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#キリスト教

狼の神性から古代の闇をみる

狼の神性から古代の闇をみる

日本にはかつて狼がいました。
オオカミです。
オオカミの語源は大神(おおかみ)とするように、日本では古くから狼信仰が存在していました。
ヤマトタケルは、狗(ヤマイヌ)に導かれ東征しました。狗とは狼のことです。
日本書紀にも民俗史の中でも、狼の信仰を感じるところがあります。

一方、キリスト教の文化圏では、狼は邪悪な獣として扱われることが多いです。
七つの大罪では、憤怒を象徴する動物です。
人間が狼

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所有が生まれ、神が育って、移動した。

所有が生まれ、神が育って、移動した。

狩猟採集は平等でした。
得た食べ物は、村に持ち帰り、村人で平等に分けました。
ただ不安定でした。自然の恵みは取れる量もランダムで保存もできません。

農耕民は安定しました。
耕作面積に対して、予想できる収穫量になり、保存できることで生活のリズムも生まれました。
ただ所有の概念が生まれて、保存する貯蔵量や所有する耕作面積など格差が生まれました。
所有するから主従関係が生まれ、奪い合う戦争が生まれまし

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