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アクションRPG「原神」の人気が続くワケ

皆さんはじめまして!
LIDDELL株式会社(以下、リデル)の石橋と申します✨

主にセールスが受注したインフルエンサーマーケティング案件を進行する業務をしており、施策の効果最大化を目指して日々奮闘しております😤

前職はインフルエンサーマーケティングの営業担当をしており、リデルでの経歴も合わせると約6年ほどとなります!

前回では「ストリーマーで稼いでいくには?」についてお話させていただきました。

今回は私が大好きなアクションRPGゲーム「アクションRPG「原神」の人気が続くワケ」
についてお話させていただきます!

何回か原神について紹介させていただいたのですが、2020年9月からリリース後、今の今まで人気が落ちることはありません。。有名タイトルのゲームでも新作を出すのが当たり前だったのに、原神は1タイトルでめちゃくちゃ長生きしてます。

なぜ長生きしているゲームなのか?紐解いていった時に「ユーザー心理を理解していて、マーケティングが上手なぁ〜」と感服したので紹介します。笑


「ライト層」の定着・離脱防止を重視した運営とゲーム設計

ゲームはライト層(初心者)を生み続けないと売り上げが伸びません。何故なら玄人者は既にガチャに課金していたり、ある程度強いので「ガチャしなきゃ。。!」という焦燥感が無いため、課金ペースが落ちるのです。。

原神は当初より一貫してライト層の獲得・離脱防止を意識したゲーム運営をしています!具体的には「プレイヤー間の競争排除」「低難度」「メリットの薄いpay-to-win」の3点です。

「プレイヤー間の競争」を徹底的に排除

特にFPSゲームやオンラインゲームは「競争要素」というものが存在し、プレイヤー同士が戦って競う風潮があった。しかしこの競争要素は勝者と同時に敗者も生み出し、多くの場合敗者のモチベーションは下がり、離脱の要因ともなっていました。

原神はこの離脱要因になりうるプレイヤー間の競争要素をゲーム本編においては徹底的に排除しています!
唯一、22年12月のアップデートで追加されたカードゲームモード「七聖召喚」がPVP(プレイヤー対プレイヤー)要素でありますが、このモードの報酬は本モード内だけのものであり、プレイしないことによるゲーム本編へのデメリットはないです!
このように、「望まない競争」を強制せず、ライト層の離脱を排除しているのが特徴なんです✨

あえて「低難易度」に

よりライトにゲームを楽しみたい層に対し、クリア難度が高いコンテンツはモチベーションの低下・離脱につながる。そのため原神というゲーム全体が比較的低難度に作られている。その上、アップデートでさらに難易度を下げる機能も実装されたため、ゲーム初心者であってもストーリー進行に詰まることはほとんどないです。

いわゆるエンドコンテンツ(やりこみ要素)のモードも競合タイトルに比べ難度は低く、一部のコア層しかクリアできないといったものではないゲームなのです!

金銭的メリットの薄い「Pay to Win」

「Pay to Win」とは「お金を払って勝つ」こと、つまり課金することで他のプレイヤーより優位に立てるゲームバランスを指す。原神はPay to Winはもちろんあるのですが、これによるうまみが薄くなるようにつくられてます!

また課金するコア層と無課金のライト層の間で得られる報酬などに著しい差がある場合、ライト層の離脱につながりやすい。
一方で「ガチャ」型の集金モデルである以上は、課金するコア層にメリットを提供しなければならず、Pay to Winからは避けられない。このジレンマを解決しているのが「金銭的メリットの薄いPay to Win」なのです!

原神には競争要素がなく、また全体として低難度であることから、課金して強力なキャラ・アイテムを入手する重要度が相対的に低いです!笑
またエンドコンテンツ「螺旋」というモードも、クリア者しか入手できないような限定アイテムの類はないですし、無課金でもクリア可能です✨
 
従って、得られる金銭的メリットはほとんど存在せず、せいぜい「入手したキャラ・アイテムを自ら操作する権利」「より楽にクリアすることが可能となる時間的・精神的余裕」に限られます。

多くの基本プレイ無料のゲームの収益は、上位数%のコア層、つまり「廃課金層」に支えられている(例えば某キノコのMMORPGなど。。笑)短期的な収益のみを考えれば、大きなメリットを持たせたPay to Winの設計とし、コア層同士で競争させてより多く課金させる方が効率的ではあります。

しかしこれは中長期的には、モチベーションの落ちたライト層から離脱し、プレイヤー数の減少とともにコア層の離脱へと繋がっていくのです。。涙

原神は開発当初から5年以上のサービス継続を目指しているとしており、長期間のサービス継続にはコア層の優遇よりもライト層の定着・離脱防止を優先すべきだと判断したのだと思います!つまりユーザー思いの神ゲーです。

計画的なアップデートと「流行ってる感」の演出

原神は約6週間ごとに中規模アップデート、約1年ごとに大規模アップデートを継続的に行ってます!(新キャラ・新コンテンツ機能の追加、既存コンテンツの改善)

また、中規模アップデートの合間にはイベントの実施など、小規模なアップデートが繰り返されており、期間中はほぼ常に何らかの追加コンテンツが実装されている状態なのです!これによりプレイヤーを飽きさせない状態が保たれてるんだと思います!

継続的なアップデートは、プレイヤーのモチベーション維持につながり、接点を持ち続けることに寄与しています。(ユーザーもアップデートのタイミングを理解しているので、次のアプデは〜〜が実装される!と考察も盛り上がります。)

ただし、ここまで述べたような魅力的なゲーム設計と、ライト層の定着を重視したとしても、世界のゲームプレイヤーに認知されなければ当然ユーザーは増えないのです。。

なので原神は、SNSを活用したプロモーションにめちゃくちゃ注力しており、サービス開始当初から毎日相当数の投稿を行い、ユーザー接点の確保に努めている。リアルの世界においても、日本国内では主要駅の看板やポスター、カフェや飲食店などのコラボイベント、原神コンサートも実施しているが、これらはSNS上での話題作りを意識していると考えられます…

参考までに、各ゲームの日本語公式Xアカウントでは359万フォロワーとなっており、モンスターストライク(377万)に迫る勢いなのです!中国の会社なのにすごくないですか?

原神公式アカウント

ゲームによっては短絡的な利益に目がいってしまって、サービスが終了してしまうゲームが多いのですが、原神はユーザーがいかに定着するか、ライト層が増えるか、サービスが長続きするかを本気で考えてくれていて、その思いに感動しています。。

これはゲームじゃなくても他の業種のサービスに通づるものだと思っているので、原神から学ぶことは非常に多岐に渡ると思います。

自身の仕事にもこのような視点を持ち込んで、ユーザーのモチベーション(熱量維持)に関して、鋭意取り組んで行きたいと思います!

ありがとうございました!!


インフルエンサーマーケティングの
LIDDELL/リデル


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