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カウンセリングへの敷居が低い国アメリカ

昨日はオンラインで日本からの心理カウンセリングを受けた。

そう、そのくらい今の私は精神が弱っているのだ。
カウンセリングについて感じたことは色々あるが、カウンセリングを受けるに至る経緯でも、色々感じたことがある。
まずはカウンセリングを受けるに至る経緯で感じたことを書く。

アメリカでは、カウンセリングの敷居がとてつもなく低い

海外ドラマやハリウッド映画には、主人公たちが心理カウンセリングを受けていたり、カップルセラピーを受けているシーンが度々登場する。
日本でそれらを見ていた時、
「これは映画だから大袈裟に描いているのだろうか?それとも、アメリカというのは本当にこんなにメンタルケアが身近で当たり前のものなのだろうか?」
と疑問に思っていた。

結論から言うと、あれは映画だから大袈裟に描いているのではなく、アメリカでは本当に、メンタルケアの敷居がめちゃくちゃ低い。
カウンセリングなどのメンタルケアを受けることは、何ら恥ずかしいことでも隠すことでもなく、「今日はヨガのクラスなの」と同じノリで「今日はカウンセリングがあるの」と言えるカルチャーがある
さらに、健康保険でカバーされる心理カウンセリングもある。
基本的にアメリカが好きではない私だが、この部分はアメリカの良い点だと思う。

前回の投稿にも書いたように、私は今、好きではない国アメリカで軟禁状態のため、ストレスにより度々鬱状態に陥っている。
しかし、「カウンセリングに行くのはちょっと恥ずかしい、勇気が要ること」という日本的な(?)考えを持っているため、
「まだ大丈夫。まだ自分でなんとかできる」
と、セルフ・ヘルプの本を読んだり、ポジティブ思考のススメ的なYoutubeを見たりして、自分でなんとかしようともがいていた。

しかし事態は改善されない。数日間、気分が改善しても、また深く落ち込む日が続く。
そんな私を見てパートナー氏が「カウンセリングを受けなよ」と提案してきたのである。(というか、パートナー氏は最初から「カウンセリング受けたら?」と言っていた。)

それだけではない。
今から数ヶ月前のこと。ここまで酷い鬱状態になる前の私は、好きではない国(←しつこい)アメリカにいるストレスにより、パートナー氏に対して「あなたの仕事のために私はこの国に来て、こんなに辛い思いを耐えている(怒)」と、常にイライラを感じていた。
押さえてはいるものの、当然イライラは滲み出る。その結果、二人の仲はギクシャクしだした。(形的には新婚だと言うのに)

そのとき彼は「気分転換にハイキングに行く?」と言うノリで「カップルセラピーを受けようか?」と言ったのである。
その瞬間、映画で見たカップルセラピーのシーンが脳裏に浮かんだ。
(うわぁ、あれ映画だからじゃなくて、ほんとにアメリカってそうなんだ!?)
思考がパッと客観的になり、イライラの感情の波から抜け出せた。
どうやら人間というのは「いつでも気軽に助けを求める先がある」と思うと、気分が落ち着くものらしい。
結局、カップルセラピーには行かなかったのだが、その時パートナー氏に聞いた話によると、
「アメリカではみんな当たり前のようにカウンセリングやセラピーを受けている」
「恥ずかしいことや隠すことではなく、ヨガやマッサージに行く感覚」

だとか。
(ちなみにパートナー氏によると、北欧ではセラピーの敷居は日本同様、高いとのこと。)

とにかく、そんなわけで昨日、日本的思考を持つ私も、ついにオンラインでカウンセリングを受けるに至ったのである。

※私がアメリカで軟禁状態になっている詳細はこちらの投稿でお読みいただけます。


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