100万冊の本を読む

100万冊の本を読むことを目標にnoteの投稿を始めます!本の感想やおすすめ度など色々…

100万冊の本を読む

100万冊の本を読むことを目標にnoteの投稿を始めます!本の感想やおすすめ度など色々書いていきたいです。

最近の記事

122冊目:催眠の世界

保江邦夫さんと萩原優さんの対談本。 ファインマン先生 保江邦夫が目指すファインマン先生の話がとても面白く、知識の幅も広いので、本書でも紹介されていた本が気になっている。 本「ご冗談でしょう、ファインマンさん」(岩波書店) ファインマン先生のユニークな発想 言語で繋がっているわけじゃない ユングが提唱した概念では、氷山の一角が意識している部分、顕在意識であり、無意識の部分が潜在意識、その下に集合的無意識がある。集合的無意識の中には人以外にも、動植物や 鉱物の意識も記

    • 121冊目:僕らの龍が目覚めたら、世界はもっと美しい

      著者の「かつのり」さんの実話?を元に書かれた本書は沖縄が舞台。主人公「かつのり」は、沖縄に実際にある龍にまつわる場所に行き、自分や日本人と龍との深い関わりを知っていく。 うるま 沖縄が琉球と呼ばれるよりもっと昔、沖縄は、宇龍真と書いて、通称”うるま"と呼ばれていた時代があった。「珊瑚の島」や「珊瑚に囲まれている」という意味がある。 この地名は今「うるま市」となり残っているが、この場所に沖縄を作ったとされる神の墓がある。 龍の指の数 龍は指の数が3本・4本・5本の場合

      • 120冊目:量子モナド理論は完全調和への道

        保江邦夫とはせくらみゆきの共著。 素領域とは 保江邦夫が空間を石鹸に例えるなら、白い石鹸液の部分は完全調和。空気が入っている泡の部分は空虚。真空であり、何もない、完全調和ではない部分という。 この泡がたくさん集まったものが宇宙。普通に私たちがイメージする宇宙は何もない真空だが、実は石鹸の白い成分のような完全調和が張り巡らされていることになる。 イマジナルセルとは はせくらみゆきさんの著書「夢をかなえる、未来をひらく鍵 イマジナル・セル」の中に登場する、イマジナルセル

        • 119冊目:明治日本散策

          本書は鎖国を終えた明治時代に東京を訪れたフランス人実業家「エミール・ギメ」と画家のレガメとの日本旅行の記録の一部になる。 当時の日本人の様子や街並みを文章や挿絵から感じることができて、また視点が外国人が見た日本なのでユーモラスに描かれている。読んでいると自分もタイムスリップしたような感覚になるし、勉強にもなるのですごく面白い。 江戸から東京へ 江戸が東京に改名された。そのことについてのギメの見解がまず面白い。 ギメは日本へ来る前に日本の事をそれなりに調べてきている。本

        122冊目:催眠の世界

          115-118冊目:最近の読書

          115冊目:皿の中に、イタリア 内田洋子さんのイタリアでの生活を食の視点から描かれたエッセイ。 普通の観光客が思い描くようなイタリアとは全く違う泥臭い、誰も知らない場所。カラブリア。その土地について著者が調べていた時に出会った魚屋のカラブリア出身三兄弟。無口な彼らから毎週、魚を買い、自宅で魚パーティーをする。 このエッセイに登場する食事はミラノの郷土料理(米料理やカツレツ)や、焼きたてでないフォカッチャを熱々のカップチーノに浸して食べるという、地元民の食べ方。 ありあ

          115-118冊目:最近の読書

          114冊目:人生は20代で決まる

          この本は今年読んで良かった本ランキング1位かもしれない。内容的にはよくあるアメリカの本のスタイルで、カウンセラーのメグ・ジェイさんが、さまざまな課題をもつ20代の顧客と、彼らがどう、その困難を乗り越えたかのストーリーがカテゴリーごとに描かれている。 序章現在を生きる 時代が進んだからか、技術が進歩したからか、今では、これまでに比べ平均的な結婚や出産年齢が上がっている。20代は30歳からが人生の本番とでも言うように日々を気ままに過ごす。 そして著者はこの危機感から、20代

          114冊目:人生は20代で決まる

          113冊目:マッキンゼーで学んだ「段取り」の技法

          大尊敬する会社の上司が元マッキンゼーなので、どれだけすごい会社なのか興味が湧いて読んだ。 そしたら、この本にもその上司が言っていたことと同じことが書いてあった。 例えば思考の枠となる、フレームワーク。 「空雨傘」 この「事実→解釈→行動」の3つを徹底することでアウトプットの説得力が高まる。 ただ、こういうのはよくあるテクニックだが、この本質は思考法になる。「顧客の利益を最大化する(バリューを生み出す)ことを意識する」と仕事を始める前にやるべきことの道筋がはっきりと見

          113冊目:マッキンゼーで学んだ「段取り」の技法

          112冊目:樹木の教科書

          木が好きだから、木のことを知りたくなった。 樹木には日本だけでも数千種類あるから全てを知ることは難しい。だから、この本は常緑高木・落葉高木・中低木とつるの3種類に大きく分類して、それぞれの特徴を写真付きで解説してくれている。すごくわかりやすい。 樹皮が剥がれる理由 この前山登りをした時、樹皮がベラベラに剥がされていて痛々しかった。動物に食べられたのか、わざとなのか、人間のせいなのか、分からなかったけど気になった。その答えがこの本の序盤に書かれている。 なるほど。樹皮が

          112冊目:樹木の教科書

          111冊目:Think Civility

          「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略。 この本を読んで、「礼儀正しさ」を学んで社会人として働きたいと思います。 礼節とは近年、礼節は悪化し続けている。理由としては、グローバリゼーションで、文化によって礼節の基準が違うことなどがある。また、近年はより自己愛が強くなっている傾向があり、誰かに酷い扱いを受けて当然な人はいないと信じている。 ここで確認、「礼節」とは。 礼節ある態度とは… 人に感謝する 人の話をよく聞く わからないことは謙虚に人に尋ねる 他人の良さを認める

          111冊目:Think Civility

          109-110冊目:最近の本

          コンビニ人間 話題になっていたから気になって読んでみたら予想以上に衝撃的な話だった。 コンビニ人間は何かの比喩かと思っていたけど、コンビニで働くことが生きがいの主人公のことだった。現実かどうかは別として、そういう人がいるんだろうなと思わせる、凄くリアルな文章だった。 コンビニの音、かすかな人の動きと、一瞬の思考。そこで出会うお客さんや店員、完成されたコンビニという社会。身に覚えのある情景がありありと文章化されていて鳥肌。 はじめてかんがえるときのように たまに哲学系

          109-110冊目:最近の本

          108冊目:わるい食べもの

          ピンクと"けものちゃん"のイラストの表紙。この表紙、本を読めば読むほど可愛く愛着が湧いてくる。この本は作家「千早茜さん」の初エッセイ。そんな著者、千早茜さんは小学生の大半をアフリカのザンビアで過ごしている。そんな個性的なバックグランドを持つ著者のアフリカで感じた食、日本人のアイデンティティとしての食、超甘党としての食、このエッセイにはいろんな食についての体験談が書かれている。 この本を読んだ後、どうにも甘いものが食べたくて仕方なくなった。ケモノのように後先考えず食べたいもの

          108冊目:わるい食べもの

          107冊目:ファシリテーション・ノウハウ

          会社でもらった本、何気なく読んでたけど社会で生きていく上で大事なことが凝縮されていた。 そもそもファシリテーションとは、「チーム活動を促進する、引き出してまとめるコミュニケーションスキル。」 この引き出す方法とまとめ方と、その他様々なスキルを紹介。 スキル1: 引き出す 多様な意見を引き出すには、自由に発言できる雰囲気作りが大切。リアクションやアイコンタクトももちろん大切だけど、私的ポイントだと思ったことは「言葉選び」 ポジティブな思考を促したいときにはポジティブな言

          107冊目:ファシリテーション・ノウハウ

          106冊目:美味礼讃

          今まで読んだ物語の中で1番読み応えがあった。この物語の主人公はあべの辻調理師専門学校の校長「辻静雄」で、彼は日本に本格的なフランス料理を移入した最初の人だった。フランスの一流店を食べ歩き、味を覚え、記録し、教える、壮大なストーリーが淡々と進んでいくギャップに自分の感覚もだんだん麻痺していった。 序章 もともと新聞記者だった辻静雄は結婚し、婿養子となった。義父の元で料理学校をすることになったが、新聞記者時代のような面白みもなく包丁の使い方を習ったりした。 しかし、その頃の

          105冊目:選択の科学

          選択という日常的な行為を科学的に研究した内容がこの本には書かれている。 集団主義と個人主義の社会 本書の序盤に社会的価値観とパフォーマンスの実験の話がある。アングロ系アメリカ人(個人主義社会)の生徒とアジア系アメリカ人(集団主義社会)の生徒を比較し、自己選択権がある場合と、選択権がない場合でパフォーマンスがどう変わるかを見る。 するとアングロ系の生徒は自己選択が可能な時に最も成績が良く、アジア系の生徒は「母親の指示だ」と伝えられた場合に最も成績が良く、意欲も高かった。

          105冊目:選択の科学

          104冊目:一切なりゆき

          樹木希林さんの名言が詰まった一冊。 ずっと読みたかった本。映画を見て、演技が凄くて、偉人のような遠い存在だと思っていた人だったけど、この本を通して樹木希林さんの言葉や考え方に共感し、少し親近感が湧いた。 欲 樹木希林には欲がない。物事に対する執着がない。家族に対しても、自分自身に対してもない。女優という仕事にも執着がなく、辞めろと言われればやめるという。少し人間らしくないかもしれないけど、その事について書かれていた言葉を読んだ時、一気に親近感が湧いた。 そんな樹木希林さ

          104冊目:一切なりゆき

          103冊目:裸でも生きる

          マザーハウスの代表兼チーフデザイナーである山口絵里子さんの半生が赤裸々に語られているビジネス戦記。壮絶な人生、めっちゃ面白かった。この本を読み終わった今、仕事でちょっとバングラデシュに関わることになって、相変わらず本と出会うタイミングが完璧だった。 山口絵里子について 努力の人。学生時代は柔道に励み、男子部員に混じって死ぬほど練習をする。大学では開発学を勉強し、のめり込む。発展途上国の現場を知るためバングラデシュに旅行し、そのままバングラデシュの大学に進学する。 会社の

          103冊目:裸でも生きる