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世の中の1割は、常に自分の味方。その1割と仲良くすればいい。
1:8:1の法則
どこかで聞いた言葉に、こんなものがある。
世の中の1割は、なにをしても味方でいてくれる。
世の中の8割は、あなたがすることによって態度を変える。そのひとにとっていいことをすればいいと言い、悪いことをすれば悪いという。
世の中の1割は、常にあなたを批判する。
これはSNSかどこかで見たのだが、出典を忘れてしまった。
ただ、どこかの場所で何度も聞いた記憶がある。
これを1:8:1の法則と呼ぶことにする。
比率はときに変わることがあるが、要点は以下である。
「誰もの敵になることも、誰もの味方になることもできない」
世の中の全員から好かれようと思っても無理
以上の法則が正しいとすれば、以下のことが言える。
世の中の全員に波風を立てないように穏便に過ごそうとしても、それはたいがいの場合うまくいかないし、世の中の全員から嫌われようと思ってもそれはできない。
だから、好きになってほしいとか、嫌われたくないとか、そんなことをおもってもそれはうまくいかない。
なぜなら、1割は常にあなたを叩くのだから。
チャンネル登録の数やフォロワーは、多いほうがいいのか?
YouTubeのマーケティングの手法として、「チャンネル登録お願いします」と言ったほうが、そのタイミングでみんなチャンネル登録してくれるからいいといった意見がある。
YouTubeとTwitterとInstagramを例に考えていこう。
YouTuberの「チャンネル登録お願いします」には意味があるのだろうか
事実、YouTuberはよくそういうことを最後か最初に言う。
ただ、これは有名な人が言っていたことだという。
チャンネル登録お願いします、と言うのに7秒かかるとする。その言葉を言うだけで、そのYouTuberは私の人生から貴重な7秒を奪うだけでなく、そのチャンネルに登録しようという意志さえ失わせる。だから、私はいくらマーケティングの手法に有効だと言っても、それをしない。リスナーさんの7秒をうばいたくないからだ。そもそも、いいチャンネルがあったら、そんなことを言われなくても勝手に登録していることだろう。
またどこで聞いたか忘れた言葉だが、真実のように思う。ちょっとひねくれているかもしれないが、私はこういった販促が嫌いである。
そもそも優れたチャンネルなら勝手に指が動くもの
意味はあるのだろうが、そもそもそんなことで得られたフォロワーの質がいいとはいえない。
自発的に登録してもらったほうが、将来的に質の高いチャンネルを運営できると私は思っている。
少なくとも私は、そのことばの有無でチャンネル登録するかどうかを決めないし、そもそも、優れたチャンネルなら勝手に指が動いている。
Twitterやインスタのフォロワーをやみくもに増やすのは、いいことだろうか
実際、数だけ増やしたければ、フォロワーを買えばいい。
あるいは、やみくもにフォローして、フォローバックを待てばいい。
あるいは、相互フォローを無条件で行えばいい。
ただ、それでSNSがうまくいくかといえば、そうもいかない。
そうやって増えたフォロワーの質はすごく悪いからだ。
SNSでの1:8:1の法則
SNSでも、先ほどの1:8:1の法則はある程度は当てはまる。しかし限界がある。
じゃあ、たとえば、フォロワーが100人いたら10人の熱烈なファンができるとしよう。そうすると、フォロワーが10万人なら1万人の熱烈なファンができる計算になる。
じゃあ、フォロワーが増えたほうがファンも多いでしょ、いいことじゃん、となるかもしれないが、そうはならない。
SNSで本当に親しくなれる人間の数には限りがあるから、純粋に1:8:1の法則があてはまるとは限らない
なぜなら、あなたがその1万人と直接深く仲良くなる機会は限りなく少ないからだ。
たとえば、「ちゃんとハンネが言えるフォロワーが何人いるか」と考えてみたらいい。
「ラーメン好きのカピバラ」「ユーザーネームは @ramen_suki_sandesu222」「アイコンは二郎系ラーメンのもやしが多い画像」などとリストアップしてみたらいい。
フォロワーが10万人のひとが、1万人ぶんそれを言えるとは到底思えない。
SNSでは、1:8:1の法則が純粋に当てはまるわけではない。
しょうみ、友人といえる立場なのは1000人もいない。仮に1000人だとすると、その上限を超えることはない。
もっと少ないというひとはいくらでもいても、1000人を超えることはまずないだろう。
あなたはSNSや現実で知り合ったひとのうち、何人(なんにん)に年賀状を出す?
たとえば、計算を簡略なものにするために、年賀状が1枚100円だとしよう。
それを100人に出したら、それだけで1万円になる。
そして、年賀状を交換するということは、住所と名前をさらすということだ。リスクがある。
フォロワーが10万人だとして、1:8:1の法則を適用したとして、じゃあ1万人に出しますとはならないだろう。
しょうみ数十人、多くても数百人だと思う。
現実世界のひとが多数を占めるだろうから、それを合わせたとしても、500人になることはないだろう。
数千円と言う額はまあまあするが、社交辞令のようなものとしてしかたないと割り切る人もいるし、最近はそもそも年賀状を出さなかったり、相手を選んだりすることも多い。
廃れていく文化だとしても、考えてみると面白い。
とくにSNSで、住所を交換してまで出したいひとというのは、私の場合はせいぜい5人いるかいないかだ。
フォロワーは増えれば増えるほど、いいというわけではない
Twitterでは、よくこんなことがいわれる。
SNSのフォロワーは、支持者や賛同者ではなく、自分に向けられた銃口の数
実際、フォロワーというのは、仲良くなりたいから、といった理由で増えるだけではない。
悪い意味で、こいつおもろそうやなと思ったら、気になるからフォローしてみようという野次馬だっている。
いつあなたから揚げ足取りができるかを見計らっているひとだっている。
自分の周りにいる1割を大事にしよう
SNSとリアルの世界を合わせても、味方になってくれるひとは必ずいる。
それが1:8:1の法則により1割なのか、それ以上なのか、それ以下なのかはいろいろな要因によって変わってくる。
ただ、仲良くしてくれるひとというのは、ありがたいものだ。
その友情が数年続いて、困ったときにそのひとの顔が出てくれば優秀なものだ。
そういうひとを大事にしよう。
やみくもにその数を増やそうとはせず、目の前にいるあなたの大事な友人を大事にしてほしい。
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