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ハリウッドも顔負け? これだけは見て!アルゼンチン映画 3選

こんにちは。

ペペです。

私はご縁あって中南米と10年以上のおつきあいがあります。日本の方々に中南米が少しでも身近な存在になるよう ”教科書では学べないディープでリアルなラテンアメリカの魅力 をお届けする” をコンセプトに書かせ頂いております!

本日のテーマは...... 映画の本場ハリウッドも顔負け!?

これだけは見て!アルゼンチン映画 3選

1. モーターサイクルダイアリーズ 

あのチェ・ゲバラが若き日に親友アルベルト・グラナードとバイクで行った南米大陸縦断旅行(実話)を映画化した、壮大なロードムービー

医学部卒業間近だった若きゲバラは、安定志向の父親に旅にでることを反対される。が、本でしか知ることの出来なかった中南米の実態を”今”この目で確かめようと旅に出ることを決心する。

途中、バイクの故障で徒歩やヒッチハイクを強いられながらも現地の人々の助けを借りながら懸命に旅を続けていく。

ペルーでは先住民が搾取される姿を、チリの銅山では最下層の労働者が地主の強権的な態度に怯えるさまを目撃。

又医学の知見を活かし、泊まり込みでジャングル奥地のハンセン病患者の施設で無償で働くなど、行く手に巻き起こるさまざまな出来事を通して、南米社会の現実を思い知らされる

この旅が後にチェ・ゲバラに革命を起こすことを決意させたと言われる。

チェの共産主義的な思想、ゲリラ活動など暴力的な活動も目的を達成するためにはやむ無しという考え方に賛否両論あるのは事実である。

ただ、チェ・ゲバラのような急進的なやり方でないとスペイン占領時代から続く大土地所有者の存在(ヨーロッパ系の白人支配層が代々大土地を相続し有色人種を支配する)や貧富の差を抜本的に改革することは不可能であることも事実。

何が正しいのか、正義とはなにか非常に考えさせられる映画です。

2. オリンダのリストランテ

世界各国の映画祭で絶賛された、アルゼンチン発の人間ドラマ

ブエノスアイレスで小さな食堂を舞台に、中年女性オリンダと店に転がり込んできたドイツ人青年ペーター。ひょんなことから同居を始めることに。彼の姿を見守るうち、オリンダは自らの人生を見つめ直すように。

ヒューマンドラマで温かみは感じつつも、内容は重たくなくポップなので気楽にご覧になれるはずです。オリンダ役のリタ・コルテセはアルゼンチン映画に欠かせない名優の一人。

3. 瞳の奥の秘密

2009年度米アカデミー賞外国語映画賞を受賞したサスペンスドラマ

舞台は2000年のブエノスアイレス。刑事裁判所を定年退職したベンハミンは、25年前に担当した未解決の殺人事件についての小説を書くことを決意する。

事件当時の職場を訪れ、元上司の検事補イレーネと再会したベンハミンは、イレーネとともに当時の捜査を振り返りながら、殺人事件の裏側に潜む謎に迫っていく……。秘められた事件の真相と、かつて上司だった女性への想いに葛藤するヒューマンサスペンス。

とにかく、賞という賞を総なめにし長年のアルゼンチン映画の歴史の中でも最も評価されている映画の1つです。アルゼンチンでは"瞳の奥の秘密現象”と呼ばれるブームを巻き起こしたほど。

おわりに

本日、アルゼンチン映画 3作をご紹介させて頂きましたがいかがでしたでしょうか?

日本ではまだまだマイナーなアルゼンチン映画ですが、本当に名作揃いで面白い映画が沢山あります。少しでもご興味をお持ちにになるキッカケとなれば大変うれしいです。

これからもラテンアメリカの事を色々発信させていただきますので記事が面白いと思ってくださった方は是非、スキ&フォローを宜しくお願い致します。


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