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学習を最高のエンタメに!地元でIT企業を立ち上げた現役エンジニア社長の原点とは

こんにちは!learningBOX広報PRの佐藤です。
私たちは「世界の誰もが、いつでも、どこでも、自由に学べる未来を創る」というパーパスを掲げ、学習管理システム「learningBOX」を開発している兵庫県たつの市のIT企業です。

今回は当社代表の西村のインタビューをご紹介します!実は、西村は代表でありながら現在も第一線でシステム開発に携わるエンジニアです。2001年に慶應義塾大学理工学部に入学後、 大学院までソフトウェア工学の研究に従事。EdTechのシステム開発では16年半程のキャリアがあります(詳しい経歴はこちら)。
ぜひ、「EdTechのシステムといえばlearningBOX、learningBOXといえば現役エンジニア社長 西村」と覚えてください(笑)。

※EdTech…「Education(教育)」と「Technology(科学技術)」を組み合わせた造語。

実は、learningBOXという社名になる前の「株式会社龍野情報システム」だった頃に社長インタビューをWantedlyで記事にしていましたが、「learningBOX株式会社」となってからはまだ実施していなかったので、この度2年半ぶりに再インタビューすることにしました🎉

今回のインタビューでは、地元に戻りIT企業を立ち上げた想いとその原点について、そして、これから叶えたいことについて聞きました!現役エンジニア社長ならではの視点が面白い内容になっているので、ぜひ最後までお読みいただけたら嬉しいです✨


起業の原点 子どもの頃に感じた教育の地方格差

ー まず、現役エンジニア社長の原点、子ども時代について教えてください

私は1982年に兵庫県龍野市(現たつの市)で生まれ、小学校や中学校の頃はパソコンばかり触っていてあまり勉強はせずに過ごし、地元の高校に入学しました。高校ではそれなりに勉強し、関東の大学に入学するために2001年に上京。そこで初めて、世の中には様々な学校や学問があり、学ぶべきことがいくらでもあることを知りました。
その一方で、2024年現在においても、地方にいながらにして学ぶことができることは限られているように思います。

父親のパソコンを触って楽しんでいた西村の子ども時代

ー 例えば、どんなときに教育の地方格差を感じましたか?

大規模書店がない、大規模な図書館がない、美術館などがないなどは違いとしてあると思います。知識とか情報という意味では、インターネットが普及した今では格差は小さくなっていると思いますが、特色を持った塾や学校に地方から通うことは難しいです。

例えば、現在、息子が中学受験を考えているのですが、1校ぐらいしか受験候補がありません。都会であれば、難易度の違いだけでなく、様々な特色を持った学校から選ぶことができます。塾についても、例えばプログラミングの塾に通いたいと思っても選択肢が1つもなかったりします。受験対策の大手の予備校も地方にはあまりなく、私自身も予備校に通わずに大学受験しました。

新型コロナウイルスの感染拡大によってオンラインで学べる機会は増えましたが、オンラインで選べるものは限りがありますし、行動圏内に豊富な選択肢がある都会と比べて、地方では経験の幅が限られていると感じます

ー learningBOX(旧:龍野情報システム)を立ち上げた際の想いについても教えてください

私もそうでしたが、都内の高校・大学を卒業すると地元にIT企業がないことを理由に、東京で就職して地元に戻ってこない人が多いんですよね。それって寂しいことだなと思っていました。

私は東日本大震災をきっかけに地元に戻りましたが、当時法人化した頃(11年前)、兵庫県たつの市にIT関係の企業はなかったのです。「ITはどこでもできると言われているのに、なぜこの地域にはIT企業がないのだろう?」と。だからこそ、地方からでも東京や日本全国、世界にも展開できるIT企業を作りたい、そんな気持ちもありました。

インターネットが普及し、パソコンやスマートフォン、タブレット端末などにより、いつでもどこでも世界と繋がれるようになった今、いつでもどこでも学びたいことを学べる世界を実現したい。そのためにEdTechの開発者となり、今もその未来の実現のために奮闘しています。

想いを熱く語る西村代表

IT企業の代表取締役でありながら今もエンジニアを続けている理由とは?

ー 私の知る限り、EdTech界隈で現役エンジニア社長の企業はあまり目にしたことがありません。代表はなぜ今もエンジニアとして第一線に立っているのでしょうか?

実のところ、私が新機能の開発に携わるということはほぼなくなっています。弊社には優秀なエンジニアが多数集まってきており、私は新規開発の場からは少し遠ざかってしまいました。
その一方で、性能面のボトルネックの解消、外部システムとの連携、新技術の調査などは今でも継続して行っています。実はChatGPT連携のAIクイズ作成ツール「 AIでかんたんクイズ生成」 に関しては私が開発していますし、社内ツールなどでも私が開発を担当しているものがあります。

会社としては、営業やマーケティングなどエンジニアリング以外にも力を入れるべき分野はあるのですが、それらの分野を得意としている仲間が社内にいるので、私はこれからもずっとエンジニアとしてlearningBOXに携わっていきたいですね。

ー 代表が考える「EdTech開発の魅力」について、教えてください。

2022年11月30日にChatGPTが公開されました。その後、GPT-4が公開され、各社から様々な大規模言語モデルがリリースされ、今もAIブームは続いています。言語AIを使うと、それなしでは不可能だと考えられていたようなアプリケーションを簡単に作れます。 先程の「AIでかんたんクイズ生成」もそうですし、学習管理システム「learningBOX」内のAIアシスト機能も開発しました。

▼「AIアシスト」新機能

  • 素材を指定するだけでクイズ・問題が作れる「クイズ自動生成」

  • 論述解答の採点補助機能として活用できる「レポート分析」

  • 動画やPDFを指定するだけで、学習設計に基づいて学習コースを作れる「コースの自動生成」

このように、AIを使って実際に役立つプロダクトを開発できるという意味で、今のEdTechの開発は楽しいことがいっぱいあります!まだ開発中なのでお話できないですが、AIを使った機能は今後も続々とリリース予定です。

learningBOXは学習管理システムとしては後発でまだまだ知名度は高くないですが、利用者は徐々に増えてきており、多くの人に使ってもらえているシステムを開発しているというのは、エンジニアとしては開発の意義を感じられます。
世界的に圧倒的に強い学習管理システムはまだ存在せず、我々はそのポジションを目指しています。そうなれば、億のユーザを抱えるシステムになります。多くのユーザを抱える大規模システムの開発は難易度が高く大変なことですが、だからこそ面白い開発です!

開発中はものすごい集中力の西村代表

現役エンジニア社長から見た現在の教育DXの課題とは

ー現在の教育に関して、感じていることはありますか?

GIGAスクール構想において小中学生に端末が配布され、学校におけるインターネット環境も概ね整備されました。ハード面での整備は進みましたが、授業のやり方は30年前とあまり変わっていないようです。個人に合わせた教育や、IT技術が発達した世の中に適合した教育が提供されていないように思います。教科書の電子化なども進んでいるようですが、紙の教科書を電子書籍に置き換える以上のことはあまりできておらず、教育DXが進んでいるとは言いづらいでしょう。

学校現場に限ったことではないですが、多くの組織においてITを活用できる人材が不足しています。対処法として、情報の教科などを通してITを利活用できる人材を増やしていくべきですが、それを教えられる教員の不足も課題であるため、外部人材の活用が必要だと感じています。

learningBOXが叶えたいこと

ー最後に、learningBOXで実現したいことを教えてください!

教育を楽しいものにしたいですね。学校教育も、企業研修も、自己啓発の資格取得においても、楽しみながら学習できる部分は限られています。
人は、テレビ、ソーシャルゲーム、インターネット上のコンテンツや動画を、人から言われて嫌々見ているのではなく、自ら楽しんで見ていますよね。learningBOXでの教育も、それらのエンターテイメントコンテンツと同じぐらい魅力的で楽しいものにしたいです。

私は、教育(学習)は、本来、最高のエンターテイメントと捉えています。だからこそ、教育を楽しいものにできるプラットフォームを作りたい。そのためには、ゲーミフィケーションが必要で、快適なUI/UXの実現も欠かせない。その実現に向けて、これからも代表取締役でありながらエンジニアとして、日々開発に取り組んでいこうと思います!

本社兵庫県たつの市の本社前にて!

さいごに

今回は当社の現役エンジニア社長の西村のインタビューをご紹介しましたが、いかがでしたか?実は、西村は凄腕のエンジニアであるだけでなく、エンジニア採用にも強いのです!2万人以上のフォロワーがいる西村のエンジニア向けXアカウントからの流入でエンジニア採用に至るケースも多々あります。地方でもエンジニア採用が継続的にできているのは、西村が現役エンジニア社長だからこそかもしれません。

ちなみに、learningBOX代表取締役としてのアカウントはこちら

learningBOXでは、現在もエンジニアの募集をしております!一緒にEdTechの力で「世界の誰もが、いつでも、どこでも、自由に学べる未来」を創りませんか?

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