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120冊目:量子モナド理論は完全調和への道

保江邦夫とはせくらみゆきの共著。

素領域とは

保江邦夫が空間を石鹸に例えるなら、白い石鹸液の部分は完全調和。空気が入っている泡の部分は空虚。真空であり、何もない、完全調和ではない部分という。

この泡がたくさん集まったものが宇宙。普通に私たちがイメージする宇宙は何もない真空だが、実は石鹸の白い成分のような完全調和が張り巡らされていることになる。

それは立体的な網のようなもので、いろんな役割機能を果たす部分なのです。
このような概念が素領域理論であり、真空の泡のことを素領域というのです。

本文p.107より

イマジナルセルとは

はせくらみゆきさんの著書「夢をかなえる、未来をひらく鍵 イマジナル・セル」の中に登場する、イマジナルセルについて本書でも議論されています。

始まりはジョンレノンの歌「イマジン」、そこから、イマジナルセルの形質はImagine=夢見る力だと閃いき、Imaginalの語源を調べてみると…

1.成虫になる細胞
2.イメージをする

ラテン語での語源はimago Dei (イマゴ ディ)

保江:       それは、何という意味ですか?
はせくら:「神の像」です。私たちは、生まれたときから神を象ったものとして、既に神の像を内在している…、そこに気づき、そこから生きることで、新しき未来を創ることができる

本書p.146より

それはサナギが蝶になる時、イマジナルセルが目覚めるように。

チョウとなるイマジナル・セルの様子を見てみると、あたかも「私たちにとって、戦うものなど何もない。起こっている出来事は皆、より素晴らしい何かとなっていくための布石でしかない」といっているがのごとく。

本書p.202より

この感覚を持つことが現代の私たちの共通課題だとはせくらみゆきさんは言います。

シュタイナーについて

はせくらみゆきさんは子供3人を育てた母親でもある。そんな彼女は子供の教育に「シュタイナー教育」を取り入れたらしい。

シュタイナー教育とは、オーストリアの哲学者・神秘思想家ルドルフ・シュタイナーが提唱した「教育芸術」としての教育思想と実践のヴァルドルフ教育。日本で紹介する際に、名付けられた呼称の一つ。

例えば、物語を読む時にはキャンドルに火を灯して、ストーリーを覚えて、毎晩色々なお話を聞かせる。本を読むより、覚えて語る方がいいらしい。

他にも、シュタイナーについてのお話が展開され、シュタイナー建築やシュタイナー医学なんかもある。

第二ゲーテンアヌム

シュタイナーの施設では、鍵はなくお互いを尊敬・尊重しており、朝ごはんは野菜を収穫するところから始まるそう。

著者2人ともシュタイナーにハマっていたということで本もいくつか紹介されています。

1. 「いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか」ーちくま学芸文庫

2. 「シュタイナー天地の未来|地震・火山・戦争」ー風濤社 
→在庫なし

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