[僕が夫に出会うまで]を読んで
自分の本心に嘘を吐き続ける人生は虚しい。
虚無そのものである。
この本の著者の七崎さんはそこに抗い、
自分の希望を実現した人である。
それも、まだまだLGBTの理解が少ない時代に。
たしかに
ここ最近LGBT関連の話題がかなりとあり上げられるようになってきた、
某ニュースアプリを開けば、毎日LGBT関連のニュースを目にするし、
TVのニュースでも何かしら流れていると感じる。
しかし、これは本当につい最近のことであり、まだまだ理解が浸透したとは言えない。
僕の周りのLGBTの友人たちもまだまだこっちであることを隠しているし、
ふとしたとき、ばれたらいやだなと口にする。
彼らも別に人権がどうだーとかぴーぴーいいたいわけではない。
ただ、そういうひともいるよね、
くらいに受け入れてほしいだけである。
最近提出された同姓婚法案を契機に、
LGBTの人への偏見がなくなり、普通に隠さず生きられる社会に近づいて行ってくれることを祈るばかりである。