泉灘建志

西日本の、とある都市に住んでいます。 知的な障害を抱いている人へ支援をしている、とある…

泉灘建志

西日本の、とある都市に住んでいます。 知的な障害を抱いている人へ支援をしている、とある作業所の生活支援員。 毎日ドタバタなほんの一瞬な、忘れてしまうような出来事を忘れないように言葉として記していきます。 ※団体名、個人名は全て仮名です。

最近の記事

世間は祝日

私が勤務する生活介護事業所は、本来祝日はお休みなのですが、今年は収入面で厳しくなるので開所日となりました。 利用者さんも本当ならお休みなのにお仕事?という感じでどこかフワフワしていました。 お休みが一日減ってゲンナリしていますが、今日はいつもより早く帰る時間に設定しているので、少しは楽です。 日中支援より帰りの送迎が楽でした。 来る利用者さんも少なかったのもあるので、いつものコースも早い。 また市内も、県外へ行っているのか渋滞が少なくていつもよりもスイスイ〜。 祝日開

    • 介護の3K

      福祉の業界に転職をするにあたって、以前から耳にしていた言葉があります。 介護の3K ・キツイ ・汚い ・危険 キツイ(体力勝負?まぁそこそこ丈夫だしなぁ) 汚い(排泄でしょ?素手ではやらないでしょ?) 危険(なんの?) 介護の分野でも、泉灘がいるのは障害福祉です。 その他の高齢者や病院関係の介護は知らないので、普段、知的障害を持っている方と接していると、 障害福祉の3Kは、 ・危険! ・危険!! ・危険!!! そう泉灘は感じています。 危険!(触っちゃいけ

      • 連休明け

        2024年のゴールデンウィーク、まずは3連休。 利用者のみなさんは、それぞれ満喫できたようで、連休中にあったことを話したいから、よく話してきます。 ヨウちゃんはお店でバッタリ事業所の理事長と出会ったみたいです。 お母さん曰く「素っ気なく、また明日!と言ってました」とヨウちゃんらしいエピソードでした。 (理事長とは約20年の付き合いになるので、若干苦手らしいのですが、お話しするとちょっと嬉しいそうな顔をしているヨウちゃんです。) お休み明けは、そうした賑やかさとは別に"あ

        • ゴールデンウィーク

          世間では連休に入っている方々が多いと思います。 私が勤める生活介事業所は本来は土日祝日、お盆、年末年始がお休みなのですが、報酬改定の影響を受けて、生活介護の基本報酬の引き下げがあります。 約900万円の赤字だそうです。 この状況が続けば、訪問介護事業所のようはな事情継続が難しくなるそうです。 とりあえず収入確保のために土曜日や祝日に開所を行います。 楽しみだったゴールデンウィークも一気にテンシンダダ下がりです。 経営を考えるとそうせざるのは仕方ないのですが、 仕事量と

        世間は祝日

          爪切り

          私が勤務する生活介護事業所には、知的な障害を持った方が通われています。 "こうしたい、あれをしたい"はあっても、それを自分から動いてすることをしない、難しい方がいます。 単に苦手、とかではなく、まわりが先に言ったりしてしまうので、その人も"やってもらって当然"とまではいかないまでも、そうしたまわりの配慮で、自分から動き出す事を減らしている事もあります。 昨日の水分補給のように、自分で、または自分から水筒を飲む、ということをしない方がいます。 爪切りもそうで、 「お母

          暑くなってきました。

          桜の時期も終わり、そろそろ気を付けなくてはいけなくなる事柄が出てきました。 それは、【水分補給】です。 普通ノドが乾いたら"お水まで飲みたい"と思うのではないでしょうか? そんな時みなさんはどうしますか? 買い物をする。 水筒を持ってくる。 水道を使う。 そして飲む。 そんな行動を取るのが大体だと思います。 利用者さんはご家族であったり、グループホームのスタッフさんから水筒を用意されたり、事業所前にある自販機で買ったりしています。 利用者さんは休憩時間に飲んだ

          暑くなってきました。

          なんでだよぉッッ!!

          私が勤務する生活介護事業所。 その中の作業グループ"かのかの"は、食品製造をしています。 私がかのかのに異動してから、元から古かった機械にガタがきて、修理をして直ったと思ったら半年後にはまた止まり… 事業所からは[予算がもう出せない]と言われて、どうやって作業を再開していくか、別の方法を事案しつつ、機械を分からないなりに分解して清掃したり、メンテナンスをしたりしました。 (泉灘は機械音痴の不器用、図画工作美術の成績は平均より下です…) そんなこんながありつつも、なんとか

          なんでだよぉッッ!!

          家族とのやりとり

          私が勤務する生活介護事業所には、知的な障害を持っている方が通っています。 ほとんどの方は、親、兄弟姉妹、親族の方が保護者という立場でいます。 親族の方の場合だと、利用者さんと一緒に住む、ではなくグループホームを探して住んでもらっています。 家族であったり、グループホームとのやりとりではノートを通してしています。 (noteではなく紙です。) 利用者さんは今日どんなことをしたか、どんな行動があったか、どんな関わりがあったか等を書いています。 (職員によってはサラッと書く

          家族とのやりとり

          あはははっ〜! -生活編-

          私が勤務する生活介護事業所では、月に一回、行事があります。 内容は主に歌(演奏会)であったり、ボランティアさんの講演であったり、職員が企画したものだったりがあります。 利用者さんは歌(演奏会)が好きなので、 「今日は?お歌?」 内容が気になっているみたいです。 (歌だと、音であったり、声に出したり、寝そべったりして、それぞれがリラックスして過ごせるので、それも人気のひとつかな?と思ってます。) 今回は職員の出し物です。 泉灘はこうしたものは、正直やりたくないので、

          あはははっ〜! -生活編-

          ケース記録 書くこと

          以前、ケース記録について記事にしました。 泉灘の場合、"こういう視点で書く"というのは、一番最初の所内研修で教えられましたが、それだけで記録できるほど理解力はないので、先輩職員の今までのを読み漁って、見様見真似で書きました。 (今でも、これで合ってるのかなぁ?と自分の書き方に疑問を持ってます。) 記録する時、どんな事を書いているのかというと、 ・見た、聞いたままの事実を書く。 ・利用者本人が行動した、また考えて言葉にした、本人視点で書く。 ・個別支援計画の目標につなぐ支

          ケース記録 書くこと

          休日

          私が勤務する生活介護事業所は、平日月曜〜金曜が開所日となっています。 基本、土日祝日はお休みです。 どんな仕事もですが、やはり日頃の疲れからか休日は寝続けてしまいます。 利用者のみなさんは、家でゆっくりしたり、家族やヘルパーさんとお出掛けしたりして、休みの日を満喫しているみたいです。 一人で出掛ける、という方は泉灘が把握している限りいません。 それはそれで窮屈にも感じますが、本人が楽しく過ごしているのであれば、それも良い休日なのかな、と思います。 ゴールデンウィー

          給食

          生活介護事業所では、日中の短い時間での作業時間ですが、お昼休憩があります。 他の生活介護事業所では、お昼ご飯のことをどう言っているのか分かりませんが、うちでは"給食"と言っています。 自前の食堂、調理場を持っていて、企業様と提携して、作り立てを提供しています。 そんな給食だけでも、利用者さんの色んな面が見られます。 例えば、 「ダイエットしてるんです〜」と言いながら、食べずにすぐに片付けたり、 野菜類は一切食べなかったり、 フルーツが好きで他の利用者さんへ手を伸ばした

          みてるよ〜、みつけるよ〜。

          私が勤務する生活介護事業所、その中の作業グループ"かのかの"での一幕。 昨日と今日は、本業の食品製造をしました。 職員の応援で、"やわらぎ"から永奥さんが来てくれました。 永奥さんとはやわらぎに所属していた時の上司兼相方。 利用者さんの行動を的確に見ています。そして声掛けをします。 (泉灘はぽんわりと見ていて、危険ではなければ見守りしています。) 食品包装が終わり、長めの休憩に入っていた時。 休憩室には、ヨウちゃん、シューさん、リアちゃん、ケイイチさん、永奥さん。

          みてるよ〜、みつけるよ〜。

          工賃

          昨日は私が勤務している生活介護事業所の、毎月イベント『お給料』についてを綴りました。 今日は、そんな障害福祉に関する『工賃』について、泉灘が知っている事を記していきます。 就労継続支援A型事業所 就労継続支援B型事業所 どちらも福祉的就労(障害により就労が難しい方が、福祉政策のもとで就労の場を提供して働くこと)が出来る施設です。 ※障害者総合支援法に基づく就労系障害福祉サービスです。 (難しい言葉ばかりで、頭がパンクしそうです…。) 生活介護も支援法に基づく障害福祉サ

          お給料

          私が勤務する生活介護事業所では、月に1回の、利用者のみなさんが大好きな『給料日』があります。 生活介護なので、本来であれば[工賃]が正しいのですが、みなさんは『給料だ〜♪』と喜んでいます。 事業所内では、いくつかの作業グループがあり、それぞれが仕事をしています。 そのグループが稼いだから、そのグループの利用者さんだけに、ではなく、 『みんなが頑張ったから、みんなの給料』 という方針なので、等しく分けて、それでも稼いだグループには手当が出ます。 残念なことに、私が担当

          毎日なにかひとつだけ。

          "今のままがいいなぁ"と思ったりします。 "でも、もっと何かしたいなぁ。仕事だけじゃなく、生きていく上で。" "どんなことをやろうかなぁ"    そんなことを思いながらも、平日の睡眠不足を解消するために、惰眠を貪ってます。 (もしくは通院です。) なにか1日1つ、新しいことを取り入れてみる、今までの視点ではなくちょっとズラして見てみる、新しくとりあえずやってみる等々。 少しの心の波が立っているなら、なにかやっちゃいましょう。 失敗なんていつもやる。 ミスだってよくある

          毎日なにかひとつだけ。