家事をやってない、ふり

我が家には、変な慣習がある。
いくつか例をご紹介しよう。

「あ！あいちゃん洗濯物やってくれたの？」
「ん？知らへんで。」
「えっ、でも洗濯物キレイに畳まれてるよ」　
「あー、あれね、あれ、さっき100人の盗賊がやってきて勝手に皆でやってた。」
「笑笑」

茶番①

（お、食器洗われてるやん、、、！）
「洗い物ありがっとん。」
「えー、ぼく知らなーい」
「何を言う。今ウチには君しかいないだろう。犯人は君だ。」
「ううん、洗ってないの。ぼくちょっと水遊びしてただけなの。」
「笑笑」

ある日の茶番②

「ごはんが！できてる！！あいちゃん！！」
「えっ！！うそ！！」
「ほんと！！え！ありがとう！！」
「え！アタシ知らない！！」
「知らないの？！」
「存じ上げない！オソロシイネ！！」
「まじ？コワイネ！」
「コワイコワイ！！」
「笑笑」

ある日の茶番③

一体何をやっているんだという感じだが、
つまり、
①片方が何らかの家事をする。
②もう片方がそれに気づいて声をかける。
③それに対して、家事した者は必ずボケる。
④ごく小規模な笑いが起こる。
という流れが定着しているのである。

我が家では家事を一切分担していないため、
その日の各家事を誰がやるか、
その日が終わるまで誰にもわからない。
なんか格好いい響き。

家事を分担しないと、どちらかに負担が偏るとよく言われるが、我が家は世にも珍しい家事を取り合う同棲カップルだ。

もちろん互いへの思いやりや愛情、譲歩などの殊勝な気持ちが無いわけではない。

しかし、我々はそんなことより、ただただ、家事を遂行して一発ボケる側に回り、この茶番の主導権を握りたいだけである。

「やってあげた(●´ω｀●)」というよりは、
「してやったり(￣ー￣)ﾆﾔﾘ」というイメージ

みなさん参考になったかしら。
なりませんね。

いいんだよノロけてるだけなんだから。

あ、せっかくなので、彼氏へ。
これからも家事を奪い合おうな！
ホッホー🦉