電気自動車に関して
すごい勢いで自動車の技術が進化していることもあり、自動車の未来の技術について学んでいきたいと思います。
前回は、自動車業界の技術革新を意味する造語「CASE(ケース)」のうち、前回は、
シェアリング(Sharing)について調査しました。
今回は、CASEの「E」:Electric Vehicle(電気自動車)について説明いたします。
電気自動車とは
電気自動車(EV:Electric Vehcle)は、自動車に搭載したバッテリーから電動モーターに電流を流し、モーターが回転する力で走行する自動車です。
電気自動車と言われると「テスラ」のように完全に電気で動く自動車を想像してしましますが、ガソリンと電気で動く「プリウス」のような車もEVです。
「ガソリン車」に対して、「電気自動車(EV)」という言葉になります。
EVの種類としては、
HEV (Hybrid Electric Vehicle)
ガソリンで動くエンジンと電気で動くモータ、2つの動力を備えている自動車(ハイブリッド車)です。ガソリンで走ることがメインで、エンジンが発電したエネルギーを利用するため外部電力が不要となります。
PHEV(Plug in Hybrid Electric Vehicle)
ハイブリッド車ではありますが、電力で走る距離が長い車で、外部電源から充電できるのが特徴です。コンセントをさして充電できるので「プラグインハイブリッド」と名付けられました。
BEV(Battery Electric Vehicle)
ガソリンを使わず電気のみを使って走る車で、エンジンがないのが特徴です。バッテリに充電した電力でモータを動かして走行します。
他にも、水素で走る車は、FCEV(Fuel Cell Electric Vehicle) 燃料電池自動車と呼ばれます。
いずれにしても、ガソリン車から、環境にやさしく、燃費が良くなるため、電気を使うという流れです。
普及の状況
ものすごい勢いで、EVが広まっている印象はありますが、日本では、まだ、「充電ステーション」が十分に普及していないこともあり、充電が可能なPHEVやBEVの普及はまだまだです。
一方で、北欧ノルウェーは、79.3%とEVが普及している国もあり、この流れは進んでいくと思われます。
電気自動車の普及には、1.航続距離、2.価格、3.選択肢、4.充電インフラと言われており、車の性能、価格、選択肢は、確実に上がっていますので、あとは、充電インフラが整うかがキーとなります。
電池技術が重要、組立は簡単
電気自動車になったときに「テスラ」や「BEV」が強力になり、日本の自動車メーカーをおびやかす存在になっている背景には、エンジン車に比べて、電気自動車は組立が簡単であるということがあげられます。
そうなったときに、電池技術を持っている企業が強くなり、自動車業界に参入してきています。
また、アップルカーのうわさや、ソニーが車を発表したり、エンジンが無いと、様々な企業が参入できる状況になりました。
走る発電所になる
電気自動車について説明いたしました。
ガソリン車のエンジンの時代から、電池の電気で動くモータの時代へ変わっていくのを感じたと思います。
電気自動車に関しては、自動車産業の産業構造の変化も大きいですが、ガソリンを使わなくなり、電気を使用するのも大きな流れです。
車の将来の使い方として「走る蓄電池」が考えられますが、走行することで、発電し蓄え、電気を売る「走る発電所」となる未来も考えられます。
車まで電気になってしまうと「すべてのものが電気に依存する」ことになります。この状況で、電気代が上がってしまうと、オール電化にしたら家庭の電気代が高くなってしまうような状況になるため、電気依存を下げて、水素で走り、発電し、電気を売る未来もあるのではないかと思います。
いずれにしても、変化が激しく、どんどん便利になる、車の未来に期待しましょう!!
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