきたい。そして、できればその景色や感覚を一緒に楽しめるパートナーと共有しながら、また新たなランニングライフを楽しんでいけたら・・・なんて思った1日でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?