洗濯

私が勤務する生活介護事業所。その中で担当している作業グループ"かのかの"は、今日は午前の仕事が終わると次は作業着の洗濯てす。

洗濯機に入れると、お昼ご飯を食べに食堂へ。

泉灘はキンゴさんと一緒に洗濯機のある部屋での食事です。

食べている時に洗濯が終わり、利用者さんが戻ってくるのを待っていると、ヨウちゃんがやわらぎのエプロンの入ったカゴを手にしていました。

-なんでやわらぎのエプロン持ってきてるの?
「頼まれた!洗濯します!」

ヨウちゃんはかのかのが出来る前はやわらぎに所属していました。
そこでは、エプロンの洗濯係をしていたので、久しぶりに出来る事で嬉しかったのでしょう。

洗濯機に入れた後、

「エプロン洗濯30分」
-50分後だね。
「んん?50分?」
-そう、50分後に洗濯終わるよ。

空になったカゴを持ってやわらぎに戻って行きましたが、10分後。

「洗濯まだ?」
-ん〜とね、まだ洗濯は終わってないですよ?2時20分に取りに来てください。
「2時20分?分かったよ」

少しして、

「洗濯出来た?」 

さっき同じことあったなぁと思いつつ、いつ洗濯が終わるのかを伝えると、

「分かったよ」

思いが逸ってるヨウちゃんです。

その後、時間になっても来なかったので泉灘が呼びに行きました。

-やわらぎのみんな〜、洗濯できたよ〜。

その言葉を聞くと一番に反応して動き出したのはヨウちゃん。

「洗濯できた?ほら行くよ!」

やわらぎの利用者さんを誘って洗濯機のある部屋に行っていました。

洗濯機からエプロンを取り出してやわらぎに持っていって一緒に干していました。

ヨウちゃんがやってきたこと、出来ること。

それが張り切ってやれる力の元になるのでしょうね。

それはそれとして、かのかのの作業着は洗濯後カゴに入れっぱなしになっていたので、

-かのかののみんな、作業着干すの忘れてるよ〜!

やわらぎの利用者さんとワイワイやっていてすっかり忘れていたかのかののみんな。
ヨウちゃんも忘れていました。

つながりはなかなか持てないですね〜。

同じことなのですが、ヨウちゃんにとっては同じことではない。
面白い見方、考え方です。

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