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母親に会いたくない理由。

昨日の話。
私は母親と面会すると大変に死にたくなることが確定した。
実験と称して頻繁に母と会ってみて、今は私のメンタルが最強な時じゃないからとか、彼女の機嫌が悪いからだとか他の可能性を信じ続けたが、その逃げもむなしく確実になった。

後記:これを書いている途中でシャワーを浴び、私の人生なんだから、何を目指そうが私の勝手でしょ!と馬鹿馬鹿しくなり機嫌がよくなったのでご心配なく…しぶとく生きてやる…。

母との関係性

私は彼女に囚われているし、距離を置くべきだと知っている。だが、母が家族にセットでついてくる限り、縁は切れない。だからどちらかが死ぬしか解決法はないと感じる。それほど合わないのだ。

私が小学生のころ既に「あっ、この人間合わない」とうすうす感じていた。
成長するにつれて、他人を知れば知るほど自分の母親が最悪な人間だと気づいてしまう。今まで出会った人間で、人としてどうかと思った人間は自分の母親だけだ。
一緒に暮らす過程で、母の思考の一部が知らず知らずのうちにインプットされていて、母が使いそうな言い回しが頭に浮かぶたびに、あんな人間に近づいていると恐怖を感じるし、自己嫌悪に陥る。私はあの人の娘であることがとても恥ずかしいとさえ思う。

きちんと育ったかは別として、もちろん母には今まで育ててもらったし、きれい好きで、ストイック、美意識が高い、ユーモアがあるなど、素敵だな、すごいなと思うところはたくさんあるが、それをカバーしきれないほど人を馬鹿にし、見下し、否定する。

私もたまに苦手な人間もいるけれども、基本的に全人類大好きだ。
みんな何かしら美点も欠点もあって、個性にあふれていてとても面白い。いろいろな経験をして今のその人があるんだと思うと、人生捨てたもんじゃないなと前向きな気持ちになる。

ちなみに母はその人が医者か、社長か、そもそも正社員なのか、などの肩書のみを見る第一人者だ。
彼女が満足する肩書を持っていない場合、それは人間ではないことを意味する。「人間か、それ以外か」の名言を残す厄介ローランド。
そんな風になった理由は教えてくれない。本人も気づいていないのかもしれない。
少なくとも幼少期に貧乏だったから拗らせたなんて話は聞かないし、彼女の祖父母も金に意地汚いタイプではない。なぜそこまで肩書に執着しているのかは謎。世代なのか?とも思った。誰か情報求む。

昨日あったこと①

ついに個人的にお仕事をもらうことが決まったので、「母に報告しよう!」と思って実家に行った。フリーランスとして生きていくための最初の一歩だとワクワクしていた。

前々から分かっていたが、母は私にどんな仕事でもいいから”正社員"になることを望んでいる。正社員であれば、いかがわしい業界でもいいと考えているのではと思うほどの正社員盲信者。それくらいの勢いを感じる。

その理想からは外れているが、仕事を自分で取りに行くのは、仕事が次々にもらえる正社員時代と比べてそれなりに苦労したので、母であっても少しばかりは祝福してくれるだろうと思ってしまった。それが間違いだった。親だったらきっと喜んでくれるだろうと思ってしまった。
もはや健気な自分が可愛い。さながら「新聞取ってきたから褒めて!!」って寄ってくるワンちゃんだ。ワンちゃん適性しかない。

フリーランスを目指す理由

それはそうと、フリーランスの道を選んだ理由を先にお伝えしておく。
まだ社会人になって2年半で決めつけるのは早いとも思うが、私はつくづく母の理想の肩書「正社員」に向いていないと感じている。
新卒一社目は4カ月、2社目は7カ月で辞める&クビになった。
決してサボったり、手を抜いているわけではない。一生懸命にやっているが、一部の得意とされている仕事以外人並みにはできない、しごできない代表だ。

入社した会社が両方とも特殊だったと言い訳をすることもできる。1社目はとある疑惑でネットニュースになっているし、2社目は私は大好きだが、かなり人を選ぶいい意味で変わっている会社だった。
共通しているのは離職率の異様な高さ。前者は4カ月で10人、後者は半年で5人はいなくなった。
環境を変えれば、しごできになるのではと他人はよく言ってくれる。なんて甘い蜜だ。すすり散らかしたい。いつかすすりに行く。

今まで生きていて、興味関心が多方面に向いて注意力散漫になったり、気分のムラが激しかったり、コミュニケーションがうまく取れなかったり…もっとあるが、基本的にはそんな感じ。
私がking of 怠惰なだけでみんなそんなもんだと思っていたのだけど、去年の冬あたりに病院に行って自分がADHDだと初めて知った。「えぇ!?!?みんなもう少し生きやすいの!!すごい!!」って驚愕した。
「会社に所属していると自分ができる領域が狭すぎて、活かせる場がない場合かなり迷惑になるな!私も周りもお互い楽しく生きられそうな道はどこかな~」と探しているさなかで出会ったのがフリーランスの道だ。
もちろん私のような人が活躍できる職場もあると信じているが、とりあえず今の様々な働き方あるよブームに乗ってみて、色々な方法から自分に合っている働き方を選べばいいのではと考えたのだ。

昨日あったこと②

しかしながら、母の思考では「正社員以外の道はすべて悪」。働いていないものとして認識しているらしい。
私の「お祝いしてくれるかも❤」なんて淡い期待は簡単に消え去った。
報告した後の彼女の第一声は「お金もらえないんじゃないの?(笑)正社員じゃないんでしょ。何してるの?ちゃんと働きなよ。あんたには無理よ。」だった。
長年、母の糾弾傾向研究家をしている私は「あ、これは無理な流れだ」と瞬時に悟った。涙が出そうだったが第一波はひとまずこらえた。
(1人暮らししていけるほど働いていないのは真実だから何も言えないなぁ…)
身近な人に認めてもらえないって何度経験してもとっても辛い。こんな気持ちにまたなりたくないと思っていたのに、またなってしまった。

とりあえず「フリーランスを目指す理由」の正社員向いてない説とやりたいことがある説の2本立てでお話したが、母お決まりの「みんな頑張ってやってる論」と「我慢が足りない論」で返された。そうなると父親もほぼ同意見だから何も言えない。彼女は真っ当なことを言っていると思ってしまう。

もうだめだ、私に生きる道はない、死ぬしかないと涙が出た。
私も普通に働いて普通に給料もらって、普通に恋愛して普通に結婚して、普通に老後を送って普通に死にたい。
が、前半で躓いている。

みんな何かしら独特なところがあってお互い補い合いながら生きているから、それぞれが得意なところを活かせる場所で生きて行けばいいなんて考えている私が理想を追い求めすぎているのか。
1年くらいしか正社員として働いていない25歳には分からない。
協調性がないことも、我慢強くないことも、こだわりが強いことも、すべては甘えだとずっと言われてきた。
(ちなみに私は実家が太い!!!そこにも原因があると思う!!)

甘えじゃなくてガチで自分のコントロールが難しいんだ。前職の会社で課されたクビになるか否かの課題に、甘え抜きにして120%の本気で挑んでも普通にゲームオーバーなった時に、「わし、やっぱり劣ってんだ!」って自分の位置が分かった気がした。
そんなやつでも一人でも生きていける、逆に一人の方が生きやすいかもねって同じ悩みを抱えている人の助けになればいいなと試行錯誤して生きてるって感じ。

私も正社員になれるならなりたい。キャリア的にも収入的にも安定する。とても魅力的。
もし仮に正社員になれたとしても、また周りに迷惑をかけて自分も周りも辛くなる未来が見える。
私の身の丈にはまだ早いってことなんだろうと思う。

母との言い合いの真っ最中に、とある企業のオンラインフリートーク会が2分後に迫っていることを思い出して、大急ぎで参加したので最終地点がどこに落ち着いたのかは記憶が定かではない。
「正社員になるまで家に来なくていいよ」って言われたような気がする。「そんなこと言われてたら、行くしかないでしょ!!」って考えが浮かぶくらい回復しているから、今まで生きてこられたんだろうなとつくづく自分の忘れっぽさに感謝。

これからも多分生きるし、好きなように仕事をしていくんだと思う。
人に干渉されていることに気づけただけでも万々歳だ。甘え部分はいい感じに切り取っていって、自分の人生楽しく乗りこなせるといいな!

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