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ドラゴン桜 3話 感想

やっとドラゴン桜っぽくなってきました❤

16年前、桜木先生によって偏差値30から東大合格者を出した龍山高校に植えたドラゴン桜の木。

今回、偏差値32の龍海学園に呼ばれた桜木建二(阿部寛)がドラゴン桜を植えました❗

過去の高校も龍。今度も龍。
だからドラゴン。
このドラゴン桜がこれから毎年東大合格者たちを見送るだろうと言う桜木。
こういうお約束の小道具がドラマを彩ってくれますね🙂

桜木先生は16年前と変わらずカッコ良いです❤

「バカとブスこそ東大に行け!」

お約束の決め言葉も、すぐに差別だと口うるさく言われるこの時代に言い放ちました❗

今回はついに東大専科の生徒たちの勉強が始まりました。
中学の問題からスタートです。
東大専科の人数は今のところ4人。
偏差値28で学年最下位、姉思いのラーメン屋、瀬戸あきら(キンプリ高橋海人)
バドミントン全国トップレベル、怪我させられたり放火したりトンデモな経験した岩崎楓(平手友梨奈)
優秀な弟と比較され劣等感を持つ天野晃一郎(加藤清史郎)
飽きっぽい早瀬菜緒(南沙良)
あとふたり、増えそうですが🦋🐞🐛🦗

今回は高校受験時にインフルエンザになり仕方なく龍海高校に入学した理系トップの藤井遼(鈴鹿央士)との勉強対決です。

藤井は東大に受からないだろうなと思わせる側面が、人間性と勉強面から見られる回でした。
密かに恋している岩崎楓の悪口を言われ激高する瀬戸と、藤井がつかみ合いになります。

藤井は何かと東大専科をからかいに来て、学年最下位の瀬戸を特に馬鹿にして嫌味を言ってきます。

藤井は東大を目指してきた子なので東大レベル模試など受けてきたと思います。
自分の立ち位置などわかっているはずで、上を見て頑張ることはあっても、龍海学園の東大専科をからかいにくる発想になんか受かる子はならないと思います。
藤井には劣等感があり、それを認めたくないから自分より明らかに下の子たちを見に来て優越感を持つことで、自身の劣等感と向き合わずにすませているのでしょう。
逃避です。
一年前にこんな調子でネガティブなら、まず受からないと思います。

東大はガリ勉が行くイメージかもしれませんが記憶に頼る問題は出ないので、本質を見極めろと桜木先生も言ったように柔軟で多角的な力が求められるのです。

今回の対決は桜木先生が龍野理事長(江口のりこ)の趣向をよく読んでいたと思います。
自由を愛する理事長ならユニークな問題を選ぶと考えたのでしょう。
それなら頭のかたい藤井より、東大専科の子たちのほうが勝ち目があります❤

4コマ漫画のオチをつけろという柔軟な発想力が試される問題も過去に出たと水野直美(長澤まさみ)が言いましたが、私の身内が数年前に受けた時も英語の問題で、犬を連れた男女がある日常的な場所にいる絵があって、その絵に合う会話文を考えて創作するという問題を見ました。
桜木の勉強方法が合っているのだと思います。

私の身内は現役合格しましたが、睡眠はたっぷりとり、時には計画的にライブに行って来たりして、成績に余裕があったわけでもないのに自分で効率的に勉強すると決めてやっていました。

東大を受けていない兄弟いわく、自分と違うのは意外と行動力があるというかトライアンドエラーの感じで試行して失敗を繰り返しながら進んでいくところ、と言っていました。
ネットで合格した受験番号を見た時も、自信があったわけでもないのに喜んだのはほんの一瞬で、すぐに何かを検索し、何かと思ったら美容院を探していたのです。
男子校だから適当に千円カットだったのが、すぐに美容院へ飛んで行きました。
切り替え早っ!と思いました。😳

初回で天野晃一郎(加藤清史郎)が「東大行ける勝算はあるんですか」とかあれこれ桜木に質問攻めしたところ、桜木に「泳げるか?」と聞かれて海に突き落とされました。😉
桜木は自分も飛び込んで天野と一緒に海に浮かんだのですが、あれこれ考えずやってみろ!という感じでトライアンドエラーの精神だと思います。
ユーチューブやってみろと言うのも、英語の表現力をつけるだけでなく、そんな面があるのだと思います。


藤井のような性格や精神状態では独特な緊張感のある本番の試験を最高のパフォーマンスで乗り越えられないし、万が一運良く東大に入れたとしても進振りで劣等感など持ち、つぶれてしまうと思います。


昆虫が大好きな原健太(細田佳央太)は桜木に「今日は傘があったほうがいい。大雨が降る。十時頃に降る」と言い、晴れの予報だったのに十時ジャストに大雨になります。

予言が当たったことよりも、原健太が桜木にそうやって声かけて教えることに注目したいと思います。

昆虫ばかり追っているのはオタクだからで、オタクというのは学問の追究でもあります。
人が困らないよう教える行為は、視野が狭い人間ではないという意味です。
彼が昆虫に対するように勉強に興味を持てば伸びると思います。
原健太となぜかいつも彼に寄り添っている文系トップの小杉麻里(志田彩良)が東大専科に入ると思います❤

今回のラスト。桜木の演説には圧倒されました。
まず東大専科の子たちに勉強対決で負けた藤井に言います。

桜木「東大はよく多角的な視点を問う問題が出題される。それはつまりあらゆる立場にいる人間の気持ちが想像できる、そんな人間が欲しいという東大からのメッセージだ。周囲の人間を蹴落とし、自分ばかりのし上がろうとする人間を東大は求めていない。お前に東大が無理だと言ったのはそういう理由だ」

そして集まってきたみんなに言います。

桜木「お前らが何でバカなのか教えてやろうか。それはな、お前らがものを知らないということだ。教科書に載ってる知識のことじゃない。世の中の実態と仕組みを知らないってことがバカなんだ。お前ら今、世界がどういう状況かわかるか? 未曾有の危機だ。疫病。天災。それによる経済の麻痺。想像もしなかったことが次々と起きている。もしかしたら戦争だって起きるかもな。かつての常識はもう通用しない。もう何が起きたって不思議じゃないんだ。そうなった時、お前らの住んでるこの国は何が一番必要になってくるかわかるか。金だ。税金だ。国はな、お前らにはバカなままでいてほしいんだ。それが本音なんだ。何にも疑問を持たず何にも知らないまま調べないで、ただひたすら制度に従い働き続け金を払い続ける国民であって欲しいんだ。それを別の言葉で言い換えると何だ?」

勤勉?
すっかり桜木の子分になった1話の不良たち、小橋(西山潤)と岩井(西垣匠)は言います。
他の子たちは思考停止で何も答えられないので、考えて答えるこの元不良たちのほうがすごいです。

桜木「惜しい。馬車馬だ。国はお前らにはただひたすら馬車をひく馬車馬であって欲しいんだ。その方が都合がいいからだ。世の中は平等で自由で差別なんて一つもない。そうすり込まれてきた。だが実際はそうじゃない。どんなに努力しても、どんなに力を振り絞っても本質を見抜く力が無ければ権力者と同じ土俵に立てねえんだ。誰かのせい国のせい時代のせい。他人をただ批難して文句を言って何が変わる。ルールをつくってる奴らはこの状況がおいしいから、こういう仕組みにしてるんだ。自分は関係無いからなんて言ってたら一生騙されて高い金を払い続けるぞ。なぜ社会はこうなってるのか誰がどんな意図でこの仕組みをつくったのか。本質を見抜き自分だけの答えを出す力をつけろ。その時はじめて馬車馬が人間になれる。そのために勉強するしかない。勉強ってのはな、この国に許された唯一の平等なんだ。バカとブスこそ東大へ行け!」

この桜木の魂のこもった長セリフをどう聞くか、それぞれ違うと思います。
阿部寛がカッコ良く演説して決めゼリフ使ってドラマ盛り上げてるなーって楽しむならそれも良し。💙

何か心にひっかかるものがあって世の中の本質を知ろうと調べていく人もいると思います。(一年以上も前から流行っていると言われる疫病がありますね)
とっくに気づいていて心に響く人も。⭐✨

また感想を書きたいと思います🙂


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