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【まちづくり】「くれくれ君」のまちからの脱却

今日、とある報道機関から電話取材を受け、
明日、その記者さんと面談することになりました。

市役所に勤めていると、メディア対応はよくあることです。

この前は、また別の趣旨で、日本経済新聞社さんから
写真提供依頼があり、紙面に私の撮った写真が掲載されました。
ご丁寧に、今日その新聞が送られてきました。
あ、お礼のメールしないと (^^ゞ


記者さんのオフレコ取材対応

その少し前は、市議会議員選挙を前に、
うちの市議会議員の先生たちについて、
報道機関からオフレコ取材を受けました。

オフレコで記者の質問に答えるのですが、
記者さんの記事に影響を与えたいと思い(企み?)ながら、
今回は、
「怒鳴り声が記事録に残らない問題」を笑い話にしました。

ある議員の怒鳴り声が怖いんです。

職員だけでなく、市長も副市長も同僚議員も、
本会議中にその議員に怒鳴られるのが怖くて、その対策ばかりしています。
その議員にとっては、願ったり叶ったりですが、
「パワハラ」か名誉毀損ギリギリな表現をなさいます。
言われた方はたまったものではありません。
公衆の面前で罵倒に近い怒鳴り声で、マイクを通じて主義主張されるのを聞く身にもなってください。

私はわりと言い返す方ですが、やっぱり怖い。
心臓ばくばくです。(同僚職員は信じてくれませんが)

なので、どれだけ怖いかを広く有権者に伝えたい!
(怒鳴り声パワハラ議員を排除できないかな?)
と思って、議事録を検索したのですが、
平坦な活字に置き換えられる議事録では、
臨場感のある怒鳴り声、罵声は表現されてないんです!
という話を、モノマネしながら笑い話として。
結局、こうやって行政を怖がらせて、職員を批判していれば、
一定数、なくなることのない公務員バッシングの票は獲得できるから、結局また当選するんですよね~、
という笑い話として。


公害?環境?市民運動?人口減少?

今日あった電話取材の目的、テーマは、
はっきり言って、全然わかりませんでした。
いちよ、表向きのテーマを話してくださったのですが、警戒です。

というのも、電話口で「環境」「公害」のお話から始まったので、
なんとなく警戒のフラグが。
このテーマには、真顔で怒る怖い人や行政ウォッチャー的団体がたくさんいて、うっかり記者の口車に乗って、口を滑らせて、発言が記事になったりなんかしたら、街宣車がくるかも。

そういえば、街宣車を最近見ませんけど・・・


個人的な取材対応の心がけ

私は報道機関から取材を受けるとき、
どんな記事の見出しにして欲しいか、
イメージしながらコメントをしようと思っています。

本当のことの中からセレクトした、本当のことを言います。

誤解を恐れずに言えば、
「報道機関をつかうタイプ」になりたいと思っています。

プロパガンダ的な「このまちはいいまちでっせ!」
「ええとこでっせ、住みなはれ!」(なぜ大阪弁?)とは言いませんが、
報道機関から取材を受ければ、
市民、行政職員全体の代表として、
「このまちを良くしたい」という思いを伝えたい、と思っています。
明るく、ね。


これからのまちづくりに願うこと

時代認識として、
行政がなんでもやってくれる時代はとうの昔に終わってて、
行政に「してくれ」と要望したって、もう行政は限界だということ。
行政も、市民や事業者(スーパー、日用品店、交通機関、診療所、工場など)に対して、「してくれ」と要望したって、経済がついていかなければ、無理だということ。
逆に行政が要望なんかしたら「補助してくれ」って「してくれ」返しです。
…「してくれ」論だけではお金が回ることがインセンティブな以上、当然です。

そんな「くれくれ君」、ではない行政、市民、事業者が、まちを担って欲しいな。

自ら動き、
動くことが周りに共感を呼び、
共感が仲間をつくり、
動きはさらに大きくなる。

「1人の100歩より、100人の1歩」とは、
1人がジャンプしても何のインパクトもないですが、
100人がジャンプすると建物が揺れ、
数万人がスタジアムでジャンプすると地域が揺れることと似ています。

100人がいて100人とも「くれくれ君」の村と、
100人ともやりたいことがあって自ら動く人の村では、
きっと住んでいる人が感じる幸せが違うはずです。

「くれくれ君」は底なし欲望モンスター。
いつまでたっても満足しません。

これまでの住民運動は、特に「環境」「公害」というテーマにおいては、対行政、対企業という対立構造でした。
まちづくりとは、地域づくりとは、
人口減少、高齢化社会の先進地である地域生活に沿った市民活動は、
もはや、そうじゃない。

まちづくりの方向をそうじゃない方向に向けたいので、
そんなイメージの記事にしていただきたいなぁと思いながら
明日の取材に対応しようと思います。

今日は、考えを整理するのにnoteをつかいました。
noteさん、ありがとう。

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