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【独自分析】CRISP SALAD WORKSに見るマーケティング戦略

LIDDELL株式会社(以下、リデル)の
MANAGEMENT SEC.に所属しております中家と申します。

前回、「どこにもないEC!コミュニケーションコマースとは?」と題して、私が担当している『FOR SURE(フォーシュア)』というサービスについてお話しをしました。
こちらの『FOR SURE』この夏からサービスリニューアルが決まりましたので、そのお話しはまた今度書かせていただきたいな、と思っております。

今回ですが、【独自分析】として大好きな「CRISP SALAD WORKS(クリスプ・サラダワークス)」についてお話しをいたします。
弊社も“インフルエンサーマーケティング”を行う会社でありますが、「CRISP SALAD WORKS」の“ファンマーケティング“が非常に面白いなと、常々思っておりました。

まずは、「CRISP SALAD WORKS」をご存知ない方に(居ないかもしれませんが…!)どのようなお店なのか書かせていただきますと・・・

「CRISP SALAD WORKS」は、“丁寧に手作りした本物の味を、カジュアルに提供する”ということをコンセプトに、ひとつひとつ手作りのサラダを提供するカスタムサラダ専門店。
合成保存料、着色料を一切使用せず、作り置きでなくほぼ全ての食材を毎日店舗で調理している。
手作業の調理がゲストの目の前で行われるのもポイント。
フレッシュな野菜や肉などの素材を丁寧に細かく刻み、ボウルに入れるまでのライブ感ある風景を楽しめる。約30種のトッピング&8種のドレッシングをカスタマイズできるお店です。

既にご存知の方には言うまでもありませんが、副菜であることの多いサラダを、主食に変えた、大変有名なお店です。
このお店の登場と共に、サラダ専門店が一気に増えました。

何がそんなに良いのか?

結論、美味しい。それに尽きる。

シンプルにとにかく美味しいです。
約30種のトッピング&8種のドレッシングをカスタマイズできるのも楽しい。

こちらのサラダ、野菜はもちろん、
・ハム、チキンなどのたんぱく質
・クルトン、ワイルドライスなどの穀物などの炭水化物
も入り、重量としては400〜450グラムあるのだそう。
カロリーも400〜700kcal台と、サラダとしては高熱量で立派な“1食”として成立し、満腹感を与えてくれます。

価格は1280円〜と、サラダにしては非常にハイクラス。
弊社、東京ミッドタウンにオフィスを構えておりますが、ミッドタウン内のランチでも同価格帯は「ちょっと良いご飯」が食べられる価格だと思います。

サラダと言えば、意識の高い女性が食べるものなのでは?というイメージもありますが、実際に店舗を訪れると女性だけでなく、男性の姿も多く見かけます。
“1食”として成立する、満腹感を得られるサラダであることがわかります。

なぜ何度も購入してしまうのか?

1280円もするサラダ…毎日食べるには決して安いとは言えないお値段ですが、私は多い時には週に3回食べてしまうくらい、リピートしています。

当然、サラダに対して「健康に良さそう、太らなそう」という意識が働いて選択しているところはあるのですが(常に痩せたいと思っている)
こちらのサラダ、アプリでカスタムオーダーができることも大変便利で魅力的。
しかもそのアプリがとても使いやすく、面白いのです。

アプリ立ち上げ画面

サラダ選択画面(既にパターンが決まっているサラダ)

こんなオシャレなサラダあります?って言うくらい、一つ一つのメニューにコンセプトが掲げられ、説明がなされています。

また、既定メニュー以外にもカスタムオーダーも可能。
ドレッシングも2つまで選べたり、量を調整したり、混ぜて提供してもらうか、混ぜずに添えて提供してもらうかも選択ができます。

そして、面白いのはその「距離感」
例えばアプリを開くと

何かと距離が近め。
オーダーすると「ちょっとこの画面で待っててくださいね〜」とか、「私たちも素敵なサラダをつくることが楽しみです!」といったメッセージも表示されます。

また、購買回数に応じてリワードが発行される仕組みも。

サラダ屋さんのDX戦略

上記の通り、
・美味しさ
・センスのあるオシャレなメニュー提供
・ユーモラスなコミュニケーション
・会員の購買データをもとに、購入した回数に応じリワードを出してさらにリピート率を上げる
上記戦略により確実な熱狂的ファンを獲得している「CRISP SALAD WORKS」

調べたところによると、モバイルオーダーを2017年に自社開発して導入し、自社オリジナルのセルフレジとモバイルオーダーを組み合わせた完全キャッシュレス・レジレス店舗を運営しており、キャッシュレス比率は85%を超えているのだそう。
アプリに至っては6万人以上のユーザーを抱え、50万件以上の購買データを日々蓄積しているとのこと。

コロナ禍において、アプリで注文ができ、店頭で提供を待つ時間なく、出来上がったものをすぐに受け取れるのは、スピードを求めるユーザーの利便性を向上させ「大変便利だな」と実感します。

代表の宮野 浩史さんの記事を拝読すると
“「熱狂的なファンをつくる」というミッションを掲げ、「お客さまのことを知ることこそが顧客体験の向上につながる」という考えから、デジタルシフトを積極的に進め、
全ては「熱狂的なファンをつくる」というミッションを実現するための入口として、お客さまをオンライン化することが目的です。“と書かれておりました。

美味しいは当然、顧客が楽しめるプラットフォームを用意し、常に購買データを収取・分析することが消費者のリピートに繋がっていることが窺えます。

“忙しい毎日の中で、短時間で、手軽に“自分のためにカスタマイズ”したサラダを食べることができる。“

「また買おう」そう思わせる理由が沢山あり、そこに大きな価値があるように思いました。

さぁ、今日のランチも「CRISP SALAD WORKS」にしようかな 笑
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。


インフルエンサーマーケティングの
LIDDELL/リデル

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