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【Web制作向け】2020年6~7月にフリーランスが読破したおすすめ書籍

数ある記事の中から目を止めて頂き、ありがとうございます。
こんにちは!
Liall.(リアル)のディレクション担当、藪内です。
「Liall.ってなに?」という方はこちらから是非サイトを覗いてみてください!

私はだいたい月5,000円~10,000円程度を目安に、業務に関係する書籍を購入しております。
フリーランスとして活動していくにあたり、Web制作はもちろん、個人事業主として必要なスキル習得に必要な書籍を購入するようにしています。
今回は、2020年7月に読破した書籍の中から、いくつかお勧めの書籍を皆様に紹介したいと思います。

前回の記事は、こちらから↓


【10年使えるSEOの基本】

前回の記事でも書いた通り、私が通った職業訓練のコースでは、デザインやコーディングについて学びますが、あくまで「制作に必要なスキル」を学ぶことに重点を置いているため、「制作物の効用を上げる」という点はあまり学習しませんでした。

・職業訓練という限られた期間の中で、あらゆることに手を出してもその全てが曖昧になってしまうこと。
・職業訓練の目的はスキルを身につけることではなく、就職すること。

これらの理由から「制作スキル」に絞って学習を進めるわけです。
実際にデザイナーやコーダーとして就職を目指す場合、最低限必要とされるスキルは「制作スキル」ですから、間違っていないと思います。
ところが、フリーランスを目指す場合やWebディレクターを目指す場合は、少し話が変わりますよね。

実際に仕事として制作を始めると、SEO対策を求められるお客様もそこそこいらっしゃいますし。
また、お客様の中には実際に対策を求められるかに関わらず、SEOの話題をあげられることもありますので、取り急ぎ知識を頭に入れておきたいなぁと考え購入。

まずは原理原則を知るべきかなと考え、購入したのが「10年使えるSEOの基本」です。
おすすめポイントとして、
①あまり本を読むのが得意じゃない人でも読みやすい文章量。しかもフルカラー。基本的に対話形式で話が進むので、技術書のようなお堅い本を読んでいる感じはない。
②原理原則をかみ砕きながら説明されているため、全く知識がない状態でも理解できるように記載されている。

等が挙げられます。

私のようなまずは基本的な部分から知りたいと考える方にはオススメできる一冊ですが、一方で、既にSEOの基本的な知識は十分ある人は買う必要はないかなと思います。
テクニック的なことが書かれているわけではないため、「手っ取り早くSEO対策するためのスキルを身に付けたいねん。」みたいな方にも向いていません。

【これからのSEO内部対策 本格講座】

上記の「10年つかえるSEOの基本」の次のステップとして購入したSEO本がこちら。
SEO対策を大別すると、「内部対策」「外部対策」「コンテンツSEO対策」の3種類があります。
ところが、「外部対策」は個人でサービスを提供する形が見えず、「コンテンツSEO対策」もそもそも私のこれまでのお客様の中で日々のコンテンツ配信に力を入れることが出来るお客様は少ないため、習得の優先度を下げました。

もちろん「SEO対策はなんでもお任せください!」と言えるのがベストだとは思うのですが、ホームページ制作をメイン事業としている個人事業主が、Webマーケティング会社のようなSEO対策を提供するには様々な面で無理がある気がします。

以上のことから、最初の取っ掛かりとして身に付ける知識としては「内部対策」が私には合っているかなと思いました。

実際に読んでみた感想としては、私のような初心者~中級者向けの書籍だと思います。
テクニックというか、実際に行うべきことについて書かれているので、「10年つかえるSEOの基本」でSEOの考え方を知り、それを実際に制作するホームページへ落とし込むための知識を「これからのSEO内部対策 本格講座」で身に付けるような印象です。

アマゾンのレビューを読んだときは「文章が読みにくい」という評価があったためそこだけ不安でしたが、実際に読んでみたところそれほど気になりませんでした。
専門用語も結構な頻度で出てくるのが人によっては辛いかもしれません。
もちろん、私も自分で調べながら読みました。
「調べる手間があるほうが、面倒だから覚える気がする」などとポジティブ思考で読破できる人にはお勧めできる一冊です。

【Webサイト・リニューアル 「見た目だけ変えた」にしない成功の手引き】

なんというか、「勉強になります!」って感じの本ですね。
正直フリーランスとして個人で仕事請け負うことだけ考える場合は、この書籍の優先度はめちゃくちゃ低いと思います。
おそらく一番有効利用できるのは、制作会社でWebディレクション業務に従事する方や、制作会社への発注を考えている担当者の方だと思います。

「じゃあなんでお前買ったん?あほなん?」
という声が聞こえてきそうですが、単純にフリーランスで直受けの案件に携わると、デザインだけやれたらいいとか、コーディングだけ出来たらいいとか、そういうレベルでは仕事にならないんですよね。

さらに言えば、私の場合はLiall.でチームで仕事を受注することもあり得るわけで、その場合の私の立ち位置ってWebディレクターですから。
大きな制作会社でやってることを、自分たちの業務に最適化していく必要があるわけです。

前回の記事でも書きましたが、フリーランスは制作会社にいる人と違い、情報を入手する機会は自分から積極的に出ていかないとないわけです。
だからこそ、「他の会社はこんなことをやってる」みたいな知識を手に入れることが出来る書籍は、例え自分たちのやれる範疇を超えていたりする場合でも、チャンスの一つとして購入していっても良いのかなと思います。

まぁ、こういうことに手を出す余裕があるのも、デザインやコーディングをガンガン深堀りしてくれるLiall.のメンバーがいるおかげなんですけどね。


【Adobe XDではじめるWebデザイン&プロトタイピング 一歩先行く現場のスキル】

Liall.でデザインカンプを共有する際のツールは、XDを使用しています。
また個人的に直接ご依頼を頂き、お客様にデザイン案をご提示する際もXDを利用しています。
ところが、私の通った職業訓練ではPhotoshopやIllustratorについては学ぶのですが、XDについては一切学びません。
実際の制作会社だとどうなのか分かりませんが、ネット上の情報を見ているとXDを導入している会社も増えてきているような印象を受けます。

ちなみにLiall.のメンバーは、XDをLiall.で使いだす前からガンガン使いこなしている人はいませんでした。
恐らく全員が初心者状態だったところからスタートしています。
それでも同じAdobeのPhotoshopやIllustratorと同様のイメージで制作することが出来るので、学習に必要な時間的なコストは低かった気がします。

とはいえ、折角だからしっかり勉強して使いこなしてみたいなと購入してみました。
正直言って、今回ご紹介する書籍の中で一番仕事に直結したのがこの一冊。

①ワイヤーフレームの制作時間が短縮
②お客様との打ち合わせ時にデザインカンプの段階から動きをつけることで、イメージを共有できる
③コーディング時に面倒なCSS(グラデーションやシャドウなどの値)もXDが表示してくれる

またこの書籍を読破したことで、XDについて調べたいことがあったときの検索もスムーズになりました。
XDにチャレンジしたいとお考えの方には最もオススメできる一冊です。

【終わりに】
書籍購入せずにネットで知識を仕入れたらよくね?っていう人もいると思いますが、その辺りは個人の好みだと思いますので、僕みたいに本が好きって人は是非!

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