黒澤圭介

(ex:早大文構→NRI→『MUSICA』/MASH A&R→)某メディアに所属しながら、個人ではライター/編集/マネジメント。音楽、サッカー(Arsenal)、本多孝好さん、『Catch Me If You Can』が好き。

黒澤圭介

(ex:早大文構→NRI→『MUSICA』/MASH A&R→)某メディアに所属しながら、個人ではライター/編集/マネジメント。音楽、サッカー(Arsenal)、本多孝好さん、『Catch Me If You Can』が好き。

マガジン

  • 別冊『acyl』~北国のカルチャー系編集部が好き勝手に発信~

    • 15本

    北国から不定期更新中のウェブマガジン『acyl』編集部がいろいろと書きます。音楽、アウトドア、IT、映画、小説、デジタルガジェット…北海道で暮らす人の「アソビ」を応援するがモットー。といいつつ、好き勝手にみんな書きます。 なお、実態は某テレビ局所属の3人が運営中。 『acyl vol.1』http://www.acyl.life/mag01.html 『acyl vol.2』http://www.acyl.life/mag02.html

  • LETTERS for 「LAMP IN TERREN」

    黒澤という人間による、LAMP IN TERRENに関するテキストまとめ集。活動日記として読んでも良いと思います。

最近の記事

  • 固定された記事

【ジャニオタと語る】SEKAI NO OWARIの最新シングルがとってもジャニーズだった、という話。〜“周波数”と“シンデレラガール”〜

◾️オタクの返信は大概が長文(画像参照)「なんだ、このとてつもないキンプリ(King & Prince)感は」 ジャニーズ界隈に関して、筆者は特別明るい方ではありません。にも関わらず、ある音楽を聴きながら「キンプリ」なんて感想を急に持ちました。そのことがとっても面白くなり、ジャニオタの友人 a.k.a.すずき(仮)に連絡を取りました。その返事がこちら。 すずき(仮)「この曲は間違いなく、コンサート終盤でトロッコに乗りながら歌うし、2番終わりの間奏でメンバーが「みんな今日は

    • 或るバンドが、明日活動を休止する

       明日、Halo at 四畳半というバンドが足を止める。このテキストで何か具体的な事柄を書こうとしているわけではない、だけれども、気づけば手が動いてたから、つらつら書き留めていきたいと思う。恰好をつけるつもりもないから、稚拙な文章になるかもしれない。でも、きっとこのテキストは自分のために書くのだから、それで、きっといい。たとえ、これをメンバーが読んで気を悪くしても、許して欲しいなと思う。  コロナ禍に入り、僕自身が親交のある/なしに関わらず、沢山のバンドが活動休止や解散を選

      • 『明け方の若者たち』にはなりたくない、という話

        表題の小説の帯に書かれた「人生のマジックアワー」というには、余りにもありふれていた時間だった、と思う。 学生街で安酒に熱った身体にジンジャーエールを流し込み、駅前の交番公認の巨大喫煙所に変貌した北口のロータリーで独りで煙を吐く。街のルールに従うように、ハリのない古着をできるだけ緩くユニフォームのように纏って、何故か決まって深夜23時過ぎに現れるスケーターと共に、ただただ廻るような夜を幾つも越える。 独りはやがてふたりになって、ロックバンドの歌の中にだけ存在していたはずの商

        • ラヴソングを聴かなくなって

          音楽を好きになって、どれくらい経ったのだろうか。 初めて音楽を手元に置いたのは小学校1年生の時だったと思う。まだ8インチサイズだったCD。アニメ『るろうに剣心』の主題歌だった、JUDY AND MARYの『そばかす』を買った。その後、小学校高学年の時にMDプレイヤーを買って、どんな時でも耳元で音楽を鳴らす権利を得た。流行りは小さな耳かけ型のヘッドホンで、耳の裏が痛くなるのにそれに拘っていた。中学校の頃には、友達とカラオケに行き始めた。高校生の頃に、iPodを買った。そして、

        • 固定された記事

        【ジャニオタと語る】SEKAI NO OWARIの最新シングルがとってもジャニーズだった、という話。〜“周波数”と“シンデレラガール”〜

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        • 別冊『acyl』~北国のカルチャー系編集部が好き勝手に発信~
          15本
        • LETTERS for 「LAMP IN TERREN」
          26本

        記事

          オトナになるということー「成人式」にplentyを思い出す

          三連休が終わりました。世の中は成人式の話題で溢れていましたね。 晴れ姿と新成人の決意に溢れるニュースを見つめながら、「オトナ」になるということに対して何んとなーく想いを馳せていると、或るバンドのことを思い出しました。 2年前に解散しましたが、plentyです。 ******* plentyは僕と同じ年のバンドでした。今でこそ、フォーリミ、ワンオク、WANIMA、ビーバー……僕と同じ年のバンドはとても活躍してますが、ワンオク以外がシーンの中心に出てきたのはここ数年の話。

          オトナになるということー「成人式」にplentyを思い出す

          LETTERS for 「LAMP IN TERREN」 2014-2017

          既にアップした、【LETTERS for「LAMP IN TERREN」 2017-2018】を読んでくださったみなさま、ありがとうございます。 今回のものをアップして、何だかんだで彼らに関してかなりの数のテキストを残してきたな、と思いました。そんな時に、現在テレンが行っている定期公演『SEARCH』で過去のツアーの復刻公演を行うことが発表されました。 そこで、今もしかしたら読みたい人がいるかも?と思い、過去の記事をまとめて再アップしました。2014年-2017年の彼らを

          LETTERS for 「LAMP IN TERREN」 2014-2017

          LETTERS for 「LAMP IN TERREN」 2014-2017ー『fantasia』が魅せた軌跡と未来 ~「響き合ってください」という言葉の真意~

          ※こちらは2017年当時に書いたものです。こちらに関しては、間違いなく下記のリンクの15Pから読んだ方が色々な写真や映像と共に見れて楽しいです。僕らが創ったacylという動くウェブマガジンです。是非。acyl vol.1  ※15P~16Pに掲載。  2017年6月30日。LAMP IN TERRENは『fantasia』という2枚目のフルアルバムを携えたツアー「in “fantasia”」を完遂した。『fantasia』という作品が、自らのライヴにどのように影響をもたらす

          LETTERS for 「LAMP IN TERREN」 2014-2017ー『fantasia』が魅せた軌跡と未来 ~「響き合ってください」という言葉の真意~

          LETTERS for 「LAMP IN TERREN」 2014-2017ー「TOUR "11" L.A.P」@マイナビBLITZ赤坂 オフィシャルレポート

          ※2016年当時に書いたものです。なお、個人ではなくオフィシャルレポートとしてのものなので、少し短めです。写真は当時のニュース記事から引用(https://rooftop.cc/report/2016/11/22191041.php) LAMP IN TERREN、赤坂BLITZツアーファイナルで魅せた新たな旅路への覚悟11月19日、LAMP IN TERRENは東京・赤坂BLITZにてバンド誕生11年目の始まりとして口火を切った、11月に11公演の「TOUR "11" L

          LETTERS for 「LAMP IN TERREN」 2014-2017ー「TOUR "11" L.A.P」@マイナビBLITZ赤坂 オフィシャルレポート

          LETTERS for 「LAMP IN TERREN」 2014-2017ー『heartbeat』誕生によせて

          ※2016年当時の記事です。以前テキストを公開していたLETTERSに掲載。  少し昔の話だが、時は今年6月の下北沢251での彼らのライヴの日に遡る。今まさにファイナルを迎えようとしている、GREEN CARAVAN TOURの初日だ。その日、僕は松本大(Vo/Gt)に「これ聴いてみて」とイヤフォンを渡され、あるデモ音源を聴かせてもらった。まだメロディは鍵盤で打ち込まれただけだった、言の葉はない音源。しかしその日から、僕はその音源のことがずっと頭から離れなかった。――「he

          LETTERS for 「LAMP IN TERREN」 2014-2017ー『heartbeat』誕生によせて

          LETTERS for 「LAMP IN TERREN」 2014-2017ー「GREEN CARAVAN TOUR」@下北沢CLUB251 オフィシャルレポート

          ※2016年当時に書いたものです。なお、個人ではなくオフィシャルレポートとしてのものなので、少し短めです。写真は当時のニュース記事から引用しました。(https://www.musicman-net.com/artist/52836) LAMP IN TERREN、再出発の証となるワンマンツアー開幕LAMP IN TERRENが、6月11日に自身二度目のワンマンツアー「GREEN CARAVAN TOUR」の初日となる東京・下北沢CLUB251公演を開催した。 前回のワン

          LETTERS for 「LAMP IN TERREN」 2014-2017ー「GREEN CARAVAN TOUR」@下北沢CLUB251 オフィシャルレポート

          LETTERS for 「LAMP IN TERREN」 2014-2017ー『innocence / キャラバン』に寄せて

          ※2016年当時のテキストです。元々はLETTERSにて公開したものです。 飛翔の時  LAMP IN TERRENというバンドにとって、そしてソングライティングを担う松本大(Vo/Gt)にとって最も困難な闘いとなった作品にして、間違いなく会心作が産声を上げた。彼らにとっては初のシングルパッケージ。そして大屋真太郎(Gt)の再加入後、初のリリースとなるのが1st Single「innocence/キャラバン」だ。此処に至るまでの彼らの道程を振り返れば、本当に枚挙に暇がない。

          LETTERS for 「LAMP IN TERREN」 2014-2017ー『innocence / キャラバン』に寄せて

          LETTERS for 「LAMP IN TERREN」 2014-2017ー「THE FIRST ONEMAN TOUR "BLUESYARD"」に寄せて

          ※2015年11月当時に書いた記事です。なお、写真は当時のニュース記事から引用しました。(http://spice.eplus.jp/articles/22142) 解放の時 2015年11月5日午後16時。僕は渋谷CLUB QUATTROに開場時間よりも少し早く入った。――LAMP IN TERRENが初めて渋谷CLUB QUATTROに立った日はどんな日だったかな?などと少し昔を思い出しながら、ハコへと向かう。音漏れを感じながら階段を上り、辿り着いた「そこ」は、まさにリ

          LETTERS for 「LAMP IN TERREN」 2014-2017ー「THE FIRST ONEMAN TOUR "BLUESYARD"」に寄せて

          LETTERS for 「LAMP IN TERREN」 2014-2017ー【DISC REVIEW】「ボイド」

          ※2015年当時の記事です。 「虚空」にあるすべて この楽曲を僕自身が初めて聴いたのは、昨年の初夏頃だったと記憶している。まだ“ボイド”というタイトルも、ましてや言の葉さえも携えていなかった、デモサウンドにハミングでメロディが吹き込まれた音源。松本大(Vo&G)から新たな楽曲を聴かせてもらう度に僕は様々な感情を抱くのだが、このデモを聴いた時にはいつにも増して血が湧き上がるような高揚を覚えた(ある種のショック状態で「おい、めっちゃいいな」と身も蓋もない感想を述べたことを覚えて

          LETTERS for 「LAMP IN TERREN」 2014-2017ー【DISC REVIEW】「ボイド」

          LETTERS for 「LAMP IN TERREN」 2014-2017ー【DISC REVIEW】『silver lining』

          ※2015年当時の記事になります。 Live=Life 「MASH FIGHT vol.2」、「RO69JACK」のふたつを受賞し、彼らがロックシーンに頭角を現してから早1年。全国流通版としては昨年リリースされた『PORTAL HEART』に続いての2枚目だが、今作が正真正銘のメジャーデビュー盤のリリースとなる。今作に収録された7曲は、バンドにとっての新曲ではない(前作『PORTAL HEART』は、ほぼ新曲で構成されていた)。今、此処の場所に至るまでの彼らの旅路の足元を照

          LETTERS for 「LAMP IN TERREN」 2014-2017ー【DISC REVIEW】『silver lining』

          LETTERS for 「LAMP IN TERREN」 2014-2017ー【DISC REVIEW】 「PORTAL HEART」+etc

          ※2014年当時にMUSICA時代に書いたものです。(『MUSICA volume.87』 MEGA MEGA DISC REVIEWより ) あなたと世界を繫ぐもの 彼らにとって、正真正銘初の全国流通盤。今作はタイトル『PORTAL HEART』の通り、彼らの心に触れる入り口のような作品となっている。  スタートを飾るM1“portrait”には、<伝えようと言葉にして 気づいた僕を/孤独のままでは知らなかったよ>というリリックが綴られている。ここに表れているように同曲は

          LETTERS for 「LAMP IN TERREN」 2014-2017ー【DISC REVIEW】 「PORTAL HEART」+etc

          LETTERS for「LAMP IN TERREN」 2017-2018 『prologue』

          『prologue』LAMP IN TERRENという存在に対し、今までもやってきたように様々なテキストを公開しようと、ずっと彼らの音源を聴き、LIVEを見届け、会話を交わしていました。 ただ、そのどのテキストもそのタイミングごとに公開するに至りませんでした。書いては書き直し、書いても書いても足りない気がしたからです。 それは何故か。そのテキストの中に、彼らが生きている気がしなかったからです。 結局、公開することにしたものは、僕が彼らを1年間見守る中で綴ってきたほぼ「日記」や

          LETTERS for「LAMP IN TERREN」 2017-2018 『prologue』