ん?もしや?
生活介護事業所に勤務していますが、知的な障害を持っている方を"支援する"業務ではありますが、"助けている"という感覚は私はありません。
人を助ける、支える。
なかなか実感としては持てません。
今日はお休みですが、そんな瞬間がありました。
泉灘は訳あって現在は徒歩移動を主としています。
いつも通りに呑気に歩いていると、道の真ん中で膝をついている方がいました。
近くを通る時にチラッと様子を見ると、カバンからスマホや小物が落ちていたので、それを拾っているのかと思い、そのまま素通りしました。
しかし…なにか気になる……
少し離れた所で様子を窺うと、膝を地面に着けたまま這っていたので、物を拾っているんじゃない!と気付き、慌てて駆け寄りました。
-大丈夫ですか?
「ちょっと転んじゃって、力が入らなくて…すみませんが立たせてくれますか?」
-大丈夫ですよ。気付かなくて申し訳ないです。
「いえいえ、ありがとうございます」
その方はなんとか立てて、再度お礼を述べられて歩いて行きました。
もしあのままだったら、誰かが助けていたのかも知れません。
でも、あのまま去っていたら私自身ずっと心にやらなかった事が残っていたのかもしれません。
動いて良かったです。
"もしかすると?"
支援とは別物だとは思いますが、やらないよりやった方が後悔は少ないのかな?
そんな事を考えた日曜でした。
(歩けて良かったと安心する一方で、家まで帰れたのか不安にもなります…。最後まで心配れる優しい人でありたいのは欲深いでしょうか?)
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